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さどごはん 届きました❣️

佐渡から帰ってきたのがちょうど一週間前の今日、月曜日でした。
早いものです。

佐渡で知らない人はいないフレンチのディオニソスさんで食事をしていた時、店のマダムの小学生の息子さんも同席して色々お話ししました。
お父さんがフランス人ですが物怖じせず、日本語も普通に話せてなかなか面白いお子さんでした。

その子が「誕生日に買って貰ったんだ」と自慢げに見せてくれたのがこの一冊。
『さどごはん』です。

発行は佐渡市

編集は 
佐渡市伝統料理レシピ集検討懇談会
佐渡市健康推進協議会
佐渡市地産地消推進会議となっていますね。
〜昔の良さを今へ〜というサブタイトルがついてあるだけあって四季折々の郷土の味が満載のレシピ集でした。

これは良い❣️と思いどこで売っているか聞いたところ、
ドヤ顔で「これはね、普通の本屋に売っているわけじゃぁないんだよ😌
と役所で売っている事を教えてくれました。
生憎シルバーウィーク中で役所は閉まっていた事から、私は帰宅した次の日に佐渡市役所に連絡をして送ってもらう事に。

帰宅した後に大手のホテルや旅館で置いてある事がわかり、その旅館の横を何度も通っていたのですが、まぁ息子さんの情報通りに手順を踏んで良かったって事で😉

火曜日に役所に連絡して届いたのが一週間後の今日。
首を長くして待っていました。

ほぼA4サイズ 210ページ
佐渡市のHPより

他にも188レシピ❣️

佐渡市HPより

まず最初の一品は堂々の『煮しめ』でした。
祖母が健在な頃はいつも作っていてくれたもので懐かしく。

よく島外の人に驚かれるのですが、『焼魚』を煮しめるのです。
此方の『さどごはん』には 焼きスケトウを使う、と書いてありましたが祖母は金目が多かったような。その地域や家庭に依ってもちろん様々ですよね。やっぱり焼魚を煮しめるのは祖母だけじゃなかったんですね、よかった(笑)今までさんざん色んな人に驚かれたので😅

そしてこのレシピ本の面白いところは地域によって材料が違う為
春日町の出汁はトビウオ、椿町はトビウオと昆布、等地域によっての違いが書かれていて。それを読むだけでも面白いです。

入れる具材が様々なレシピを見ていると
『ここは多分豊かな土地だから豪華な具材なんだろうな』
『ここは山の中だから栗を入れたりするんだろうな』
『ここは痩せた土地だから祝い飯でも本当にシンプルなんだろうな』

等等地図を見ながら想像するのも楽しく。

私の大好きなトビウオのすり身を使ったレシピも載っていました。

台湾マダム宅でのお茶会にも持参してスープを作ったら大好評だった逸品

紹介したいお料理はまだまだたくさんがありますが、また作ってみた時にでも😉

「夏」のページをパラパラめくっていたら茄子を使ったレシピの多いこと多い事。

結婚してから家人を連れて夏に祖父母の家で過ごした際、これでもかと連日…いえいえ毎食茄子が出てきて帰宅後、家人が

茄子は当分…いい😮‍💨

と言っていたことも今では良い思い出ですね。

巻末に出汁のとり方の説明が書いてありましたが、アゴダシ(トビウオ出汁)のとり方について

材料 焼きトビウオ一本

というアバウトさに個人的には非常にウケました(笑)

それにしても写真もきれいに撮られていて、珍しい食材についても島外の人にきちんとわかるように説明されていて、独特の行事についても触れられていて、こういった自治体の取り組みって素晴らしいな、と感動した一冊でした。

ちなみにお値段は1800円。送料は144円。本と一緒に郵貯の振り込み用紙が同封されてきます。
ご興味のある方は是非に😉

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