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【新しい結婚のカタチ】別居婚について考えてみた。

色んな結婚のカタチがあっていいよね

私は”新時代の恋愛カウンセラー”なので、旧来の常識に囚われない様々な結婚のカタチを提言しています。

今回はその一つ、別居婚についてとりあげてみましょう。

夫婦同居は義務!?

親世代やそのもっと上の世代って、結婚前の同棲は眉をひそめるくせに、いざ結婚したら同居が当然という考え方が根付いてますよね?

単身赴任は別として、それ以外の理由で別居すると不仲と思われたり「離婚間近か!?」なんて騒がれたりして・・・。

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それはもしかしたら、民法にこのような文言があるからかもしれません。

民法752条 夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。

とはいえ、この夫婦同居の義務に法的強制力はなく、世の中には別居している夫婦なんていくらでもいるのですが・・・。


私は思うのです。

「別居しているからこそ上手くいく夫婦だっているし、そんなの自由でいいんじゃん!!」

同居しようが別居しようが、当人同士がベストな形だと思うのなら、周りがとやかくいうことではないですよね。

別居婚にもいい点はたくさんあるし、カップルによってはずっと仲良く過ごせる秘訣になることもあるのです。

次に、私が考える別居婚のメリット・デメリットを挙げていきたいと思います。

別居婚のメリット4つ

まずは別居婚のメリット4つから紹介していきましょう。

・「一緒にいられること」のありがたみを実感できる

これは、「いつまでも恋人気分をキープしたい♥」という私のようなラテン系人間に必要不可欠な要素です。(笑)

突然ですが、ラブソングで一番盛り上がる歌詞って何か知ってますか?

「会いたい。」

そう、「会いたいけど、会えない」「会えないから、愛おしさが込みあげてくる」・・・この状況が恋心を燃え上がらせる最大要素なのです!!

中には、「会いたくて会いたくて震える」人もいましたよね!?(笑)


・・・とはいえ、あまりに会わなさすぎたら破綻するカップルも多いので、そこはしっかり話し合ってお互いにちょうどいい頻度で会うよう調整してみてください。(ちなみに、私は2日に1回会うのがベストでした♥)

結婚したカップルが倦怠モードに入ってしまうのは、うちに帰れば相手がいるのが当たり前で、一緒にいられるありがたみがなくなってしまうからなんですよね。

「いつまでも恋人気分でいたい」というカップルは、結婚後も別居を続けてみてはいかがでしょうか?


・ミステリアスな部分を残しておける

特に女性にいえることですが、結婚後も別居を続けることで相手によそゆきの自分を演出し続けることが可能になります。

女性は、服装やメイクなど大なり小なり外では盛った装いを強要されるため、その反動で家の中(特に一人暮らし)では解放的な生活を求める傾向にあります。

↑漫画&ドラマ『ホタルノヒカリ』のヒットで、”干物女”って言葉が流行りましたよね!?

スッピンはもとより、ボサボサのままの髪、ダサい部屋着(※高校時代の名前が入ったジャージとか)、ノーブラ、いっさいの締め付けから解放された裸族生活などなど・・・。(笑)

しかし夫と同居となると、そのような自分を解放できる居心地の良い生活を諦めるか、すべてを曝け出して「ありの~ままの~姿見せるのよ~♪」とばかりに相手の愛を試すかの二者択一を迫られます。

「外では着飾っていた妻が、俺の前でだけ素の部分を見せてくれる」と喜ぶ男性ならいいのですが、ダラけた妻の姿を見て幻滅してしまう男性がいることも事実・・・。

「夫の前ではいつまでのオンナのままでいたい」

そんな美意識の高い女性は、別居婚の方がON/OFFをしっかり切り替えられていいのではないでしょうか?


・一人の時間を持てる

「家にいる時、一人で仕事や趣味に没頭する時間がほしい」という人は、男女問わず多いと思います。

お互いにそう思えるカップルならいいのですが、片方が「一緒にいる時は常に相手をしてほしい」という考えだと、なかなかうまくいきません。

そんなカップルでも強制的に別に過ごす日を作ることで、しっかりと一人の時間を確保することができます。

別々に過ごす日は自分のやりたいことに集中し、一緒に過ごす日はラブラブで過ごす・・・そんなメリハリのある結婚生活もいいのではないでしょうか?


