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月刊 マルチーズ竹下

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シュッパン前夜メンバー、マルチーズ竹下の記事まとめ。“出版業界のコモノ”としての矜持を忘れずに、これまでの失敗も恐れずに、伝えたい出版や編集にまつわるアレコレを発信していきます。
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記事一覧

スタア編集者になれないとモヤる若者へ、妖精さんからのアドバイス。

新しい仕事にチャレンジなど時間と気力のムダ。これまでやってきたことをそつなくこなすにとど…

激太り、歯並び異変、膀胱炎、そして鈴木京香。人生後半は病と不調と寄り添い生きる。

女優の鈴木京香さんが、体調を戻されたとFRIDAY DIGITALの記事で読み、よかった、ほんとよかっ…

朝ドラ『らんまん』を編集者視点で観てみたら、スゴかった。

NHK朝の連続テレビ小説(通称朝ドラ)『らんまん』が終わりました。久しぶりに、1日の決まった…

編集者も見た目が9割、いやそれ以上!? だった件

出版社で書籍編集をやっている、マルチーズ竹下と申します。最近、気づいたことがあります。私…

「プロ意識のある編集者」って? そっとあたりを見回し考えてみた

出版社で書籍編集をやっている、マルチーズ竹下と申します。働くうえで時にモチベを上げ、時に…

【映画スラムダンクを観た】出版社のすみっこにいながら漫画原作の実写映像化について…

ついに観てきました、映画『THE FIRST SLAM DUNK』・・・・! 今日はこの作品をきっかけに、漫画…

毎度、大なり小なり揉めごとを寄せ付けてしまう編集者は「敬意力」を磨くといい!?

シュッパン前夜のメンバーの中でも、編集者歴が長いほうですが、毎回、仲間が執筆するnoteの記事を読んでは「すごいなあ・・・・その通りだよ・・・・」と唸ってしまうマルチーズ竹下です。 ケーハクさんの記事『出版編集の「揉めごとは対人コミュニケーションに尽きる」問題』については、文中に登場する「永遠に未熟or新しいチームで臨む」の文言に深く頷きましたし、高橋ピクトさんの記事『編集者の「読みたくなる」見出しのつけ方』を読んだら、進行中の原稿の文中見出しが気になり見直してしまいました。

【子育て雑誌編集時代】炎上した産休・育休中のリスキリング問題で思い出した、あるマ…

ざっくり見積もって30年、出版の世界に住まう私。今日は「リスキリング」の正確な意味が分から…

【出版社の場合】編集者から見た、真似したい・そうなりたい編集者ってどんな人?

実はざっくり見積もって30年、出版の世界に住まう私。いつもアタフタしているのでとてもそうは…

【出版社の場合】出世したい人、拒む人、それぞれの思惑とほんとの気持ち。

出世、について書こうと思います。いったい全体、どの口で! 前回の投稿記事で自らを〝働かな…

【出版社の場合】“働かないおじさん/おばさん”問題を、当事者であるわたしが考えて…

働かないおじさん/おばさん問題。このテーマ(?)のネット記事はビューが伸びるのか、定期的…

【ほぼ実録失敗談】事故本発生からの30日間、やらかした担当編集(私)が続けた、たっ…

前回は、私が過去におかした大失敗(事故本)の発生原因とその後の経緯について書きました。今…

売れなかったけど、すごい本

 すごい、かどうかはわからないけれど(おそらくすごくはない、たぶん)、どの編集者にも、…

書影のハナシ  『最高の走り方』について

 書影、と書いて、しょえい、と読む。編集者界隈では「書影、遅くとも今月中旬までに決めないとやばいです〜」なんて口にされていますが、ふつう読めなくないですか?? 少なくとも私、雑誌編集者時代は口にしたことがありませんでした。  ひょういち、と呼ばれることもあります。ちなみにひょうに、ひょうさん、ひょうよんもあります(詳しくは『本の用語辞典』参照)。  ざっくりいうと、カバー表紙のオモテ部分、ですね。書名や著者名が載っている部分です。みなさんが見ているAmazonに載っているのも