みくばんP

らじみくの中の人業。老人会系ボカロP。人懐っこいクソコラ師。 名古屋国のラジオ局で日夜…

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らじみくの中の人業。老人会系ボカロP。人懐っこいクソコラ師。 名古屋国のラジオ局で日夜炭を焼きながら、雑感を発作的に書きます。 得意な楽器はテルミン(2024年2月現在)。 なお投稿については半官半民。都合の良い方で書いています。いちいち考えるな。

マガジン

  • 霊感雑感第六感

  • 音楽作ってるマガジン

    はてなブログの転載。 ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語るお題目。

  • ラジオのハナシ

    たまに本業についても書き散らします。

  • らじみく界隈

    担当番組『RADIO MIKU』界隈のハナシを書いてる好事家向けマガジン

  • イラスト描いてみた

    2021年以降、音楽よりもクソコラよりもイラストを描くことが増えてきました。 主に『RADIO MIKU』(らじみく)の番組バナー向けですが、なんとなくバリエーションが増えてきたので、過去エントリーをまとめてマガジンにしてみました。

記事一覧

3年連続でネッコさん加入

春ですなあ。 繁殖期ですかなあ。 どういうわけか、2022年から毎年、ゴールデンウィーク前後に庭で鳴いている仔ネコを保護しております。 僕の寝室の外にあるエアコン室…

みくばんP
8日前
12

制作のモチベが上がった楽曲(個人の感想です)

もうかれこれ40年以上シンセサイザーを弄りながら、誰の役に立ってるのかわからないまま楽曲を作り続けていますが、さすがにそれだけの期間、毎日のように楽器やDAWに向か…

みくばんP
9日前
8

【ラジオ】プロデューサーとディレクター

ラジオ番組はテレビに比べると少数で作ることができるとは言え、個人でもできる配信に比べれば、最低限の分業体制は出来ています。 パーソナリティ(局によってナビゲータ…

みくばんP
11日前
13

「初音ミク花火」行ってきた

昨日(4/26)横浜市山下埠頭で開催されたイベント「初音ミク Happy 16th Birthday 『Music & Fire Works』- Time Capsule -」へ行ってきました。 このイベントはタイトル…

みくばんP
12日前
12

ダギャー概論

2022年の11月、夢で清水藍が登場したんですが、その様子は決してロマンチックなものではなく、どちらかと言えば「悪夢」の類でした。 その姿もリアルプロポーションではな…

みくばんP
2週間前
6

Roland SYSTEM-1のハナシ

2014年3月、RolandのAIRAシリーズが発表されました。 もう10年経つんだなあ。 当時の状況としては、日本3大メーカーの一角KORGが、5千円程度で買えるモノフォニック・アナ…

みくばんP
2週間前
14

また歳をとったけど。

4月20日、55歳になりました。 厨房の頃は55歳なんて相当な爺さんというイメージでしたけど、なんか皮膚は弱くなってじんましんなのかミミズ腫れして痒いし、立ってると腿…

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2週間前
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アクション作詞術

「術」とは書いたものの、「オレの脳には手術が必要だ」みたいな内容なので、別に「上達の極意」とか「マル得情報」ではありません。 学生の頃、曲を作って売るバイトで小…

みくばんP
1か月前
8

一部記事有料化の理由

最近一部記事を有料化しております。 これ、別にお金に困ってるわけではなくて、いやもっとお金は欲しいんだけど、そういう狙いではありません。 有料化した記事は、僕の…

みくばんP
1か月前
5

AIアナウンサーはヒトを追い出すのか

なんでもかんでもAIな昨今ですが、テキストを入れればそれなりの人工音声で読んでくれるエンジンは、2000年代にはフリーウエアとして存在していました。 ぶっちゃけ日本語…

0〜
割引あり
みくばんP
1か月前
7

『ふてほど』観て考えたこと

こないだ最終回を迎えた、今期最も話題となったドラマ。 端的に言って、本当に面白かったです。 2日半で9話 実を言うと、観始めたのはつい一週間前のこと。 ネットニュー…

みくばんP
1か月前
14

Roland GALAXIASをS-1で鳴らす。

もうタイトルが全てですけどね。 特に深い考察とかありませんので念のため。 僕がPCでDAWを本格的に使い始めたのは3年前、51歳の時。 親父の享年と同じですよ。 とにかく…

みくばんP
1か月前
7

【玄人向け】ポッドキャストへの楽観と現実

先月下旬、radikoアプリからポッドキャストが聴けるようになりました。 ユーザーにとってみると、いつでも好きな番組が好き放題聴けるので、良いことなんでしょう。 しか…

0〜
割引あり
みくばんP
1か月前
4

シンセ歴42年目で知ったHPFの魅力

シンセサイザーを始めて42年目に突入してしまいました。ぎゃあ。 実は最近になって、ようやくHPF(ハイパスフィルター)というパラメータの面白さを知ったので、恥を忍び…

