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【読書note】ビジネスパーソンにオススメ!ピラティスってそんな想いが込められてたんだ!

こんばんは、芝本です。

2021年2月から継続して週2ペースで筋トレを行なっていますが、約1年半も継続すると肉体的な変化がとても分かりやすく現れてきました。ただ、別にボディビルやフィジークに出場するとかの本気度ではないので、(ボディメイクを辞めるつもりはないですが)このまま継続してどうしようかなとも思っています。

個人的に健康は好きなテーマなので、このnoteでもたくさんの記事を書いていますが、「肉体的にも、精神的にも、社会的にももっと健康に」と思った時に、以前よりもヨガやピラティスに興味を持つようになりました。

話は変わりますが、少し前に映画『キングダム2〜遙かなる大地〜』を観に行きまして、改めて漫画でキングダムを読みたくなり全巻購入しました。めちゃくちゃ無理矢理な話の展開ですが、実は戦争とピラティスは結構深い関係にあるのです。

そして、上記の記事でも書きましたが、ヨガはメンタル的、ピラティスはフィジカル的なものというイメージが大きく先行しています。インナーマッスルを鍛えたり、肩凝りや腰痛を解消するエクササイズという側面もありますが、ピラティスの本質はそこではないのです。

今回は下記の書籍を読んで、ピラティスの真髄に迫っていきます。

▼こんな人に読んで欲しい
・ピラティスに興味のある人
・ピラティスを始めてみようかなと思っている人
・マインドフルネスに興味のある人
・心と身体の健康に興味のある人
・ゆとりのある生活を送りたいと思っている人


ピラティス発祥の地は第一次世界大戦下のイギリス

以前の記事で「ピラティスはもともとはドイツで考えられた運動」と書きましたが、それは正しいです。ピラティスの創始者は、サーカス団員やボクサー兼護身術のインストラクターとして働いていたドイツ人である「ジョージ・ピラティス」です。(※ここに関しては情報が少なく、諸説ありだそうです。)

ジョージ・ピラティスは第一次世界大戦が始まった1914年、イギリスでボクシングや護衛術について教えていたそうですが、敵国民という理由でイギリスで捕らえられ、マン島にある留置所に送られます。

しかし、ある程度の自由が与えられていたそうで、自身の健康のために行っていたエクササイズを、他の留置者にも指導していたそうですね。すると、留置所内の人間がみるみる健康になっていき、当時世界的に爆発的な猛威を振るっていたインフルエンザに罹って亡くなる人はゼロ。全世界で4,000万人以上がインフルエンザに罹り亡くなっているにも関わらず、です。相当な英雄だったのでしょう。

そんなジョージ・ピラティスは「第一次世界大戦下のマン島での生活があったからこそ、ピラティスのメソッドを発展させることができた」と言います。ドイツ人という理由だけで留置所送りになったので、この考え方をするのはなかな難しいと思いますが、自分の管理下にないことに一喜一憂しても何も変わらないですよね。管理下にないことに嘆かずに、管理下にあることにどれだけ集中できるかが、大成するかどうかの差なんだと思いました。

そして、いつしか看護師として働き出したジョージ・ピラティスは、負傷兵をいち早く戦場に復帰させるためにリハビリを施しますが、これがピラティスの原型になったと言われています。イギリス・マン島での生活で、人の身体についてあらゆることを考える機会を得たからこそ生まれたということですね。

ピラティスは単なるエクササイズではない

突然ですが、ピラティスの基本は「ボディ・マインド・スピリットの統合」という考え方です。はい、どういうことか分かりませんよね。ボディ(身体)とマインド(思考・感情)とスピリット(精神)は相互の作用し合っているという考え方です。

ボディの調子を整えると、マインドも前向きになり、スピリットが満たされている...というように互いに関係性を持って成り立っています。
どれかひとつバランスを崩してしまうと、引っ張られるように全てがバランスを崩してしまい、正三角形は窮屈な形になり、「私」の日々の暮らしも窮屈になってしまいます。
人は幸せになるためにこの世に生まれてきています。 嬉しいことばかりが身に起こるわけではありませんが、自分に突きつけられた課題も、ボディ・マインド・スピリットが満たされていることで、しなやかにクリアして経験値となりキャパシティが広がって自信がつき、結果「私」はより満たされていきます。

