見出し画像

あなたが荒野で出来ること。自信はそこからやってくる。

【この記事は1分で読めます】

もし、この国がまた焼け野原になったとしたら、自分はどうやってお金を稼いで生きていこうか?

外資系セールス時代、自分はいつもそんなことばかり考えていた。いつ辞めてもいいように、どんな業界に行っても売れるノウハウを確立してやろう。そんなことしか考えていなかった。

実際、「商品は見せるな、説明するな」という独自の手法を生み出した。数分話すだけで高額商品がバンバン売れた。その姿をいつも見ていた後輩は、わたしがお客様を洗脳していると信じて疑わなかった。

1億円ノート。
自分でそう名付けた自作のノートをいまでも大切に持っている。

仕事に関しては、徹底したメモ魔ならぬ“ノート魔”だった。セールスを通じて日々感じたことをとにかくノートに書いた。それを読み返しては、また書き直してを繰り返した。そして、最後に残ったのが「1億円ノート」である。

ビジネススキルより大事なこと。それは「商人マインド」だと思っている。いかに、食いっ逸れないか。突き詰めれば、仕事ってそこに行き着く。自信を持てない人ほど、心の奥でそのことに気付いていたりもする。

自分には価値がない。だから自分を磨こうとか、スキルを付けようとしたがるけど、これって意外と遠回りだし、うまくいく保証はない。

もっと簡単で安全なこと。それは、自分に価値があると思ってくれる人を作ること。そのノウハウって、本には書いていない。だからこそ誰でも自分のやりやすい方法で出来るし、いつ始めても遅すぎることはないと思う。

台湾の首都、台北に「一番屋」というお店がある。お茶のお店だが、自家製のパイナップルケーキのほうが有名で、毎日たくさんの日本人が訪れる。けど、そこのパイナップルケーキよりも素晴らしいのは、女将さんのおもてなしである。

ぼっさり遅い時間に日本から訪れたわたくしめにも、最高の笑顔でお茶のサービスをしてくださった。次から次へとつまみも出してくれて、おまけにヌガーという台湾名産の売り物のお菓子まで一箱いただいた。そのお礼にと、美容に効く“秘伝の気”をわたしが手のひらに送ってあげたら大変喜んでくれた。

年に数回ではあるが、地元にある横浜スタジアムへ野球を観に行くことがある。野球を生で観ることも楽しいが、人気のあるビールの売り子さんたちを観察するのも面白い。

観察をしていて、わたしは人気のある売り子さんの特徴を見抜くことができた。それは、人気のある売り子さんにはリピーター客が付いているのだ。たわいもない会話をすることで、お客さんに顔を覚えてもらう。そしてまた、購入してもらう。すると、売り子さんもお客さんの顔を覚える。次回の試合日にも知っているお客さんを見つけたら売りにいく。それを何度も積み重ねて人気が固定化していくのである。

自信を持てなくて悩んでいる人の気持ちを痛いほどよく分かる。なぜなら、自分もそうだったから。けど、自分って大したことできない、だから誰かに支えてもらおう。そう割り切ったとき、「意外と自分を支えてくれる人っているんだな」と感じて、よく分からん自信がわたしには付いてきた。

自信って、“自分を信じる”と書く。
けど、実際の意味は違うと思う。

自分を信じてくれる人を作るという意味だと思う。

フラフラな棒ほど、支えてもらうことで楽に自立が出来る。やっぱ一人はツラい、何をやるにしても。だから、もっと頼っていいと思う。お礼さえ忘れなければ。肩の力を抜こう。

Live your life !

応援お願い致します。