みくばんP
2か月前
11

僕たちは何のプロフェッショナルなのか。

放送業界から著名社員が退社することについて、立て続けに記事が出ています。 普段めったにテレビを観ないものだから、こういう人たちにどのくらい才能があるのか、正直よ…

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2か月前
38

ボカコレ七転八倒超凸急(追記あり)

毎度お騒がせしております。たいして騒がれてもいないですが。 『ボカコレ2024冬』到来、またまた新作投稿です。 今回は作詞と作曲、ミクV4Xを除く調声、アレンジとミック…

みくばんP
2か月前
12
3年連続でネッコさん加入

3年連続でネッコさん加入

春ですなあ。
繁殖期ですかなあ。

どういうわけか、2022年から毎年、ゴールデンウィーク前後に庭で鳴いている仔ネコを保護しております。

僕の寝室の外にあるエアコン室外機あたりでピーピー鳴いていて、親が引き取りに来るかもと思って数時間放置したものの、いつまでも鳴き止まないのでリビングから出てピックアップするんですが、このプロセスも3年連続のルーティンとなってしまいました。

初回は2022年5月

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制作のモチベが上がった楽曲(個人の感想です)

制作のモチベが上がった楽曲(個人の感想です)

もうかれこれ40年以上シンセサイザーを弄りながら、誰の役に立ってるのかわからないまま楽曲を作り続けていますが、さすがにそれだけの期間、毎日のように楽器やDAWに向かい合っていたわけじゃありません。

時には恋愛、時にはゴジラ、その他に関心事があればシンセに埃が積もる時期もありました。

それでも音楽の摂取を欠かした日はほとんどなく、再び音楽制作へ駆り立ててくれる楽曲やアルバムもありました。
今回は

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【ラジオ】プロデューサーとディレクター

【ラジオ】プロデューサーとディレクター

ラジオ番組はテレビに比べると少数で作ることができるとは言え、個人でもできる配信に比べれば、最低限の分業体制は出来ています。

パーソナリティ(局によってナビゲーター、MC、DJだの呼び名が変わります)がひとりという前提で、スタジオにいる人を挙げておきます。

スタジオ(ブース内)

❶パーソナリティ
…リスナーに向けて喋る人。他人を傷つける発言をしてはいけない人。

❷作家
…キー局の番組では必須

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「初音ミク花火」行ってきた

「初音ミク花火」行ってきた

昨日(4/26)横浜市山下埠頭で開催されたイベント「初音ミク Happy 16th Birthday 『Music & Fire Works』- Time Capsule -」へ行ってきました。

このイベントはタイトル通り、2007年8月31日に発売されたバーチャルシンガー『初音ミク』の16周年を記念した、花火とドローンアートによる野外イベントです。

そもそもなぜ「16周年」が記念なのかという

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ダギャー概論

ダギャー概論

2022年の11月、夢で清水藍が登場したんですが、その様子は決してロマンチックなものではなく、どちらかと言えば「悪夢」の類でした。

その姿もリアルプロポーションではなく、まるでミクダヨーさんのようないでたちだったのです。

ガバッと起きた僕は、iPadのメモに描き起こし、それを基に着色しました。

これが「ダギャー」の成立です。

これを描いた時、正直面白いのかどうか判断に迷ったんですが、数日か

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Roland SYSTEM-1のハナシ

Roland SYSTEM-1のハナシ

2014年3月、RolandのAIRAシリーズが発表されました。
もう10年経つんだなあ。

当時の状況としては、日本3大メーカーの一角KORGが、5千円程度で買えるモノフォニック・アナログシンセmonotron(2010年)を皮切りに、リズム音源+シーケンサー搭載のアナログ・グルーヴボックスmonotribe(2011年)を発表、さらにMS-20をミニサイズで完全復刻させ(2013年)、話題を独

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また歳をとったけど。

また歳をとったけど。

4月20日、55歳になりました。

厨房の頃は55歳なんて相当な爺さんというイメージでしたけど、なんか皮膚は弱くなってじんましんなのかミミズ腫れして痒いし、立ってると腿が痛いから電車乗るとすぐに空席を探すし、白髪を抜いてたら毛髪そのものが薄くなって禿しく後悔するし、あんかけスパゲティの1.5倍は胃にもたれるし、レストランバイキングも3皿目はキツいしついついカレーライスなんか食べちゃうと2皿でもなか

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アクション作詞術

アクション作詞術

「術」とは書いたものの、「オレの脳には手術が必要だ」みたいな内容なので、別に「上達の極意」とか「マル得情報」ではありません。

学生の頃、曲を作って売るバイトで小銭を稼いでたんですけど、自分で作りたい曲を量産するわけではなく、「いかに作れるジャンルを増やせるか」を自ら確認する作業でもありました。