ヒントは私の中!ボディ・マインド・スピリットを満たして私らしく

ピラティスの発祥は第一次世界大戦下で、戦争を経験したジョージ・ピラティスは、「もう二度と戦争を起こしてはならない」という想いを込めてピラティスを確立させました。

ピラティスによって「ボディ・マインド・スピリット」を統合させると、心身の状態が良くなり、身体も心も正常に働きます。心身が健康になると、人と争うなどを考えることもなくなり、そういう人が増えることで平和な社会がもたらされるということです。

つまり、ジョセフ・ピラティスが考案したメソッドは、健康的になり、活力に溢れ、幸福感に満たされ、その先の平和な社会に繋げていきたいという願いが込められていたのですね。

ピラティスをおこなう上での「6つの原理原則」

書籍の中では、ピラティスを実践するときに大切にすべき「6つの原理原則」や「PMAが提唱する3つの原理原則」、「5つの要素」など、いろんなことが書かれています。それぞれ違うのですが、ここでは広く知られている「6つの原理原則」について書いていきます。

ピラティスの6つの原理原則
❶呼吸
❷集中
❸コントロール
❹中心
❺精度
❻流れ

❶呼吸

ピラティスを実践する上で大切なことのひとつに「呼吸」があります。呼吸を正しく行うということは、意識を自分自身に向け、心と身体を統合し、ピラティスに取り組む心身を作り上げてくれます。少し前に大流行した『鬼滅の刃』でもいろんな呼吸がありましたね。呼吸を極めると、酸素を含んだ血液で全身の組織に栄養を届けるだけではなく、不純物を取り除くことに繋がります。

❷集中

呼吸を正しく行い、身体に集中させて運動をすることは、心と身体を統合させるためにとても大切です。今の自分の身体がどんな状態にあるのかに意識を向けながら取り組むとより良いですね。

❸コントロール

自分自身の身体に集中させて、動きをコントロールすることが、ピラティスの効果に大きく影響を及ぼします。

❹中心

心と身体の中心を合わせるようなイメージで、意識を自分自身に向けることで集中やコントロールも高まります。と書いていました(笑)正直、ここに関してはピンと来ませんが、中心が大事だそうです。

❺精度

ピラティスを実践しているときに大切なことは、動作の回数ではなく精度(質)です。個人的には質をスピーディに向上するためには回数をこなす必要があると思っているのですが、ここに関しては質にこだわると良いそうですね。

❻流れ

ピラティスと他のエクササイズの大きな違いは、流れるような動きです。ピラティスにおいて一つ一つの動作を区切ったり、静的なポーズは取りません。流れるような動作を体得するには、高い集中力や洗練された動きが必要になります。そして、それがピラティスの醍醐味です。

最後に

ピラティスは心と身体のバランスを重視しており、まずは自分に意識を向けることが大切です。しかし、現代は忙しすぎて自分自身と向き合う時間を取っていない人が多く、常に時間に追われています。だからこそ、「ボディ・マインド・スピリットの統合」を促すピラティスは非常にオススメで、日本でもたくさんのサロンが存在しているということです。

じゃあ、ヨガと何が違うのかと思った人もいると思いますし、ボクもこの記事を書きながらずっと思っていたので、この議題に関しては別の記事でアウトプットしていきます。

自分自身に意識を向けることの意味を持つ「マインドフルネス」という言葉が少し前に流行りましたが、まずは、現実をあるがまま受け入れることから始めてみてもいいですね。

私たちは、今この瞬間を生きているようでいて、実は過去や未来のことを考えて、「心ここにあらず」の状態が多くの時間を占めています。特に、過去の失敗や未来の不安といったネガティブなことほど、考えを占める時間が長くなりがちです。つまり、自分で不安やストレスを増幅させてしまっているのです。こうした心ここにあらずの状態から抜けだし、心を"今"に向けた状態を「マインドフルネス」といいます。

「マインドフルネス」とは?めい想の方法・効果と「呼吸のめい想」のやり方

ピラティスを通してバランスの良い生活を送っていきましょう。そして、ボク自身もこの記事を書いてみてやっぱり興味があると感じたので一度体験に行ってみます。また、その体験の記事もどこかでお届けできればと思います。

今日はここまで。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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