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読書日記~いしかわじゅん「漫画の時間」


 このところ毎晩見ている水道橋博士のYouTube配信で裁判を書籍化した本の具体例として挙げた本がいしかわじゅんさんの「鉄槌」だったんですよね。
博士の読書量なら知ってて当然の本だと思いましたが、その内容を面白く思っていた私は博士がピックアップしたことが興味深かったんですね。
いしかわさんはSNSやSNS以前の週刊プロレスとのトラブルが印象深いのか、いつも怒っている印象が強いみたいですが。。

 個人的にはいしかわさんは「20世紀のムーンライダーズ」にエッセイ漫画が掲載されたり、週刊プレイボーイ連載の「東京物語」では黒沢清監督が何度も登場したり、かなりマニアックなバンド、メトロファルスのP.V.に自ら出演したりと面白い存在だったので、博士と対談したら?と提案しましたが、芳しい反応ではなかったですね。。
それではそのメトロファルス「なしくずしオペラ」のP.V. です。

 ちなみにサムネイルの画像に映っているのが、いしかわじゅんさんですよ。
現在はメトロファルスの紙ジャケット再発『PiPi  ZAZOU』(デラックス・エディション)付属のDVDでも見ることができます。
このP.V. にはムーンライダーズの白井良明さん、当時ZELDA(現在、島へ行くボートの)小澤亜子さん、当時タイツの滋田みかよさんも出演しているので、その辺の音楽好きな人は要チェックですよー。

・いしかわじゅん「漫画の時間」(新潮OH!文庫)

 いしかわさんの功績としては、作品の劇中劇というか、漫画中漫画として杉作J太郎(獣太郎)さんの作品が登場したことが挙げられますね。
杉作さんがブレイク(「トゥナイト2」だったか?)してから、あの獣太郎さん?と気づいてかなりビックリした記憶があります。

 で、今さらですが、この「漫画の時間」の感想としては、絵が上手いとされる漫画家さんの作品を並べて、技術的にどう優れているか?や、持ち味の違いをわかりやすく比較しています。
いしかわさんの技術論は漫画好き故の分析力に裏付けられているのがわかって、かなり興味深いものになっていますね。

 こうして読み返したり、色々調べてみて、やはり博士と対談してほしいな、と。
ただ、内容も切り口も面白くなるとしても、カウントかま稼げないなら実現は難しいのかな?
そんな感じですね。

 ではまたー。

  

 


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