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10代の詩

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#社会人

さらにさらに上の世界から(詩11)

さらにさらに上の世界から(詩11)

上辺のきっと天国のように綺麗で
全ての人々は儚い夢であって
成ろうと事ならとこの門を叩く
選ばれた人間同士なら仲良くできるらしい
でもそんな甘くないのなら この世界はなりずらい

生きるために舞台から蹴落としたり
色々な戸惑いや癒えぬ傷に涙をのんだね
信じられるのは形のない自分の才能だけ
それでも分かり合える人を探している
世界の中から光を探して 自分自身の力に変えて

きっと僕の中に眠っている

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水面に浮かぶ世界(詩12)

水面に浮かぶ世界(詩12)

穏やかな川の流れのような毎日
川の汚れに気づかなければ 分からなかった日々全てが
変わっていく壊れていく ガラスの花のように

迷っている小さな魚の僕
必死に居場所の家や心に帰ろうと
見当たらない 汚れや土埃のせいで
分からない 僕は帰れない
水面に浮かぶ世界に映る自分自身には重すぎる

求め続けても閉じ込められた動物のよう
愛も夢も食事のようにしか与えられない僕は
今も歩き続ける ただの道化に過

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