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読書日記~サエキけんぞう「This is サエキングダム」編。

 明日にはサエキけんぞうさんと篠原章さんのはっぴいえんど本が到着するので、「定本はっぴいえんど」か萩原健太さんの「はっぴいえんど伝説」(だったか?)を読もうか?と思ったのですが、サエキさんの本で一番好きな本を読んでみました。

 サエキさんの本、割と出ていて「ヌードなオニオン」や「さよなら!セブンティーズ」はすぐに見つかりそうなんですけど、一番早く引っ張り出せて、内容も一番好きな本にしたというわけですな。

・サエキけんぞう「This is サエキングダム」(白夜書房)

 ハルメンズ~パール兄弟とサエキさんのレアな写真満載です(正確には子どもの頃からの)。
おまけに江口寿史さんと岡崎京子さん、しりあがり寿さんにみうらじゅんさんの作品も掲載されてますね。
縁のミュージシャン、矢野顕子さん、鈴木慶一さん、戸川純さん、安則“CHAKA”まみさん、坂本龍一さん、近田春夫さん、EPOさん、福岡ユタカさんに細野晴臣さんのコメント(インタビュー?)も載ってます。
当時のアイドル歌手、水谷麻里さんとは対談していますし、パール兄弟の他のメンバー、窪田晴男さん、バカボン鈴木さんに松永俊弥さんによる悪口座談会がとにかく面白いのでした。

 ちなみにジョリッズというサエキさんが今やっているバンドに近い名前が出てきますが、この本が出た時点ではまだ結成されていません。
他に考えていたのはラーメンズ(!)だったとか。こういうエピソードでサエキさんの鬼才ぶりが明らかになると思ってしまった私です。

 サエキさんの音楽的志向について触れているのを読むとセンス・エリートだったんだなとも。。
サエキさんは「ミュージック・マガジン」に投稿したのが掲載されたことがあったり、「ナイアガラ音頭」のコンテスト出場の際の写真が「新譜ジャーナル」に掲載されたりもしたんですねぇ。ここは重要。
ちなみに篠原章さんはサエキさんの従兄弟で、はっぴいえんどのライヴ(フォークジャンボリーの3回目、1971年)で「『春よ来い』やってー!」と叫んだのが収録されたことで知られていますね。

 明日、はっぴいえんど本が到着したら速報として報告する予定です。ま、あくまでも予定ですが。

 ではまたー。

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