ちゃんまー

20代男性サラリーマン。映画好きで大学時代は映画館でバイト。年約200本の映画を鑑賞。…

ちゃんまー

20代男性サラリーマン。映画好きで大学時代は映画館でバイト。年約200本の映画を鑑賞。映画好きと言うと必ず言われる「え?●●(作品名)見てないの?」とか映画好きキラーな反応に腹ただしく思い、シネフィルを目指そうと思ってます。

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    自由気ままに見た映画の感想を投稿していきます。

最近の記事

「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」ゾンビ映画の金字塔

この映画がなかったらゾンビ映画というジャンルは生まれなかった....恥ずかしながら未鑑賞だったんです。「桐島、部活やめるってよ」について先日書きましたが、主人公の前田くんがとってもゾンビ映画好きなのですが、顧問の先生に「ジョージ・A・ロメロのナイト・オブ・ザ・リビング・デッドみましたか?」っていうんです。顧問は「マニアックな映画だな」的なことを言うんですが、「ロメロは全然マニアックじゃない」と前田くんが反論するんですが、そう前田くんの言う通り、ロメロはゾンビ映画の入口中の入口

    • 「クロール 凶暴領域」B級怪獣映画

      ワニ映画の金字塔?、「クロール 凶暴領域」を鑑賞しました。映画館で見れずの楽しみだった作品。個人的にはワニにピンポイントにあてた映画ってあんまり見たことなかったのですが、すごく面白かったですよ。ワニって強いんですね(笑) 作品概要公開年:2019年 配給:東和ピクチャーズ 製作:サム・ライミ 監督:アレクサンドル・アジャ 出演:カヤ・スコデラーリオ、バリー・ペッパー 最高に面白かったですす。さすが、「死霊のはらわら」などのサム・ライミが製作に関わっているだけあって、B級感

      • 「大列車強盗」物語をもった映画の登場

        本日は、この作品なしでは今の映画はなかったかもしれないシリーズ、「大列車強盗」(1903年)を紹介します。本作で初めて大掛かりな物語を持った作品が登場するのです。また、編集技術にも注目を集め、さらに初の西部劇要素が組み込まれた作品で、映画好きには見逃せない作品となると思います。 作品概要公開年:1903年 製作:エジソン社 監督:エドウィン・S・ポーター ストーリー:駅で強盗を働いたギャング一団が、度重なる悪事を重ね、保安官たちとの追跡劇に展開する。 様々な試み<物語性・

        • 「アメリカ消防士の生活」凝った編集技術を見逃すな!

          最近、映画の歴史について勉強しているのですが、度々でてくるポーター監督の作品「アメリカ消防士の生活」について少し書きたいと思います。この作品は特殊な編集技術が用いられていて、これが今後の映画にも影響が与えられているそうです。 作品概要公開年:1903年 監督:エドウィン・S・ポーター 出演:アーサー・ライト、ビビアン・ヴォーン 内容:燃えさかる建物から女性と子供を救う消防夫の姿を描く。 エドウィン・S・ポーターについてポーターまでの映画は、「映写技術があって、画面に映し出

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          「愛の不時着」愛情深いエンタメ作品

          いつもは映画についての感想ばかり書いていたのですが、たまにはドラマの紹介・感想を書きたいなと思います。会社の人からNETFLIXの韓国ドラマ「愛の不時着」すっごいよかったといっていたのを思い出し、時間がある今しかないとすぐに見ました。1本1時間~2時間程度が全16話あるので、かなり見ごたえありましたが一切飽きずに、むしろ止まらず1週間でみてしました(どんだけ暇だよ...)。すっごく良かったので「愛の不時着」について少しだけ。 作品概要日本配信年:2020年 配信元:NETF

          「愛の不時着」愛情深いエンタメ作品

          「ラウンドヘイの庭の場面」現存する最古のフィルム

          みなさんご存知でしょうか。現存する最古のフィルム映画! 映画の父と呼ばれるのはフランス人発明家であるルイ・ル・プランス。彼の作品である「ラウンドヘイの庭の場面」が現存する最古のフィルムだという。Youtubeで見られます。 長さは2.11秒。とっても短い。が最古のフィルム映画としてギネスにも記録されているらしい。 撮影は単レンズ式のカメラを使って撮影され、プランスはプロジェクトに合わせて改造することができるカメラ「伝達体」を開発して撮影に取り組んでいたという。 これが映

          「ラウンドヘイの庭の場面」現存する最古のフィルム

          リモートワークについて思うこと

          みなさん、緊急事態宣言が出されてからリモートワークになったところが増えたのではないでしょうか。かくなる私も原則出社禁止で、よほどのことが無い限り出社をさせてくれません。社会人になってからリモートワークのとことはいいなぁなんて思っていました。しかし実際リモートワークになって、もちろんいい点も見つけたのですが、今はリモートワークがいかに仕事しづらいかを痛感しております。 良い点1.通勤時間がない リモートワークになることで、もちろんですが通勤時間がなくなりました。満員電車のスト

          リモートワークについて思うこと

          「ラ・シオタ駅への列車の到着」世界初のスクリーン上映作品

          新型コロナウィルスによる自粛期間をせっかくなら有効活用するべく、映画の造詣をより深めていきたいと思い様々な映画史の本を購入して読んでいる。その中で世界初のスクリーン上映をされたとする映画の一つがリュミエール兄弟が作ってパリで上映した「ラ・シオタ駅への列車の到着」という作品だそうだ。(諸説あるみたい)Youtubeにあがっていたので鑑賞してみました。 フランスの発明家であるレオン・ボウリーが撮影と映写の機能をもつ世界初の複合機であるシネマトグラフを開発。その特許をリミュエール

