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「自分の感覚を否定する」癖は、次の世代に連鎖していく。

何をしてもしなくても
生き苦しくて仕方ない。

自分に自信をもつって、
一体どんな感覚なの?

みなさん、こんにちは!
【子供の能力を高める】子育て研究者koto
です!

前回の記事では、

生きづらさを感じている人にとって

自分の感覚を認めるのが難しいのは

自分の感覚を否定する思考の癖が
本能に刻まれてしまっているから

ということをお伝えしました。

詳しく知りたい方はこちら▼

本能的な部分で
自分を否定してしまっているなんて、

本当に辛いことです。

人は誰だって、誰にも否定されることのなく

自分自身の意思を尊重して
生きていっていいはずなのに。

それなのに
幼少期につくられてしまった土台のために、

大人になっても
生きることを辛く感じ続けている人が
大勢いるのです。

子供の幸せを願わない親はいないはずなのに、

その親の関わり方よって、

子供の自信が失われてしまうのは
なぜなのでしょうか。

今回の記事では、

まさに悲劇とも言えるこの状況が
起こってしまう原因について、

考えていきたいと思います。

◆親と子がぶつかりだすのは、2歳ごろから。

子供が2歳ごろになると、
自分の思いを強く主張するようになります。

親の言うことを素直に聞いてくれず、

多くの親御さんが
手を焼くようになるのもこの時期。

私自身も、現在2歳の娘を育てていますが、

「いや!」「自分で!」のオンパレード。

自分の思いが相手にうまく伝わらないと
泣いたり怒ったりするものだから

こちらはイライラ(〜_〜)

時間がないときなんてなおさらです。

「もう、なんでもいいから
   言うとおりにして!!」

と、2歳相手にキレてしまって自己嫌悪Ҩ(´-ω-`)

イヤイヤ期と付き合っていくには

親の忍耐が必要だな…と
感じている日々なのですが、

実はこの自分の意思を表現しだした
2歳ごろの親の関わり方が、

子供が自分の感覚を認められるように
なるかどうかの分かれ道なんです。

◆「どう関わればいいか分からない」が生んでしまった悲劇。

自我が育ってきた2歳ごろは、

とにかく早くスマートにしてほしい親と

時間がかかっても、
下手くそでもいいから自分でしたい子供との

思いがぶつかりまくる毎日。

今までは、何も考えずに
親の言うことを素直に聞いていたけれど、

親がいいと思ったことをただするのではなく、
自分の思ったようにやってみたい。

これはまさしく、自立の始まりです。

今まで親の考えや行動と一心同体だった子供が、

初めて親から離れて、
自分の意思で行動しようとしている。

「ママやパパと私は違う感覚をもった
 一人の人間なんだ!」

と一生懸命、親に伝えているかのようです。

もちろん、初めは失敗だらけです。
時間もめちゃくちゃかかる。

その上、気持ちをコントロールする脳みそだって
育っている途中だから

うまくいかなくて歯がゆくて、
泣いたり怒ったり。

本来なら、わが子の超不器用な
自立に向けた第一歩を、

親として喜んであげたいもの。

けれども、私も含め多くの親御さんは

自分の言うことを素直に聞いてくれない子供たちに
戸惑ってしまいます。

泣いたり暴れたりする子供に
どう接すればいいか分からない。

結局、脅したり怒ったりして親のやり方に
無理やり従わせてしまい、
子供の感覚を押さえつけてしまう結果に。

子供が自分を信じて明るく生きていってほしい。

そう願っているはずなのに…

「どうしたらいいか、分からない」

そんな苦しみが解消されないために、

子供が自分自身の感覚を否定してしまう
悲しい結果が生み出されているのではないでしょうか。

◆「自分の感覚を否定する」は連鎖する。

「だったら、子供の感覚を
 大事にしてやればいいんじゃないの?」

と考えられるのは、

実は「自分の感覚を大切にする感覚」が
分かっている人。

すでに自分の感覚を否定する癖が
ついてしまっていると、

自分だろうがわが子だろうが、

「感覚を大切にしてあげるという感覚」が
分からない状態にあることも。

例えば

子供が
「服を着たくない!」と暴れているとき、

子供には、自分の感覚に由来した
理由があります。

子供の感覚を大事にすることを前提に
接するとしたら、

「どうして服を着たくないと
   感じているのかな?」

と考えればいいのです。

「今日はあったかいから、
   裏起毛だと暑いのかな?」
「タグがチクチクして痛いのかな?」
「自分で服を選びたかったのかな?」

まだまだ言葉でうまく伝えられないだけで、

子供は自分の感覚に基づいて
行動しているのです。

その思いが認めてもらったり
困ったことを解決してもらえれば

泣いたり怒ったりして訴えなくても済むはず。

でも子供の感覚を尊重するという
感覚自体が分からないと、

子供がごねる姿は、

親に対する反発、攻撃、嫌がらせ
に感じられてしまいます。

わずか2歳の子供が

大好きなママやパパに
そんな感情を抱くはずもないのに、

まるで自分(親)の言うことを
聞かないということは、

自分自身を否定されているかのように
感じられてしまうのです。

そうすると、子供に

「あなたは何を感じているの?
 どう考えているの?」

と尋ねる余裕はなくなり、

「親の言うことを聞けない悪い子」
「親を困らせることばかりする」

と、子供を否定的に
見るようになってしまいます。

だから、子供が自分で何かをやって
失敗したときにも

「だから、ママの言うとおりに
   しておけばよかったのに」

「言うこと聞かないから、
   そんなことになるんだよ」

と、子供を責めて

自信をなくすような言葉かけを
ついついしてしまうのです。

お分かりの方もいるかもしれませんが、

このようにして育った子供は
自分に自信をもてなくなり

自分の感覚を大切にできないまま
また同じように自分の子供に接してしまう。

…負の連鎖です。

親の自己肯定感が低いと、
子供の自己肯定感も低くなると言われているのは

こういう理由からなのです。

▼まとめ


今回の記事では、

自分自身の感覚を大切にできないと、

子供の感覚を否定するような言葉かけを
してしまうということをお伝えしました。

私自身の子育てを振り返っても
胸の痛い話です。。。

でもそれだけ大人自身の土台を
整えるのが大切ということですよね。

自分が生き苦しいだけでなく
子供にもそれを感じさせてしまうなんて

絶対にイヤ!!

そう思えたところが
スタートなのかもしれません。

はっきり言って、
自己啓発本や育児書に書いてあることは

上級コースの内容です。

多くの人は、そういった「お役立ち情報」が
ちゃんと積み上げていけるよう

自分自身の「土台」を整えるのが先だと、
私は思っています。

自分の「土台」を整えながら、
子供たちの「土台」も一緒に育てていく。

一朝一夕には変えられないけれど
決して不可能ではありません。

これからも
一緒にがんばっていきましょうね!


最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!

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