いい人は受け取り下手。「ありがとう」を口癖にしよう
つい、口をついて出る「すみません」「ごめんなさい」
口癖になっているなら要注意です。
例えば、
・相手が物を拾ってくれた時に「ごめんなさい」と言って受け取る
・場所をゆずってくれたときに「すみません」と言って受け取る
・これ、やっといたよ!と言われたら「ごめんね」と受け取る
立場を下げる
「すみません」「ごめんなさい」は謝罪の言葉です。
自分の罪や過ちを詫びる言葉であり、それ以外はむしろ容易く使ってはいけないです。
なぜか?
悪いことや過ちをしていないのに使ってしまうと、無意識に相手より立場が下という位置関係ができてしまいます。
特にいい人は、相手を不快にさせないように、自ら進んで立場を下にしがちです。
相手が「そんなことないよ」と言ってくれるうちはまだしも、それがエスカレートすると『こいつは何でも従う』と無意識に思われ、見下されたり軽んじられてしまう…
しかしそれは、最初に自分から進んで立場を下にしてしまったから。
恋愛においてもそうです。
そうやって彼が好意でやってくれたことに対して「ごめんね」と受け取り、立場を下にすることを続けていけば、次第に彼は無意識にあなたを軽んじるようになり、大切にされなくなります。
これもやっぱり、自分から進んで立場を下にしているから。
謙虚ではなく罪悪感
相手より立場を下にすることが謙虚さではありません。
むしろその本心は、相手の厚意に対し『自分なんかが…』という深層心理が働いています。
素直に受け取ることへの無意識の罪悪感です。
それは過去に、
・ずうずうしいと言われた
・陰口をたたかれた
・嫌な顔をされた などの原因があります。
赤ちゃんのうちはみんな受け取り上手です。
与えられるのが当たり前だから、当たり前に受け取ります。
しかし、成長するにつれ、どこか一度でも拒否された経験が無意識に心の傷となって、罪悪感ゆえの謝罪の言葉になっていきます。
ありがとうと言おう
相手からの厚意に対して「ごめんなさい」との返しは、相手側からしたら嬉しくないです。
むしろ『やらないほうが良かった?』とも思われてしまいます。
だからこそ、相手からの厚意は「ありがとう」で返すようにしてください。
「ごめんなさい」と言いそうになったら、「ありがとう」に変換します。
特に、受け取るときは必ず「ありがとう」です。
そして何より、罪悪感にとらわれず、自分を大切な存在だと思ってください。
自分から進んで相手の下にならず、相手からの好意に『受け取って良い存在なんだ』と思ってください。
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