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イヤイヤ期は、「イヤ」だけじゃなく「OK」も主張すればいい。

絶賛イヤイヤ期中のわが家の2歳の娘。ことあるごとに「イヤ!」と言われ、母はほとほと疲れ果てています…

こんにちは!
【子供の能力を高める】子育て研究者kotoです!

前回の記事では、人類は、危険な状況や不快な環境から「逃げる」ことによって、繫栄してきた。逃げて、よりよい環境を探すことこそが、自分自身の発展につながっていく。ということをお伝えしました!

▼くわしく知りたい方はコチラ!

この記事を読んでくださっている方の中には、私と同じように、2歳のイヤイヤ期に向き合っている…!という方も多いのではないでしょうか?

ついこの前まで素直に言うことを聞いてくれていたのに…何を聞いても「イヤ!」のオンパレードで、「もう、どうしたらいいんだー!!」とこちらも爆発寸前に。

親にとってはなかなかに過酷なイヤイヤ期。いったいどうやって乗り切ればいいのか、子供たちがイヤイヤ言う気持ちから、考えていきたいと思います!

◆「イヤイヤ期」は、自立の始まり

1歳ごろまでは、わりと親の言うことに素直に従ってきた子供たちも、2歳を過ぎると、親の提案に「イヤ!」と強く反発するようになります。これが俗にいう「イヤイヤ期」。

ママやパパはイヤイヤ言われて困ることも増えるのですが、実はこれも立派な成長の証。赤ちゃんの頃は、自分一人の考えというものがあまりなく、意思や行動もママやパパと同じものを共有していました。つまり、親と子が未分化である状態。

しかし2歳を過ぎると、ママやパパの感覚や考え方とは違う、「わたしの思い」が強くなってきます。今までは、ママやパパの言うことが判断基準でしたが、そこから離れて自分一人の感覚で物事を判断したいと思うようになるのです。まさに「自立」への第一歩。

親からすると、ただただ親の言うことを「イヤ!」と言ってみているように感じられますが、その「イヤイヤ」の奥では、「ママやパパとは違う人間なの!同じようにはできないの!」そんな声が聞こえてきそうです。

かといって、手放しで喜んでもいられないのが、この「イヤイヤ期」。何をするにも子供が「イヤ!」と言ってくるので、生活がスムーズに進まないことこの上なしです。しかも大体4歳近くまで続くものだから、この2年間で親は子育てに疲れ切ってしまうことも。

本当は喜ばしいはずの自立の一歩。親も子もこの「イヤイヤ期」をスムーズに乗り越える方法はないのでしょうか?

◆子供にも、意思があるという前提で付き合っていく。

子供が「イヤ!」と反発したり暴れたりするきっかけの一つとして、大人が子供の意思を確認せず、流れでお世話をしてしまうことが挙げられます。子供が0歳の頃からの癖で、ついつい大人は自分のタイミングでさっさと物事を済ませてしまいがち。しかし、自分の意思を持ち始めた子供からしたら、「なんで勝手に進めていくの!?」と、プチパニックを起こす原因になってしまうのです。

2歳になり、自分で自分のことをしたいという気持ちも生まれてくるこの頃。大人に自分の意思やタイミングを邪魔されることが、ものすごく腹立たしいのです。

自分で靴を履こうと思ってたのに、勝手に履かされた!
自分でボタンをとめようと思ってたのに、勝手にとめられた!

しかも、大人のスピードは子供にとって、ものすごい速い。「自分でやりたい」と伝える前に、やりたかったことは終わってしまっている。もしかしたら、これは未発達の子供の脳にとって、パニックを起こしてしかるべき状況なのかもしれません。

ついつい0歳の頃の感覚で、子供のお世話をさっとしてしまいがちなのですが(その方が圧倒的に早いし(^^;)、「子供にも子供の意思があり、段取りを考えているのかもしれない」という前提で接することを忘れないようにしたいと思います。

子供の行動を黙って見守っていると、案外自分で考えて行動していることも。そんなときは、「早まって指示を出したり手を出したりしなくてよかった」と思うのです。

◆教えていくのは、我慢ではなくコミュニケーションの取り方。

けれども、いつも子供のペースや判断を優先させていけるわけにはいきませんよね。いくら子供がしたいと言っても、危険なことや生活が乱れてしまうようなことをさせるわけにはいかない。それに、「自分でしたくない!」という主張だって、いつも従っていたら、大人にしてもらうことが当たり前になってしまう可能性も。

そんなとき教えてあげたいのは、「自分でしたい」や「ママやって」を我慢することではなく、「自分の意思を適切な言葉で相手に伝え、話し合う、コミュニケーションの方法」です。

2歳の子供にそんなことできるの?と、初めは私も思っていました。しかし2歳といえども、自立に向かって歩き出した立派な一人の人間です。大人が正しいコミュニケーションの技術を伝えていけば、それもしっかり学習していってくれるはず。(とは言っても、2年くらいはかかるので、気を長く持ちましょう(^^;)

たとえば、いつもは自分で靴を履いているのに、今日はなんだかママにやってほしい気持ち…そんなときも、子供は「イヤ!」という自己主張をします。

できる能力があっても、それがいつも発揮できるわけではないのが子供の脳。だから自分でできないときがあってもいいんです。でも、それを「イヤ!」の一言で済ませていては、いけません。

大人にしてほしいことがあったら、「イヤ」と言って暴れて相手をコントロールするのではなく、ちゃんと言葉で「してください」と伝えられるようになってほしいですよね。

子供自身が自分の気持ちや思考を詳しく言葉にすることは、まだまだ難しいと思います。その分大人の方が、子供がなぜ嫌と言っているのか、どうしてほしいのかを子供に質問したり、その前に起こったできごとから予想したりして、子供の思いを補っていく。そうすることで、2歳という年齢でも、話し合いによって問題を解決できると思います。

泣いたり暴れたりするのではなく、言葉でやり取りをすれば、相手に自分の気持ちがちゃんと伝わる。そして言葉でお願いをすれば、ちゃんと受け取ってもらえる。その経験を積み重ねることで、自分の意思を叶える手段が「イヤ!」から対話へとレベルアップしていくのではないでしょうか。

◆まとめ

いかがだったでしょうか?

今回の記事では、「イヤイヤ期」は、子供の自立の一歩。自分の意思を言葉で適切に伝えられるようにするために、コミュニケーションの仕方を教えていくとよい。ということをお伝えしました!

親にとっては手強いイヤイヤ期ですが、子供が自分のものではなく、別の人生を歩んでいく一人の人間なんだということを、親も身をもって学んでいく時期なのかもしれませんね。

お子さんが絶賛イヤイヤ期のママさん、パパさん!

明日も一緒にがんばっていきましょうね!


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