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”国際系” note まとめ

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This magazine curates notes relating to stuffs between globalness and localness.
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#写真

カザフスタンの世界遺産は、何もない大草原だった

その朝、ホテルで簡素な朝食を食べながら、そこへ本当に行くべきかどうか、迷っていた。 春のカザフスタンの旅の途中、タラズという小さな町で迎えた朝だった。 何もなさそうな町で1泊してみるのもいいかもしれない……と立ち寄った町だったけれど、そのタラズは想像以上に、何もない町だった。 前の日の夕方、カザフスタン鉄道をタラズの駅で降りても、どうやら観光客は僕一人しかいないようだった。 駅を出て、夕暮れの町を歩き始めても、心を動かされる風景は何もない。 陰鬱な曇り空の下、彩りを

写真で見る、23年前のインドネシア旅行記

もう20年以上も前の旅の話で、ノスタルジア以外の何者でもないですが、お付き合いください。このインドネシア・スラウェシへの旅は初めての長期旅行の3週間。東京でそれまで働いていた病院を辞め(7月)、イギリス(エディンバラ)大学院へ入学する前(9月開始)に長い休みを取ることができたからです。 なぜインドネシア? その時結婚して2年目、私は夫の旅行話しを日々聞くのが大好きでした。私の父はビジネスマンでよく海外へ長期出張に出ていたので、父からもらう異国のお土産(マトリョーシカとかね

北部イギリスの旅(16)〜霧の中のヨークシャー・デイルズ国立公園

(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。) イギリス滞在8日目。そろそろnoteに書いてる記事を戻らないと何日目か本気で分かりません。 私達は「地球の歩き方」の本のファンなんですが、本の中にも、ウェブ版にもこう書かれてます。 雨が降りそうで降らない曇りの天気、気温は4−5℃でした。 雨が降らないからいいかな・・・ とりあえず、次の目的地「リブルヘッド高架橋」へ向かいます。

KKdayで行く 台湾ぐるっと周遊旅 前編 / 台北〜花蓮(太魯閣)

2023年8月 台湾観光アンバサダーとして初めて台湾を訪れました。 初めての台湾、4泊5日KKdayパッケージツアーを体験してきたので巡った場所を紹介します。 台湾ぐるっと周遊旅西回りと東回りのモデルコースが紹介されています。 私は東回りコースを担当しました。 東からぐるっとコース4泊5日日本✈︎台北>花蓮(太魯閣)>台東>高雄✈︎日本 台湾の東側を周遊するコースです。 5日目は早朝フライトで帰るだけなので実質観光は4日間。 フルフルで楽しみました。 フライトはタイガー

毎朝食べてたフォー屋に行くと、そこにもベトナムの発展が。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ご覧いただきありがとうございます! 自分が撮影した写真と共に気づいたこと、 感じたことをツラツラ書いてます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今回の旅ではダナンだけの予定だったけど、急遽ハノイにも行くことになった。 ハノイはベトナムの首都で、私が住んでた都市。 ハノイに行くなら、、、と一番先に思いついたこと。 『フォーを食べに行こう』 これは個人的な意見だけど、やっぱりフォーはハノイが美味しい。 そして自分が毎朝食べてた家の

モロッコ旅行記④ 3日目「マラケシュの路地散策」その1

「マラケシュの路地散策」その1マラケシュの自由行動、第2日目。 本日の目的は、前日に予約した高級ハマムと、マラケシュ観光だ。 5:30に自然と目が覚め、相変わらずオリーブだらけの朝食を食べる。 日本にいたころはそれほどオリーブが好きだったわけでもないのだが、モロッコで食べるオリーブのあまりの美味しさに、帰国後も、安い瓶を見つけては、つい買ってしまうほどのオリーブ好きになってしまった。 9:30にホテルを出発。外観はこんな感じ。 謎のおじさんとの出会い マクドナルド。

【写真】佐藤健寿さんが撮った謎多き廃墟「ピラミデン」 北極圏に眠る社会主義国家に迫る

■冷凍保存された20世紀の“ピラミッド”の正体とは ――今回撮影したピラミデンとはどのような場所なのでしょう。佐藤さんが興味をもった理由を教えてください。  ピラミデンはノルウェー領のスヴァールバル諸島の中心部にあって、北緯でいうと78度、北極点までは1000kmほどです。もとはスウェーデンの探検家が石炭を発見して、山の形になぞらえてピラミデンと名付けました。その後、スウェーデンからロシアが買収し、第二次大戦以降から炭鉱都市として栄えていました。それが1991年のソビエト

