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ビジネス・エッセイ

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ビジネスに関する、ちょっとした文章を綴っています。
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記事一覧

「革命のファンファーレ」のマーケティング論(1)

「革命のファンファーレ」に関して、少しマーケティングの話を書きました。

詳細は以下のサイトに。

https://shifting.jp/b001/

起業に向く人

起業に向く人かどうかを

簡単に確認する方法がある。

夏休みに計画的に宿題をしていたか、

最後の日に慌てて宿題をしたのかを

確認したらいい。

計画的に宿題をしていたタイプの人は、

もともとセルフマネージメントができるので、

起業に向いている。

最後の日に慌てて宿題をするタイプは、

セルフマネージメントが出来ないので、

組織とかに入って、

組織や上司にマネージメントしてもらった方

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日本病の病理

何を持って日本病というかは

人それぞれなので、

私なりの日本病という意味である。

日本病というのは

日本人の長所と短所の表裏一体である。

高度成長期において、

日本人は品質の優れた商品を世に出し、

世界を席巻してきた。

日本人が得意な分野は、

小さいとか、軽いとか、品質が良いとか、

誰もがすぐに理解できる物差しのものだ。

逆に、デザインとかITとか先端技術とか、

一部の人に

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日本企業の弱体化

先日、天外伺朗さんとお話しをする機会があった。

ご存知の通り、天外さんはソニーの技術者であり、

私はシャープで商品企画をやっていたので、

役職は違えどバックボーンは似ている。

そして、日本企業がおかしくなり出したのは、

ソニーもシャープも同時期、2000年前後である、

ということで意見が一致した。

2000年前後といえば、日本の企業に社員評価制度が

導入された時期と一致する。

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ヒューマン志向とプロジェクト志向(続き)

企業やビジネスにおいて、

人が財産というのが昭和までの日本の発想だ

ゆえに企業において人を育てるという

発想が強かった

それが欧米の思想が入ってきて、

人をリソースと考えるようになってから

外に人材を求めたり、仕事の外部化が増えてきた

外注ばかりで、仕事の中身の分からない

官公庁や大企業の社員が増えたのはこの頃からである

そして日本の国家も企業も壊滅の危機に瀕している

しかし、

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ヒューマン案件とプロジェクト案件

ヒューマン案件というのは、人間が中心の話だ

多くの人間がハッピーになることがゴールだ

これは誰とでも仲良く、人を許し、多様な価値観を

容認した方が良い思う

プロジェクト案件というのは、仕事が中心の話だ

プロジェクトやビジネスのように

成功することがゴールだ

成功することが目的であるため、人を選び、

ある程度価値観は統一しないといけない

この2つを混同して判断するから、

人間関係

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霊的世界は会社組織

霊的世界は会社みたいなものなんだ

創造主を社長とすると

神々とか大天使とかは部長クラス、

そう考えるとイメージできるかな

会社組織と同じで、

部門によって意見も異なるのさ

営業部は

もっと商品を早く開発するといっていても、

開発部は

そんなに早く開発できるかと思っていたりする、

つながった先で意見も異なるんだよ

ちなみに創造主につながっていれば良いと

思っている人もいるよう

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物作り日本の幻想

日本の製造業の成功を、日本の技術力と日本人の勤勉さにその要因を求めることが多いと感じます。

しかし、高度のインフレと為替の要因が語られることが少ないと思います。

インフレが起きると工場などの設備投資は相対的に安くなり、固定費が極端に下がります。また、購入した土地の価格が上がると企業の資産価値も上がります。借金しても借金の相対価値も安くなり、製造業が成功しやすい要因が揃います。さらに為替が安けれ

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真似される商品を作れ

私が勤めていたシャープには
「真似される商品を作れ」という
創業者の言葉が残っています。

若い時には気づきませんでしたが、
これもとても含蓄の深い言葉だと
思っています。

まず他社より一歩先んじていなければ
真似されることはありません。
独創性のない商品は駄目だという意味が
あります。

しかしさらに深い意味があります。
もうひとつは市場性がなければ真似も
されないという意味です。
独創性があ

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セールスとマーケティング

セールスとマーケティングは、
同じようなものだと思われがちですが、
全く違うものです。

セールスが販売する行為だとしたら、
マーケティングとは売れる仕組みを
作るということになります。
ですから、
マーケティングが上手くいけば、
セールスは不要になります。

自分からお客様にアプローチすることを
プッシュ型、お客様からアプローチして
いただけるようにすることをプル型と
言いますが、セールスはプッ

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マネージメントと指標

マネージメントというと
人材の活用みたいな
人のマネージメントを
思い浮かべる人が多いと
思います。

しかし、本来の
マネージメントは
大きな意味をもっています。

私はそれを、
「目標」と「指標」をつくる事、
だと思っています。

「目標」については、
多くの人が理解しているのですが、
「指標」について理解している人は
少ないようです。

人が多く集まると、
何を成果にするかを共有することが、

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アマゾンと指標

以前、アマゾンのCEOの
ジェフ・ベゾス氏のインタビューを
みたことがあります。

彼は創立当初ずっと赤字が続いて
不安ではなかったかとの質問に対し、
ずっと顧客満足度が高かったので、
全然心配していなかったと答ました。
彼にとって、売上げよりも利益よりも
顧客満足度が第一の指標だったのだと
私は思います。

アマゾンの施策をみると
ハズレもありますが、
大体は顧客満足度を上げるということに
集中

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戦略と戦術

人によって解釈は様々ですが、
私的には
戦略とは「目標と指標の決定」、
戦術とは「目標を達成する手段」
という感じて考えています。

たとえば戦争をするのにあたり、
どういう形で戦争を終結させるのか、
それを考えるのが戦略にあたります。

講和条約を結ぶのか、
敵国を攻め滅ぼすのか、
そういう目標を決めることです。

司馬遼太郎さんが
日露戦争までの日本軍と
それ以降の日本軍とは
全く別組織と思っ

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豊臣秀吉は忍者だった

少し違った雰囲気の話で、
豊臣秀吉が忍者だった、
という話です。

普通の歴史には
あまり出てきませんが
私は状況証拠的に
間違いないと思っています。

まず、現実主義の織田信長が
忍者の実用性を考えなかった
はずがないと私は考えます。

織田信長は忍者の里、伊賀を
壊滅させています。

これに関し、表の歴史では
「信長は忍者のような不気味な
存在を嫌った」となっています。

しかし、それより

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