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【感想】FGO関連Ⅵ「雪原のメリー・クリスマス2023 ~7days / 8years Snow Carol~」case.2:魔術王はなぜ魔術を残した?
魔術王ソロモンはどうして魔術を残した?・人間の魔術の開祖ソロモン 魔術王ソロモンは現代まで残る魔術の開祖の一人として知られている。といってもそれは『人間の魔術』に限定した場合での話。魔術そのものの歴史はソロモン王の時代よりも更に古い。 神代において魔術とは当時の霊長である神と契約する形式が主流であった。神とは『根源』と直接繋がる存在。その神の権能の欠片を借り受けることで神代の魔術は当然の権利のように世界を書き換えている。 神代の魔術が真なる魔術であるとしたら、ソロモ
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【与太雑記】ゲーティアはなぜビーストになった?(課題編)
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「FGO」において第一部のラスボスたる魔神王ゲーティア。第一の獣として人理に関わる異常を引き起こした引き金の片割れ。ソロモン王が作り上げた『最初の使い魔』である彼らが、どうして人理焼却を実行したのかについては「FGO」第一部の「終局特異点ソロモン」で描かれた通りだ。 人間の不完全性を憎んだ彼らは死の概念の存在しない世界を求めた。人理焼却とはあくまでそのための手段である。独自に設定した冠位指定、魔神柱の因子を持つ血族、歴史を乱す聖杯と特異点。これらも全て人理焼却による人類総
有料100【与太雑記】冬コミ原稿素案Ⅴ『第四章:魔術組織(後編)』(メンバーシップ)
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アトラス院・序文 アトラス院はエジプトにあるもう一つのアトラス山を拠点とする学院。『巨人の穴蔵』『生きた奈落』とも呼ばれる。 魔術協会の三大部門の一角であり、その歴史は時計塔よりも古い。正式な活動開始時期は不明だが、西暦開始以前……少なくとも紀元前四世紀には既に活動していたことが記録されている。 彼らが扱う錬金術は時計塔のソレと異なる。アトラス院の錬金術は魔術の祖をもってなるもの。一方で時計塔が採用しているのは中世期に西洋に流入して以降の錬金術である。 他の組織と
有料100【与太雑記】冬コミ原稿素案Ⅳ『第四章:魔術組織(前編)』(メンバーシップ)
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第四章 魔術組織魔術協会(時計塔) ・序文 魔術協会とは西欧を中心とした魔術世界に大きな影響力を持つ一大組織である。名目上は、国籍・ジャンルを問わずに魔術を学ぶ者たちによって作られた自衛団体。 本部はイギリスのロンドンに存在し、魔術世界では「時計塔」の名で知られている。協会は時計塔を含んだ三つの学院に分かれている。ロンドンの時計塔、北大西洋の彷徨海、エジプトのアトラス院。始まりこそは、この三大部門に分かれてある程度の交友を保っていた協会であったが、時計塔が本部となっ
有料150【与太雑記】冬コミ原稿素案Ⅲ『第三章:高次存在-神(後編)』(メンバーシップ)
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本文は冬コミ(C103)の原稿を素案という形で先行公開したものです。あくまで素案のため、同人誌に落とし込む際には適宜、追記・修正等が入る予定です。 各神話体系の神々 神には様々な種類が存在する。自然や概念から生まれた神。人間から生まれ変わった神。由来や発生経緯によって分類される神だが、より大きな枠組み、つまり各神話体系ごとに比較した場合でもその在り方は千差万別であり、それぞれ独自の特徴を有している。まだまだ謎や疑問も多いが、現状判明している各神話体系の特徴を以下にまとめる。
有料100【与太雑記】冬コミ原稿素案Ⅱ『第三章:高次存在-神(中編)』(メンバーシップ)
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本文は冬コミ(C103)の原稿を素案という形で先行公開したものです。あくまで素案のため、同人誌に落とし込む際には適宜、追記・修正等が入る予定です。 TYPE-MOON第二期(魔法使いの夜以降)以降の設定 ◯神代とは ・神代とその終焉 神代。神々が支配者、星の霊長として君臨し、星に神秘が溢れていた時代は既に終わりを迎えて久しく、地上は人間の時代となった。この時代の変化はある日突然起きた訳ではない。様々な段階や出来事を経て、神代は終わりを迎えた。 型月伝奇世界において『
有料100【与太雑記】冬コミ原稿素案Ⅰ『第三章:高次存在-神(前編)』(メンバーシップ)
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本文は冬コミ(C103)の原稿を素案という形で先行公開したものです。あくまで素案のため、同人誌に落とし込む際には適宜、追記・修正等が入る予定です。 神序文 型月伝奇世界にはいわゆる神という存在が存在する。正確には存在した、と言った方が正しいかもしれない。神と呼ばれる高次存在が地球の霊長として君臨し、実在のモノとして人々に認識されていた時代を魔術世界では『神代』と呼ぶ。 現代にまで残る各神話に登場する神々。神代に実在したと思われる神々。これらが正確にどこまで同一の存
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