sponge labo

小説、イラスト、漫画、映像 創作サークル SPONGE LABO note. 主にがるあんの小説をアップしていきます。 http://spongelabo.com/

[告知]comitia126[Z52a]

きたる11月25日(日曜)に開催されますコミティア126にて
「Sponge Labo」はスペース[Z52a]にてサークル参加しております。

既刊のみとはなりますが、お立ち寄りいただけますと幸いです。

小説「練馬」...¥500
小説/漫画「タイタンの彼女 -pilot edition-」...¥500
イラスト集「BURST」...¥200

宜しくお願い致します!

ヨツベ

タイタンの彼女 8

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 国道沿いの歩道を西に三十分も歩くと、辺りに見慣れない光景が広がり始める。勿論車の助手席からは何度も見た景色だけれど、実際に立って見る景色とはこうも違うのかと不思議に感じた。

 国道の他には田んぼと畑しか見えない開けた道は、ずっと真っ直ぐに続いていた。シロヤマは全く近付いてくる気配が無い。
 きっと辛くなるだろうと思う。帰りも歩いて帰れるのか、自信が無い。家に帰ったら、きっと両親に

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タイタンの彼女 7

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 飛んできたボールは僕のグラブにすっぽりと収まった。
 ボールを投げたのは女子だというのに中々良い肩をしている。
 あんなボンベを背負っているから、筋力はその辺の女子とは比較にならないくらい強いのだろうか。見た所そんな印象の無い華奢な体なのだけれど。

 僕はボールを投げ返した。彼女は高く上がったボールを見辛そうにしていたが、何とかグラブの中にボールを収めた。
 しまった。高く上げる

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タイタンの彼女 6

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「なあ、なあ、北高今年は多分倍率高いってよ」

 友達は僕にそんな事を言う。僕がきょとんとした顔をしたからだろうか、彼は顔をしかめた。

「お前、北高受けるんだろ?良いのか?」

 そうだった。北高は僕の第一志望校だった。もし、受かる事があれば僕は遂に山に囲まれたこの町の外に出ていく事になる。街の西、シロヤマの下のトンネルを抜けると見えて来る大きな隣町に北高はある。

 しかし、どう

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