そのうち舞台音楽も3つほどやらせてもらったんですが、具体的に「ギリシャ音楽っぽく」「ミュージカルみた

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一部記事有料化の理由

一部記事有料化の理由

最近一部記事を有料化しております。

これ、別にお金に困ってるわけではなくて、いやもっとお金は欲しいんだけど、そういう狙いではありません。

有料化した記事は、僕のXアカウントで告知をポストしており、これをリポストすることで、全文無料でお読みいただけます。
なんと優しいんだオレは。

有料化した理由を書いておきます。

ちょっと前から「スキ」された直後に、その人がした「スキ」をチェックすると、僕の

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AIアナウンサーはヒトを追い出すのか

AIアナウンサーはヒトを追い出すのか

なんでもかんでもAIな昨今ですが、テキストを入れればそれなりの人工音声で読んでくれるエンジンは、2000年代にはフリーウエアとして存在していました。

ぶっちゃけ日本語を入れても使えない代物ではありましたが、そのうち技術の進歩でなんか出てくるかな、とは思いました。
その後テン年代に入り、Googleがスピーチサービスを始めたりと、そこそこ一般化し始めました。

今でもたまに使いますが「コエステ」と

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『ふてほど』観て考えたこと

『ふてほど』観て考えたこと

こないだ最終回を迎えた、今期最も話題となったドラマ。
端的に言って、本当に面白かったです。

2日半で9話

実を言うと、観始めたのはつい一週間前のこと。
ネットニュースで話題になっていたのは知ってましたが、実はそれほどクドカン作品に思い入れがなかったんですね。
なので「観られたら観る」程度に考えてました。

先日急に『半沢直樹』(2020年版)を観たくなって、U-NEXTに入り直していました。

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Roland GALAXIASをS-1で鳴らす。

Roland GALAXIASをS-1で鳴らす。

もうタイトルが全てですけどね。
特に深い考察とかありませんので念のため。

僕がPCでDAWを本格的に使い始めたのは3年前、51歳の時。
親父の享年と同じですよ。
とにかく無類の面倒くさがりで、寝ながら操作できないとダメなんですね。

15年ほど前まで、音楽制作のメイン機種はKORGのオールインワンシンセTRITONでした。
制作部に異動して、生活リズムが不規則になつてからは、ゴロ寝で使えるニンテ

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【玄人向け】ポッドキャストへの楽観と現実

【玄人向け】ポッドキャストへの楽観と現実

先月下旬、radikoアプリからポッドキャストが聴けるようになりました。

ユーザーにとってみると、いつでも好きな番組が好き放題聴けるので、良いことなんでしょう。
しかし、恥を忍んでぶっちゃけてしまうと、僕自身ポッドキャストにはあまり良い印象がないんですね。
いくつか理由を書いておきます。

その1)著作権・著作隣接権

まず、ポッドキャストはオンエア通りでないことがほとんどです。
というのも、日

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シンセ歴42年目で知ったHPFの魅力

シンセ歴42年目で知ったHPFの魅力

シンセサイザーを始めて42年目に突入してしまいました。ぎゃあ。

実は最近になって、ようやくHPF(ハイパスフィルター)というパラメータの面白さを知ったので、恥を忍びつつシンセ遍歴とともに顛末を書き殴ってみます。

Roland SH-101

アナログシンセの特徴としてよく語られる、「ミヨミヨ」とか「ビヨーン」などの擬音で表現されるサウンドは、たいてい低周波を通して高周波を削るLPF(ローパスフ

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僕たちは何のプロフェッショナルなのか。

僕たちは何のプロフェッショナルなのか。

放送業界から著名社員が退社することについて、立て続けに記事が出ています。

普段めったにテレビを観ないものだから、こういう人たちにどのくらい才能があるのか、正直よくわかっていません。

そんなテレビ離れしたボンクラから見て、脚本家やドラマの演出、ITツールを駆使した映像表現ができる人なら、映画やサブスクサービスといった活躍の場は、ぼんやりと想像できます。

一方で人気芸人をアサインするタイプのバラ

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ボカコレ七転八倒超凸急(追記あり)

ボカコレ七転八倒超凸急(追記あり)

毎度お騒がせしております。たいして騒がれてもいないですが。
『ボカコレ2024冬』到来、またまた新作投稿です。

今回は作詞と作曲、ミクV4Xを除く調声、アレンジとミックス、動画編集と書き出し、投稿を担当しております。
上記の責任の一切合切はアテクシにあり、それ以外の責任は何もかも清水藍のものとご認識いただけますと幸いです。

ルーキー気分からの卒業

僕が『ボカコレ』楽曲制作に関わったのは、20

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