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「支援学級被害者の会」に毅然と反論した軽度知的障害者の方
私がX(旧Twitter)でよくやるのがツイート検索です。あくまで自分が気になっていることが過去どのように語られていたか、自分が思いついたネタを過去に誰かが呟いていたか、そうした形跡を辿ることがたまらなく好きです。色々なワードで検索しながら、トレンドと無関係にXと向き合える貴重な体験を享受しています。
そうしてツイート検索していた折、ある軽度知的障害者の書き込みが目に留まりました。2020年の書
発達障害者のためのイヤーワーム対処マニュアル
数年前からよく聞かれる言葉「イヤーワーム」。直訳すると「耳の虫」、まるで耳の中に虫がもぐりこんで、音楽を流しているような体感があることから、そのように呼ばれています。
イヤーワームは特定の楽曲やメロディの一部が頭の中で繰り返し再生されるのですが、現象には個人差があり、数分で終わる人もいれば、何時間も続くケースもあります。
イヤーワームは発達障害者のストレス源になる可能性もSNSなどでは「発達障
中国雑貨大手・名創優品「知的障害の泣き虫ネズミ」の投稿を謝罪
X(旧Twitter)で不定期連載中の人気漫画「ちいかわ」は様々な企業とコラボしており、遂には海外とも連携するようになりました。しかし、その海外のコラボ先が一悶着起こしてしまったそうです。
問題のコラボ先は、中国の雑貨大手である名創優品(メイソウ)です。そこのコラボ担当者がTikTokにコラボグッズの紹介動画を投稿したのですが、毒舌キャラ気取りで登場人物たちを「藍色褲頭猫(青ズボン頭の猫)」「瘋
苦手と苦手意識の違い(『発達障がい~神からの贈り物~』第89回)
私はずっと器用だと思って生きてきた。発達障害の診断を受けるまで。
診断結果は私の指先の器用さが平均値より低いと告げられた。青天の霹靂のような感覚に少しの間浸った。
さて、発達障害の困りごとの代表的なものとして、「苦手なこと」「苦手意識」というものが挙げられると思うが、上記の苦手なことと苦手意識は実は全く異質であるが混同されやすい。
私の場合は先に述べたように客観的には指先の微細な動きが苦手な
ネット右翼だけの専売特許ではない!意外と身近に潜む「歴史修正主義」
ミクロ規模の歴史修正主義「歴史修正主義」とは、ある歴史上の出来事について特定の界隈にとって都合のいい言説を流布し、あわよくば歴史そのものを改竄してしまおうとする動きです。代表的なのが上述した「関東大震災に伴う虐殺の否定」で、発生から100年を過ぎた今では、生き証人の絶滅を待っていたかのようにデマゴギーが噴出しています。
扱われている出来事からして、いわゆるネット右翼のイメージがありますが、別に
工賃未払いで夜逃げした埼玉のB型事業所とは一体何なのか
雇用契約を結ばない就労継続支援B型事業所は、事業の報酬から少ない工賃を捻出して利用者に与えねばなりません。確かに工賃は少ないですが、それでも毎月支払うのが事業所に課せられた義務であることに変わりはないのです。実際に工賃未払いをしていた兵庫県福崎町の事業所では、半年の指定停止という処分が下りました。
さて、埼玉県内で3つのB型事業所を運営していた「ベル・エンプロイメント・サポート(以下、ベル)」が
ひきこもり、うつ病の30代男性が就労移行支援を受けてみたら?②~状況が変わればやることも変わる
前回のコラム
では就労移行支援を利用することになった経緯から、実際にプログラミングを学べる事業所を利用するまで書きました。
その中で「本当にこれで私は就労を目指したいのだろうか」という問いが生まれ、そして「NO」という結論を出しました。
今回はその続きをお話しします。
「NO」という結論を出した理由なぜ「NO」という結論を出したかというと、プログラミングの仕事を自分が「一生懸命やっている姿
ヤマジュン漫画「絆」の認知症描写を考察する
数あるヤマジュン漫画の一つで、1988年に発表された作品「絆」について気になる描写があったので、今回はそれについてのお話をしましょう。題材こそ山川純一先生のゲイポルノ漫画ではありますが、誰でも嫌悪感なく読めるように作品の説明は最小限に留めておきます。
作品のあらすじは「佐野という高齢男性が娘の夫と浮気をしていたが、実態は佐野が世間に迷惑をかけないよう娘夫婦が抑えていた」というもので、その理由は「
能登半島地震の被災地、輪島へ応援派遣で行ってきました〜発達障害のASDとADHDを併発しています!<vol.11>
全国社会福祉協議会が介護職員等に募った応援派遣で、能登半島の輪島に派遣されて行ってきました。仮設住宅の見回りや困り事などを聞いて対応する相談支援が仕事だと思っていましたが、いろんな体験をさせていただきました。私は、ASDとADHDがあり、阪神大震災で被災してパニック障害になったので、体調などが心配でしたが、なんとか無事に終わりました。いちばん被害の大きな場所が拠点だったので、ニュースなどで見た倒壊
もっとみる就労継続支援B型を利用しての変化、わかったこと。
障害者ドットコム編集室の利用者として1年と少しが経ちました。そんな中で生活や精神面にどのような変化があったか、就労継続支援B型ってどうなの?というところをまとめていきます。
一般就労からリタイアしてわたしは障害者ドットコム編集室の利用者になるまで、就労継続支援B型の経験がありませんでした。それまでは精神障害をオープンにしつつ、コンビニや工場で勤めていました。
それでもやはり、精神病院への通院日
ひきこもり、うつ病の30代男性が就労移行支援を受けてみたら?
私は今現在「就労移行支援」という福祉サービスを利用しており、30代男性、気分障害(うつ病)と診断され、精神障害者福祉手帳3級の交付を受けています。
今回はその私が福祉サービスの力を借り、心身の状態に不安を感じることなく、今こうやってコラムを書いているまでの流れをひとつのケースとしてお話しできたらと思います。
就労移行支援を利用しようと思った理由理由は私の中では明確にあって、自分独りで一般就労に
障害者女性の透明化された「生きづらさ」
「障害者について論じられるときは、たいてい障害者男性に、女性について論じられるときは、たいてい健常者女性にスポットライトが当てられる」
これは、家族社会学および障害学の専門家である土屋葉氏が、編著「障害があり女性であること 生活史からみる生きづらさ」の序章として書いた文章の一部です。
黒人女性フェミニストのベル・フックスの言葉を一部改変した文章なのですが、発達障害者であり女性である私には、非常