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私を作る、6冊のノート

手で書くことが好き、と前回のノートに書いた。

書くことで思考の整理をしたり、その日一日何をしたのかを記録したり、家計簿や予定を書いたり。

午前中に書いたり夕方書いたり夜寝る前に書いたり、時間は決めずに「書こう」と思ったときに書く。時々忘れる。でも、それで良いと思っている。

私の手書きノートは、主に6冊。

スケジュール帳兼家計簿の無印スケジュール帳

スケジュール帳も家計簿も、これまで色々使ってきた。
見やすさ、書き心地、裏うつり、インクの乾き具合、開き具合、一時はMIDORIの手帳が好みだったのだが、最終的に無印のウィークリーに落ち着いた。働いていた頃も商談メモや会議内容をまとめるのにウィークリーが一番使いやすかった。

家計簿は項目の種類や統計の取り方・書き方が無数にある。アプリも使ってはみたものの、まとめ方に融通が効かない。
結局自分の理想の家計簿には出会えず、ここ数年はアプリと小さなノートを併用して「家計簿」としていた。

2022年からは、無印のマンスリーウィークリーA5サイズを手帳兼家計簿、とすることにした。

マンスリーには予定を、ウィークリーにはその日の買い物内容と金額を、右ページの方眼に週ごとの項目統計や電子マネーのお金の動きを書き出し(←市販の家計簿ではこれを理想通りに書き出すことができなかったのだ)、最終週にはその月の統計をまとめる。

予定と家計は直結しているし、今は紙の手帳を外に持ち出す機会はほとんどない。ならば一冊にまとめてしまえば良い。

手で金額や項目を書き出し、電卓で計算して統計を出す「ちょっとした手間」は、お金のありがたさを実感させてくれる。
働いていた頃はできなかったが、今は時間が取れるので、意図的にお金と向き合う時間を作っている。

読書記録

読書記録はどこでも手に入るB罫ノートだ。お気に入りの万年筆で書く。

noteに書くときはネタバレしないようにしたり、あまり内容を書きすぎないよう簡素にまとめているが、面白かった本の感想は3ページも4ページも書いてしまったりする。

万年筆のインクは、その本を読んだときのイメージに近い色を選ぶ。と言ってもたくさんの種類を持っているわけではないので、ある中から選ぶのだが。

行動記録

行動記録は、新潮社のマイブックに書いている。

書き終わった後は本棚に収納できるのが良いなと思って、去年の暮れに購入した。2023年版を買おうか迷ったのだが、2023年からは高橋の5年日記を使用することにした。書く度に前年の生活と比べることができたら面白い気がしたため。

星の軌道のようなデザインも素敵で、来年が楽しみになった。

日記と金言集はツバメノート

日記は無地、金言集はA罫、A5サイズのツバメノートと決めている。

日記はその時の気分で文字のサイズが変わるが、金言(本の抜粋が多い)は無感情に書きたいので罫線あり。

実はどうしても使ってみたくて紳士なノート(無地)も購入してある。次の日記帳は紳士なノートにしてみて、書き心地を比べてみようと思う。

日記でもメモ帳でもない、思いついたことを書くノート

欲しいものを書いたり、ふと思いついたことや絵を描いたり、何を書いても良い。こちらはMIDORIのMDノートの無罫。

裏写りがほとんどなく書き心地は良いが、若干黄色っぽい紙なので、万年筆のインクは本来の色にならない。

今持っている服を書き出したり、今後の宝塚の舞台スケジュールを書き出してチケット代を計算したり。
欲しいもの一覧を作って、本当に必要かどうかを連日考えたり。
noteの下書きもこのノートに書いている。

塩麹を作ってみたい、麹とは一体なんなのか、塩麹はどういう使い道があるのか、具体的なレシピは、他にもできそうな発酵食品は、などなど、メモ書きとしても使う自由なノート。
メモの魔力を読んでから、このノートを使う頻度が上がった気がする。

私を作る、6冊のノート

小学生の頃から日記を書き続けている。
小さい頃から嬉しかったこと、悲しかったこと、嫌なこと、願望、予定、人に言えないこと、自分が考えていることをなんでも言葉にして書くことで、気持ちを沈めたり思考を整理しながら生きてきたのだな、と思う。

この6冊は「私」の積み重ねだ。

いつの間にかお小遣い帳が家計簿に、週報が行動記録に、読書感想文が読書記録と金言集に、日記は普通の日記と「なんでもノート」になった。
もしかしたら行動記録は無くなるかもしれないし、読書記録もつけなくなるかもしれない。なんでも書いて良いノートと日記がまた一体化するかもしれないし、スケジュール帳と家計簿はまた別々になるかもしれない。

絶対にこの6冊がないとイヤ、というわけではない。今後また変わるかもしれないけれど、今の自分にはこの6冊がちょうど良いな、と思っている。

これまでの人生の中で「書いて」きた積み重ねが、6冊のノートになって今目の前にある。


さて、今日は何を書こうかな。

励みになります。