みやび

1998\9\24

みやび

1998\9\24

最近の記事

Summer Delay

夏のせい。 君のせい。 誰の... 夏は何かと苦手だ。楽しいことも嫌なことも沢山味わってきた。 むせかえる暑さの中兼六園に言った事も。 涼しいねーって言って微笑むその笑顔も。 思ったよりも大きくて半分こしたアイスクリームも。 ふらっと寄ったその部屋も。 お昼に起きて一緒にぐうたらした夕方も。 見る世界全部君がいた。 だけどもう君はいない。 どうしても夏になるとあの思い出が君を忘れさせないの。 という具合で勝手にエモくなってしまうこの曲。 ClariSの「Summer

    • 結物語「みとめウルフ」

      数ある物語シリーズのエピソードの中でも、自分が一番好きなエピソードは、「結物語」の「みとめウルフ」で描かれた羽川と阿良々木との再会の場面。高校の時ような距離感で話している二人に本気で涙した。でも彼らはその距離感を感じてなかったかもしれない。あくまで読者の1人である自分だけかもしれない。それでも、自分はそう感じざるをえなかった。いや、でも、そう感じたかっただけかもしれない。人間基本的にエモさを求めがちだし(自論) 「みとめウルフ」を締めくくる阿良々木の言葉。 今の僕が今の羽川

      • あれから。

        前回の記事から約10カ月が経った。あれから色々なことがあった。そして今も道に迷っている。自分だけ1人でどの道が正しいのかも分からずに立ち止まっている。 あれから① 退院して始めたことは、公務員試験勉強。 周りのススメもありつつ、人の役に立ちたいという思いから公務員を志望した。予備校まで行かせてもらえることになった。 この時の自分は希望にあふれていたと思う、やるべきことも見つかって、それに向かって頑張れる。素晴らしいことだと思う。 けど同時にその程度にしか考えていなかったこ

        • とある日の、病院からの新宿

        Summer Delay

          8月9日(金)入院の終わり

          高安動脈炎の治療入院もいよいよ大詰め。入院生活は今日を含めて残り2日となた。 本当にゆっくりした生活を送ったなぁ... 今の気持ちはこんな感じ。4時くらいに目を覚まし、ベッドの上で映画を見たり本を読み、スマホをいじり、パソコンに向かう日々。そして日付が変わる前に寝る。初めての生活だった。 今回の入院生活で一番考えたことは過去のことだった。 自分は今でもとある人の影を思い出してしまう。それに関しては別の日記に書いた。 あの人にとってはただの1人に過ぎないけど。 考えた

          8月9日(金)入院の終わり

          過去に逃げるわけじゃなく、自分が強くなるために思い出す、か。 今の自分に必要な言葉すぎて泣いた。 というかこの言葉を思い出すたびに泣いてる気がする。

          過去に逃げるわけじゃなく、自分が強くなるために思い出す、か。 今の自分に必要な言葉すぎて泣いた。 というかこの言葉を思い出すたびに泣いてる気がする。

          生まれ変わった私を再生して

          電影少女-Video Girl MAI 2019-最終場面より。 血が流れている。 貴方も私も。 ありがとう健人。私を守ってくれて。 忘れんな。 俺を。みんなを。見てきたこと。感じてきたこと。 全部忘れんな。 それは命令? 違う。 これはお前と俺の約束だ。 俺も忘れない。絶対。 お前と出会えたこと絶対忘れない。 そして思い出すんだ。 過去に逃げるわけじゃない。 自分が強くなるために、俺と一緒にいたことを思い出すんだ。 うん。 いつか俺がお前の存在意義を証明するから。

          生まれ変わった私を再生して

          8月6日(火)入院8日目

          前回から「やわらかい明日をつくるノート」の質問に対する回答をしている。続きをやっていこう。 Q4:今まで見た中で一番美しかったものは? 自分の部屋から1人で見る花火。花火は特に景色の中でも”誰と見るか”が重要になると思う。家族、友人、恋人等々。けど自分の中では1人で見る花火が一番美しい。 あれほど1人で夜空を見上げるのに適した時間があるのか。いや、ない。 理由は上の通り。 単に夜空を見るだけでなく夜空に咲く花をみる。何も考えず美しい花を暗い部屋から見る機会ほど何かを忘れ

          8月6日(火)入院8日目

          8月4日(日)入院6日目

          4つの空間に仕切られた1つの部屋。今自分はそこにいる。入院だ。 そしてまさかのいきなり6日目。なんやもう終わりそうやんけ。 高安動脈炎治療。といっても自覚症状もなく患者である点に対し自分の中で未だに疑問が残る。早期発見とはスバラシイ。 入院中の気持ちとかそこら辺はまた別の日に書くとして今は別のことをやりたい。 やわらかい明日をつくるノート-想像がふくらむ102の質問-(大和書房) 筆者:夏生さえり ここに書いてある質問に少しずつ答えたい。なお、Questionに関しては

          8月4日(日)入院6日目

          7月20日(土)突然の指定難病診断。

          指定難病の診断が出た日から4日目。この1年間で実は10キロ近く痩せていた自分。食欲不振も目立ち、慢性的に体力不足、やる気の減退などが続いていた。 そして判明した病名。「高安動脈炎」という指定難病だった。 難病について説明しよう。基本の定義は以下の4つ。 ・発病の機構(原因)が明らかでない ・治療方法が確立していない ・希少な疾患である(がん、精神疾患、感染症、アレルギー疾患等、個別の施策体系が確立している疾患は含まれない) ・長期の療養を必要とする そして指定難病はさら

          7月20日(土)突然の指定難病診断。

          7月12日(金)思い出す人

          ひどく感傷的どうしても思い出してしまう人。今でも好きとかそういうものではなく。覚えているのは自分を呼ぶときの声。それくらい昔のこと。俺は既にあの人と交わる道を歩いていない。 でも時々夢に見るあの人の声。どうしてなのか。 しゅん。 しゅんさん、しゅんさん。 この声だけ。現実で思い出しても、夢で見てもこの声と俺を呼ぶその笑顔だけ。 ここだけ見ると本当に自分でもだいぶ末期だなと思う。 だってそれは15とか16の頃の話。5年も6年も前の話。本人からしたらどうでもいいこと。昔の人が

          7月12日(金)思い出す人