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20231122「星々の謡い」

その散らばったものを
繋ぎとめようと
手を伸ばし
掴めないのに
更に空をかく
もがいた身振りが
踊りになるなら
何度でも踊ろう
答えにならないけれど
問いを発することが
何かに繋がるだろう
切り分けて
最小の簡単さまで単純化すれば
誰かの願いが叶えられるのだと
そう思えばいい
距離をとり間合いの前後で
各々と星々を繋ぎ
仮の細糸を導こう
どれもが漂うのだろうから

いったん放たれたのなら
どれを選んでもいいはず
姿形の形容さえ
わたしに与え
あなたにも選択権を与かるだろう
籤引きのひとつ
吉凶の裏表
願いの行く末
どうなろうと構わないが
できることなら
喜ばしい方へと
皆が歌う
言語の違いを拾い
紡ぎ出す揺籃の最中
尾鰭を付けつつ
地味の体現を現して
あらゆる地方に風が吹き抜ける
木の葉が舞って
別の風景を描き出す

均一を伴いつつ
手腕の差異を認めながら
内包からの次の手を選び
偶然をも糧に加え
広大な媒介に接触して
違うあなたに出会うのだろう
呼ばれていないものを呼んで
未だ読まれもしない可能性を含み
出来合いの衣を纏って
舞台は初めから用意されてたかのように
既に準備は始められている
高らかにそして通底する
無意識のことわり
砕いた破片で動もすると
誰かを傷つけることもあるだろう
暫しの手当てで休ませれば
叶うことない願いさえ
わたしのどこかに芽生えるかもしれない
新しい地図は今にも更新し続けている

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