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【第1回】良い町中華と良い喫茶店がある街には良いサウナがある

どうも、グルメライター兼サウナマニアのだいちです。

サウナが大好きで日本全国300以上のサウナ施設を訪れてきた。

そんな本日巡る街は、板橋区は志村三丁目駅付近。


13時前に都営三田線の志村三丁目駅に到着。
東京は10月に入りだいぶ寒くなってきた。

町中華

志村三丁目駅から東に真っ直ぐと、ジロー’sテーブル志村三丁目店の美味しそうな食品サンプルを横目に歩くこと約5分。

細い道から段々と視界が広くなり、その視線の先には赤い看板に黄色い文字で書かれた「珍来」の文字。

珍来外観
ロゴも渋いぞ

この外観絶対美味いに決まっている。

お店はもう目の前にあるというのに十字路の交差点に焦らされる。

先に並んでいるお客さんがいるため、急いでも意味はないのだが、少しでも早く珍来に近づきたくて、駆け足で横断歩道を渡り、遂に珍来に到着。

13時を過ぎているのに行列ができているということはとんでもないお店だということは安易に想像がつく。

そして、待つこと約5分お姉さんに「カウンターでよろしければどうぞ」と中に通される。

カウンターに入り、メニューやお店を見渡すと私以外家族連れや常連さんということにハッとする。それなのに全くアウェー感を感じさせない温かい雰囲気に一気に心を許してしまった。

これは私の偏見なのだが、カウンターで餃子やレバニラをおかずにビールを飲んでいる常連さんがいる町中華にハズレはない。珍来もまさにこれ。

メニューを一通り見たけれど、実は前晩に食べたいものは決まっており、それがあることを祈ってメニューを見ていたのである。

ランチメニュー

それは日替わりランチに登場する「焼肉定食」である。焼肉定食と生姜焼き定食はランダムなのだが、今日はどうしても焼肉定食が食べたかった。

今日の私は強気である。
いつもなら焼肉定食ご飯大盛りで済ますところ、強気な私は+250円を払い、スープをラーメンに変更したのである。だって、今日は休みだから。

焼肉定食ご飯大盛り&ラーメンに変更と注文し、待つこと約5分、焼肉定食ご飯大盛りとラーメンの到着。

焼肉定食ご飯大盛り&ラーメン

その光景に圧倒され、食べる前から勝利を確定。数分前に強気の采配をした自分を褒めてあげたい。

焼肉定食の内容は、
・焼肉&マヨネーズキャベツ
・ご飯大盛り
・醤油ラーメン
・漬物
・杏仁豆腐

ラーメン

早速ラーメンのスープを一口。
鶏ガラの効いた醤油スープが全身に染み渡り、目が覚め、今自分が志村三丁目にいることにようやく気がつく。

自家製の平打ちの縮れ麺

麺は自家製の平打ちの縮れ麺で、コシがありながらも優しい食感。噛めば噛むほど小麦の風味が口の中で広がり、志村三丁目から小麦畑へ瞬間移動したような感覚に陥る。

焼肉

お次はお待ちかねの焼肉とご飯。
焼肉屋さんの焼肉定食と異なり、町中華の焼肉は、豚肉と玉ねぎを甘辛いタレと一緒に強火で煽ったものを指す。焼肉定食はこれでいいんです。
味が染み込んだ豚肉と玉ねぎを大盛りご飯にワンバウンドして一口。そしてすぐに後を追うようにご飯を頬張る。さらに、それをラーメンのスープで流し込む。
これが町中華の最強のトライアングルである。

大盛りご飯

途中焼肉にマヨネーズキャベツを乗せて食べたり、ラーメンを楽しむ時間を作ったりしながら、気がつくと完食していた。
所要時間はなんと15分。今までで1番早く感じた15分だったかもしれない。

