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春は


もうそこまで



うららかな


陽射しを浴びて


またひとつ


足音は近づく


空の蒼は


どこまでも透き通り


こんな季節に


隣に君がいればと


思ってしまう


あの町への小路を


ひとり辿れば


路傍の花も


木も


草も


みな笑って出迎えてくれる

ありがとう


この世界は


このままで完璧で


すべては


満たされている



出来事は


必然で


過去から今まで


そして


未来まで


なるべくしてなっている

この身はいつか


朽ちようとも


魂は永遠に


この美しい世界に留まり


雅な音楽を聴き


麗しい女性を眺め


存在の奇跡に


感動し続けたい

町へ着いたら


君へ手紙を出すよ


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