カメラと旅|ミュンヘン・オクトーバーフェスト編

先週ついに念願のドイツ旅行に行って帰ってきたのでお気に入りの写真を振り返っていこうと思います。 オランダから夜通し電車で15時間半、途中信号トラブルで3時間半閉じ込められたりしながらミュンヘン中央駅に到着したのが午前10時。 アフリカ旅行から合流した友人とスウェーデンに交換留学している同じ大学の友人2人と合流しました。 写真載せていいよ〜と言ってくれたので渾身の変顔からスタートです。 早速オクトーバーフェストの会場に歩いて向かうも、あいにくの小雨。でも現地の人はお構い無

花のモスクと、鏡のモスク【イラン旅行記2】

こんにちは!yukiです。 今日はイラン旅行記の2回目です。 とにかく沢山の“美”に出会ったイラン。 前回はケバブのお話だけでしたが、 今回から素敵な観光地も紹介していきますね。 楽しんでいただけますように! イランの春 イランに到着して、 ケバブで腹ごしらえしたところで、 シーラーズの中心部に向かいました。 バスに乗り、予約した宿に 近そうなところで下車します。 ・・・街が美しい! ゴミもない綺麗な歩道には、 新緑の街路樹が 木漏れ日を落としています。 街

ドイツ縦断ひとり旅(1)オーバーアマガウへ

2019年9月10日(火)晴れ 気温31℃  ルフトハンザで羽田~ミュンヘン11時間の旅。8度目のドイツだが、ミュンヘン空港を利用したのは初めてだ。今まで、「ドイツ文学散歩」とか、「バッハへの旅」とか、「メルヘンの故郷を訪ねて」とか、色んなテーマでドイツのあちこちを旅したけれど、チロル地方に行ったことがない、行ってみたいなと思った。よーし、いっそバルト海まで、ドイツの右半分を縦断しよう、という計画を立てたのだった。 9月10日(火) 予定を15分遅れて、ミュンヘン空港に到着

THAILAND : Phuket (JAN2023)

2023年はタイ南部プーケット島でゆったりとした年始を過ごした話と、 フィルムカメラでの記録です。 THAILAND : Phuket (JAN2023)昨年の春、世界的に新型コロナウィルスに対する様々な措置が緩和され始め、春過ぎ頃にはワクチン接収を念頭とした観光ビザでの渡航・滞在が解禁された国が多くありました。 昨年はシンガポールとマレーシアへ様子を見に行ってみたのですが、もう殆どコロナ蔓延前と変わらない印象があり、折角なので年始の休みを使ってプーケット旅行に友人と行っ

イスタンブール移民Gourmet探訪記(序)

ここは、まさに新大久保! 様々な人種が集まり、ダイナミックな売り買いがなされ、中東〜アフリカの美味しいものが集まる町「ユスフパシャ(Yusufpaşa)」。 とにかくイスタンブールに観光に来たら、一度はここで移民巡りをしてほしいです。本格的なシリア、イエメン、ソマリアの料理が世界で一堂に会する町は、ここしかないのではないでしょうか?それは、まるで新大久保で本格的なネパール、韓国、ベトナムの料理が集まっているように。 トルコに関わる様々な国々の人たちが集まり、ここに来ると

海外旅行記・中欧① ~チェコ1日目~

2019年3月24日から3月31日まで中欧に旅行へ行きました。大学時代の友人と2人で行きました。 チェコ ⇒ オーストリア ⇒ ハンガリー の3か国周遊ツアーを旅行会社で予約。ツアーには、ホテル、各国の移動きっぷ、往復の飛行機が付いてきました。 その3か国に行こうと思った理由は ・旅行会社の中欧3か国周遊ツアーが割安だったこと。 ・チェコの古い建物が見たい。 ・ハンガリーの刺繍などの布小物が見たい。 ・海外で「周遊」をしてみたい(具体的には電車に乗って国境を越えたりしたい)

カシミール旅行記⑦「イスラーム文化を楽しむ」

今年の3月にインドのカシミール地方に旅行に行った時の記録… 最初から読む ひとつ前の記事から読む  カシミール旅6日目。 この日は友人と友人のインド人旦那Pさんと近郊の街Pahalgamに行く予定だったのだが、Pさんがまさかの発熱。 一人で行くかどうか迷ったのだが、今日はあいにく朝から雨が降っていて、雄大な自然を楽しむPahalgamに行くのにはあまり適した天候でないこと。 また、手配したドライバーが私が途中どうしても行きたい場所に寄ってほしいと要望を出したのだが、そ