「ごちそうさまでした、美味しかったです」と告げて、お会計を済ませる。現金払いしかできないのも悪くない。

コーヒー

お次はコーヒー。
食事の後のコーヒー、サウナ前のコーヒーと決まっている。

珍来からコーヒーの香りに誘われて歩くこと約10分、「珈琲館 次男房」に到着。

珈琲館 次男房

次男房の隣にあるリンガーハットは、14時前にも関わらず、行列ができていた。

リンガーハットの意外な行列を横目に、入店。

元気よく「いらっしゃいませ、お好きな席にどうぞ」と案内していただいた。

ランチのお客さんで賑わっていたため、カウンターの隅の1人席に座ることに。

お店で珈琲豆を焙煎しているらしく、立派な焙煎機があり、お店はコーヒーの香りで包まれている。

次男房ブレンド

こういう渋いお店に来たら、シングルオリジンではなく、お店の名前がついたブレンドを注文するのがマイルール。
ということで、次男房ブレンドを注文。

1人で喫茶店に行くのは、コーヒーを愉しむためでもあるが、のんびりと本を読む読むためである。
この日読む本は村上春樹の「ノルウェイの森」。

実は数ヶ月前から村上春樹熱が再発し、「風の歌を聴け」から丁寧に読み直しているのである。

やっぱり、直子は素敵な女性で、レイコさんは魅力的な大人の女性だなと思いながら、コーヒーを味わうこの1時間が何にも変え難い贅沢。

残り120ページくらいだったノルウェイの森(上)を読み終え、
カードかPayPayが使えたら珈琲豆買っていくのにな~と思いながらお会計を済ませお店を出る。

サウナ

お次は本日のメインディッシュのサウナへ。

外観

次男房から歩くこと約10分、「湯ーとぴあくま乃ゆ」に到着。

銭湯ラインナップ

靴を入れ、鍵を抜き受付へ。

番頭の女将さんにサウナ利用を伝え、
PayPayでお会計を済ませ、鍵を預け、タオルとサウナバンドを受け取りいざ脱衣所へ。

脱衣所に入る瞬間の高揚感が大好きだ。
マッチングアプリで初めて会う人と待ち合わせる時のようなドキドキ感がする。

脱衣所には、ベンチを囲むようにロッカーが配置され、流れるテレビを横目に洋服を脱ぎ、正方形のロッカーに洋服やら荷物やらを詰め込む。

サウナバンドとロッカーの鍵を腕につけたことを確認し、タオルと飲み物を持っていざ入浴。

青を基調とした浴室は歴史を感じながらも清潔感があり、天井が高い。
壁絵には土星のような惑星が描かれている。

ただ、あまりにもこじんまりしているので最初水風呂の有無とサウナの場所がわからなくてびっくりした。

備え付けのリンスインシャンプーとボディソープで頭と身体を洗い、湯船に数分浸かったら、お待ちかねのサウナとご対面。

サウナ室は、6人くらい入れる広さで2段。
室温は120℃を指している。
ストーブは、銭湯サウナではお馴染みのガスストーブ。
5分計の砂時計も完備。

サウナに入って驚いたのは、室温ではなく、歌謡曲やJ-popやらがat randomに大音量が流れていることである。
見た目とのギャップがすごい。

この日は運が良くサウナ利用者は私のみ。
まさにおひとり様天国なのである。

大音量で流れるBGMをいいことに、自分の歌いたい曲を歌う。これこそまさに大熱唱。

砂時計が2回転したらサウナを出る合図。
汗をシャワーで流したら水風呂へ。

水風呂は約20℃。
綺麗な水風呂は冷たすぎないためゆっくり2分くらい入れる。

ととのいスペースは、ないため脱衣所のベンチか、余った椅子を浴室内の壁に持っていき座って休憩する。

壁に描かれた土星を見ながらととのいの世界へ、、

これを3セット繰り返し、銭湯を出る。

外は小雨が降っていたが、それが全く気にならないくらい幸せな1日でした。

志村三丁目駅付近、いい街でした。

それと今日ととのいながら、幸せってなんだろう?と考えていたが、
今日のように美味しいご飯を食べて、美味しいコーヒーを飲みながら好きな本を読んで、大好きなサウナに入る。これこそまさに自分にとっての至福であると結論が出て嬉しくなった。

次はどの街にしようかな~

本日使ったお金

・焼肉定食    800円
・ラーメン変更  200円
・次男房ブレンド 500円
・サウナ     800円(タオル2枚付き)
合計 2,300円

紹介したお店

中華料理 珍来
珈琲館 次男房
湯ーとぴあくま乃ゆ

グルメアカウント情報

https://note.com/yopparaideska

Instagram情報

雑誌風にアレンジしたやつ(一応おしゃれのつもり)
https://www.instagram.com/sauna.sauna.sauna_/

表紙はこんな感じ

Instagramの表紙

グルメアカウント(実はグルメマニアに大人気)
https://www.instagram.com/yopparaideska/

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