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目的がなくても幸せに過ごせる場所で~ストリートこたつcafeをやってみたい~


ここ最近、「ストリートこたつcafe in さいたま新都心」について、SNSなどでくり返し発信しています。今日はそのことについて、少し長くなりますが私の想いを語らせてください。

(つきのとかげプロジェクトのことはよく知ってるよ、というひとやお急ぎのひとは、3.からお読みください)


1.主催団体「つきのとかげプロジェクト」とは

これを仕かける主体は「つきのとかげプロジェクト」という、さいたま新都心エリアで働くひと、訪れるひと、住むひとのコミュニティづくりの活動です。2018年から5年ほど取り組んでいます。

これまで、さいたま新都心朝活(月イチの朝活)を50回以上開催したり、クリーンアップ作戦(地域の清掃活動)やCookies & Coffee(クッキーと珈琲を楽しむワークショップ)、パブリックアートを訪ねるまち歩きヨガなどもやったりしてきました。

新型コロナウイルスの影響で、思うように活動ができなかった時期もありましたが、月イチの朝活をベースに、そのときどきで新しく参加してくれるひとがいたり、ご事情があって離れるひとがいたり、しばらく離れていたひとが再び参加してくれたりしながら、少しずつですがコミュニティが育まれてきたのを感じています。

参加してくださる皆さん、今は離れていてもある時期を一緒に過ごしてくださった皆さん、そして何より一緒に事務局として関わってくださる方々には、本当に感謝しかありません。


2.大切にしていること

このつきのとかげプロジェクトで、私が大切にしていることがあります。

「やるべきことより、やりたいことをやろう」

「やるべきこと」は、行政であったり協議会であったり、ちゃんとした皆さんにお任せしておけばいい。

私たちは、この街にコミュニティをつくりたい。だったら関わりたくなる活動でありたいし、「つきのとかげプロジェクトで、やりたいことができた」という場所になりたい。

そんなWILL実現型サードプレイスを目指して。

朝活もCookies & Coffeeもパブリックアート鑑賞もヨガも、メンバーの中にあった「やりたい(will)」が生み出した企画です。


今回の「ストリートこたつcafe in さいたま新都心」(こたカフェ)も、そんな「will」から生まれました。willのオーナーは私。

つきのとかげプロジェクトの作戦会議(やりたいことを表明し仲間を募る場)で「さいたま新都心駅の東西自由通路にこたつを置いてみたい」と宣言して、はじまりました。


3.「目的」のある街に余白(あそび)を

私から見えているさいたま新都心という街は、働きに来るひとは仕事をして仕事が終わったら帰り、買い物に来るひとは買い物をして買い物が終わったら帰り、コンサートに来たひとはコンサートが終わったら帰る、そんな街です。

目的があって人々が訪れる街。
目的のための時間を過ごす街。


そんな街に、余白をつくってみたい

それがこたカフェに向けて私を動かしている、私の想いです。


願わくば、街なかに突如現れた余白(あそび)空間を面白がっていただき、街を訪れた皆さんにも余白(あそび)の時間を過ごしてもらいたいと思っています。

私自身もこの余白(あそび)の空間から、今一度この街を眺めるのを楽しみにしています。


4.立派な目的がなくても幸せに生きる

少し本題から逸れますが、大切なことなので伝えさせてください。

何か目的がある取組は応援しやすいですし、ひとが認めてくれます。仕事でも何か新しいことをやろうとすると「それって何が目的なの?」「何のためにやるの?」「何かいいことあるの?」と問われ、上手に答えられる企画は認められ、その問いにモゴモゴしてしまう企画は認められなかったりします。

確かに目的があるのは大切だし、解決すべき課題はたくさんあります。

でも、私たちはそこからもう少し自由になってもいいんじゃないかなって思うんです。

目的なんかなくても、私たちは毎日を生きています。

目的があって、そこに向かって努力するひとたちがキラキラして見えることってありますよね。練習したり、勉強したり、転職活動したり、ボランティアをしたり、ダイエットしたり、起業したり。

それ自体は悪いことではありませんが、そのキラキラを見つめすぎて、「そうではない普通に生きる毎日」を低く評価し過ぎてしまうと息苦しい気がするのです。

もっと「そうではない普通に生きる毎日」を前向きに噛みしめて、味わえたら、それだって十分に幸せな日々だと思うのです。


5.目的がなくても幸せに過ごせる場所で

だから「こたつ」がいいなって思いました。


私にとって「こたつ」って、目的もなくダラダラとテレビを見たり本を読んだり家族や友達とゲームで遊んだり、疲れたらゴロンと横になってうたた寝をする場所なんです。

そこで流れる時間のなんと幸せなことか。


さいたま新都心という「みんなが目的をもってやってくる街」に余白(あそび)をつくるなら、「目的がなくても幸せに過ごせる場所」のチャンピオンである「こたつ」を主役にしたかったのです。


そんな余白(あそび)の空間で、静かにコーヒーを飲んでもいいですし、友だちとボードゲームで遊んでもいい。もしかしたら、参加したくなるミニイベントも見つかるかもしれません。

こたつを囲むやわらかい空気感の中で、誰かと誰かが出会ってくれたらさらに嬉しい。メッチャ嬉しいです。


もっと言えば、新型コロナウイルスで止まっていた時計が、動き出すのをみんなでお祝いして、長かった我慢の季節を過ごしたお互いを労い合うような場になったら素敵ですよね。そんな場にしたいな。


島田に久しぶりに会いたいな~、おしゃべりしたいな~と思ってくださる方がいたら、ぜひ遊びに来てください。現場でディレクターをしている予定ですが、ディレクション(監督)が必要な難しい運営はありません。

私もこたつに入ってお待ちしております。10分でも、5分でも、お近くにお越しのタイミングでお立ち寄りいただけたら嬉しいです。

私からもきっと、あなたと会えていなかった季節の分だけお話したいことがあります。それをお話したいです。


さいたま新都心のこたカフェで。




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