          「ラ・シオタ駅への列車の到着」世界初のスクリーン上映作品

          「メトロポリス」資本主義が向かう行方

          SF映画の原点にして頂点SF映画の原点にして頂点と言われている「メトロポリス」を見ました。とても1927年に出来た映画とは思えず、SF映画の原点にして頂点はとても誇張している表現ではないと思いました。この作品のメインテーマとして考えられてのは、資本主義が向かう未来とその未来を食い止めるための手立てまでが描かれていると思います。それについて少しだけ。 (ちなみに私が見たのは150分版です) 作品概要公開年:1927年 監督:フリッツ・ラング 出演:ブリギッテ・ヘルム、アルフレ

          「メトロポリス」資本主義が向かう行方

          【HELP】流行りのリモート飲み会

          緊急事態宣言に伴って、外出自粛が続いていると思います。それに伴い、飲み会をなくなっていくと思ったら「リモート飲み会」が流行り始めました。TVでも取り上げられるほどです。人と会えない期間で、お酒を飲めることはとってもいいですよね。人と話すことで不安が解消されたりしますしね。 最近私もよくリモート飲み会にお誘い頂きます。気の置けない仲間であれば純粋に楽しいですし、気分でなければ断ることもできます。気の置けない仲間であれば.....ね。 仕事関係の人からリモート飲みに誘われました

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          「シコふんじゃった。」青春部活映画の金字塔

          王道を作った周防正行監督?「Shall we ダンス?」や「それでもボクはやってない」で有名な周防正行監督の「シコふんじゃった。」を見ました。なんとなく、Amazon Primeを漁っていたら目に留まりました。昔映画館で再上映をやっており、少し古い映画だけど、結構人入ってるんだなという記憶があり、有名だしきっと面白いに違いないと思ったので鑑賞しました。 見ると、少し前から流行っている青春部活動映画のストーリー展開が繰り広げられており、この作品がそういった作品の王道プロットを作

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          「歩いても 歩いても」家族であるが故のつらさ

          作家性溢れた是枝作品「万引き家族」で国内外で一世を風靡した是枝監督。彼は一貫して「家族」をテーマに作品を作り続けており、作家性溢れた監督だと思ってます。彼は「誰も知らない」では家族の残酷さを描き、「そして父になる」では血のつながりについて描き、本作「歩いても 歩いても」は家族であるが故に生じるつらさを描いていると感じました。 作品概要公開年:2008年 配給:シネカノン 監督:是枝裕和 出演:阿部寛、夏川結衣、YOU、高橋和也、田中祥平、野本ほたる、林凌雅、寺島進、加藤治子

          「歩いても 歩いても」家族であるが故のつらさ

          「アイネクライネナハトムジーク」あなたはラッキーですか?

          伊坂幸太郎原作「アイネクライネナハトムジーク」伊坂幸太郎さん原作の「アイネクライネナハトムジーク」を鑑賞しました。私は伊坂さんファンであり、彼が出している本はかなり読んでおります。本作の実写化についても楽しみにしており、この外出自粛期間にやっと見れました。原作の小説は6本の短編集から成り立っており、伊坂さんおなじみの短編が実はつながっているシリーズ。ただ、あくまで短編ではあったので映画ではどのように一本のストーリーに仕立て上げるのか不安でもありました。が、そんな心配は杞憂でし

          「アイネクライネナハトムジーク」あなたはラッキーですか?

          「ターミナル」究極の外出自粛映画から今の生活に学べることとは

          究極の外出自粛映画大好きなスティーブン・スピルバーグ作品「ターミナル」。本作の主人公は米国に入国しようとしたところ、入国拒否され、祖国が内戦状態に陥っているため帰国もできず空港のターミナルで生活することとなります。ターミナルにいた期間は本作では分かりませんが、相当長い間外に行けない期間があったかと分かると思います。そんな究極の外出自粛(正確には本作では禁止なんですけど)映画に、今の新型コロナウィルスによって外出自粛が要請されている生活をする上でヒントがないか見てみました。

          「ターミナル」究極の外出自粛映画から今の生活に学べることとは

          「時をかける少女」大林宣彦監督の傑作

          大林宣彦監督の訃報。追悼の意を込めて。大林監督が4月10日亡くなった。大林監督の最新作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」を非常に楽しみにしていた最中でまさかのお知らせ。コロナの状況で、新作が公開延期になることは、予測していました。しかし、大林監督がまさかこのタイミングで亡くなるなんてまさかすぎました。もともと「海辺の映画館 キネマの玉手箱」は4月10日に公開予定でした。その日に亡くなるなんて、まるでこの映画のために生きてきたと思ってしまう、この映画のために命をかけて命の灯を絶や

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          「blank13」どんな人生を歩んだのかは葬式で分かる

          斎藤工監督の作品で、リリーフランキーが父役、高橋一生が息子役、非常に短い時間の作品という認識はあったが、どんな話かは一切知らなかった。ちょうど70分くらい空きがあったので見てみました。短めに書かせてください。 作品概要 公開年:2018年 配給:クロックワークス 監督:斎藤工 出演:高橋一生、松岡茉優、斎藤工、神野三鈴、佐藤二朗、リリー・フランキー ストーリー(Filmarks) 13年前に突然失踪した父が余命3カ月で見つかった。借金を残し消えた父に母と兄は会おうとしな

          「blank13」どんな人生を歩んだのかは葬式で分かる