・お互いに自立しているので、お金や家事などでケンカすることがない

別々に暮らしているので、それぞれが生活費を払い、自ら家事をすることになります。

よって生活費の割合や家事の分担など、所帯じみたケンカは皆無です。

おのおのが自分の城を持つことにより、「どんなインテリアにするか」「家に何を置くか」「ペットを飼うかどうか」などでもめることもありません。

別居婚のデメリット4つ

メリットだらけに見える別居婚ですが、もちろんデメリットも存在します。

・お金がかかる

同居婚に比べると約二倍の生活費がかかるので、経済的なデメリットは否めません。


・浮気の心配

別居するということは、その分相手の動向が掴めなくなります。

猜疑心の強い人にはオススメできませんね。


・子どもができた時どうするか?

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別居婚で一番気になることはこの点ですね。

別居婚を続けるのか同居婚に切り替えるのか、夫婦でどのように子育てしていくのかしっかり話し合っていく必要があります。

逆に「初めから子どもを持たない」と決めているカップルは、スムーズに別居婚を続けられそうですね。


・介護状態になったらどうするか?

これについては、今のところ想像が付かないので難しいですね。

元気なうちから、どちらかが病気や怪我などで一人暮らしできない状況になったらどうするか、話し合っておいた方が良さそうです。

別居婚夫婦の例:清野とおるさん&壇蜜さん

別居婚で新婚生活を仲良く過ごされている清野とおるさん&壇蜜さんカップルを取り上げたいと思います。

お二人は2017年3月放送テレビ番組の共演をきっかけに知り合い、2019年11月22日に北区役所に婚姻届を提出しました。

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壇蜜さんはグラビアタレントや女優で有名ですが、お相手の清野さんは『東京都北区赤羽』で一躍脚光を浴びた漫画家です。

↑私は『東京都北区赤羽』を題材としたドキュメンタリー風テレビドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』で、清野さんの存在を知りました。


お二人は結婚後も、週の半分くらいを一緒に過ごす半別居生活を送っています。

清野さんは漫画家だし、壇蜜さんはエッセイなどの執筆もしているので、お互い家でも一人の時間が必要なのはなんとなく想像できますよね。

壇蜜さんはインタビューで、別居婚を選択した理由やそれをよしとしない世間の風当たりにについて語っています。

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清野さんも私も一人でいる時間が必要で、そのほうが仕事が捗はかどるというのがベースにあってここまで生きているので、世間に反抗するよりも、うまい言い訳を探すほうが楽なんじゃないかなと、思うようになりました。
「本当に未熟者ですよね」と、相手が思っているであろうことを先にこちらから言ってしまいます。正直、これを言っていいのかわからないけれど、他人には解決できない自分の闇の深さみたいなものは、ちゃんと伝えられたほうがいいなと。

一人でいる時間がないと爆発しそうになるとか、そんなことで、大好きな人を嫌いになったりするのは絶対に嫌だから、この生活を選んだということ。
「じゃあ、なんで結婚したんだ」って言われるかもしれないですけれど、でも、「結婚して共に暮らすか、結婚しないか」だけでは簡単に片付けられない感情があったんですよね。

「そんなことじゃ、すぐ別れられちゃうわよ」と言われても「そうかもしれないです」と返しておけば、自覚はあるんですということも伝わるし、相手の言葉を何にも否定してないですよね。
「そんなことないですよ」と言い返すよりも、「そうかもしれません。不安、どうしよう」って言ってしまうほうが私は楽なんです。

壇蜜さんは有名人だけに、この別居婚というカタチを取ったことに外野から色々言われているみたいですね。

当事者がいいと思って選んだことを、なんで赤の他人が口を挟むのか・・・。

会社都合の転勤による単身赴任なら「仕方ないわね。」で済ませられるのに、本人たちの自由意思で別居することをバッシングするって本当に意味不明です。

清野さん壇蜜さんご夫妻が末永く仲のいい夫婦でいることで、世間の反発も薄れ、別居婚を願うカップルの後押しになればいいなと思います。

終わりに

同居型の結婚、別居婚、事実婚、同棲、etc・・・。

結婚は、国のため、家や親のためにするものではなく、愛し合う二人のためにするものです。

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カップルの数だけ色んなカタチの生活があっていいはず。

「結婚前の男女は一緒に暮らしちゃいけない」

「結婚後、夫婦は同居しなきゃいけない」

令和という新時代に入ったことだし、そのような古い価値観に縛られることなく、お互いがちょどいいと思える生活を選べたらいいですね。

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