考え込む、を考える。
深く考える、が特性
発達障害の一種である、自閉スペクトラム症(ASD)。
自分はそれとともに今を生きています。
そこで1つ、生活に支障をきたしかねない特性があります。
「1つの物事を深く考える」
一見、そこまででも無いのでは、と感じる方もいらっしゃると思います。
しかし、状況に応じては障害となりえます。
仕事中に起きた「考える人」
自分の場合、就労移行支援事業所内で起こったことを綴ります。
とある企業へ納品するものがあります。
先日投稿した記事に似たようなものです。
↓ こちらの『起きたことを簡単に』にあります。
そちらの作業終了時、不要な箱を処分してしまったのです。
本来なら次の作業の際、使用するため取っておくのです。
その箱には
「数字(箱の中に入っている商品の数)」
「箱が必要!」もしくは「箱は不要!」
これらが記されている札を一緒に留めておくのですが、
作業開始時のものを見てしまい、誤って処分してしまいました。
そこで職員さんと話し合いをしました。
自分はそこで気になりました。
『どうしてこういう札が存在するのか?』
『どの状況で箱が必要になるか/不要になるか?』
その時は、作業終了時だったため
その後上記のことをずっと考えてしまって
作業ができなくなる事はありませんでしたが、
作業途中の際は自分の中で考え込んで
作業することができなくなっていた可能性があります。
そうなると、翌日納品ができなくて…というリスクが発生します。
それではどうしようか、と
ここでまた自宅に帰って考え込むのです。
知りたい、更にその奥へ
そうして考え込んだ結果、このような結論に至りました。
『自分は1つの物事について深く考え込む。
つまり物事を深層まで突き詰めたい、ってことか。
起こった原因とその解決策を同時に理解しておきたい、よね。』
例えるなら、
仕事のルールがどのような経緯で作られたのか知りたい
このルールになった原因の出来事を知りたい
このような言葉で表現されるでしょうか。
より分かりやすく例えるなら、「5W1Hを知りたい」でしょう。
When : いつ
Where : どこで
Who : 誰が
What : 何を
Why : なぜ
How : どのように
義務教育の英語の授業でよく見る疑問文です。
これらを知りたいのは仕事上重要である、と考えています。
そう考えるなら、深く思考する事は武器になりえます。
普通であっても、大事だと思う
冒頭に触れたように、
自閉スペクトラム症の特性の一つとして
「1つの物事について深く考える」が強く現れています。
世間一般の人よりも
物事に対して好奇心が強い、とも言えるでしょう。
子供みたい、幼稚だ、と思われるかもしれません。
しかしこのような好奇心は、
人生100年時代と言われる現代では極めて重要だと考えます。
新しい趣味を持つ
新たな人間関係を築く
新たな分野の仕事に挑戦してみる/探してみる
上記のことは、障害者のみならず普通の人、健常者であっても
大事だと言われています。
今日から何か、新しいこと、挑戦してみませんか?
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