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ふたりの10年日記@文フリで買った本②
10年もの期間の日記を読めるの、と思い、
会場に向かう前から購入を決めていた1冊
無限さん『空中ブランコ』を読んだ
ふたりでどんな人生を歩んできたのだろう
紙面の上段には女性、下段に男性の日記が綴られていく
途中、現実ではなくあってくれてと祈るような気持ちになり、安心したくて読み急ぐ
読み終えて、調べて、小説だと気づいた
それくらい、ある、物語だった
日記の書き方に、それぞれの癖が出てい
デザイナーさんの日記@文フリで買った本①
鈴木竣介さん『純粋なまなざし』を読んだ
という言葉にひかれ、ブースに行くことを決めていて
手に取って、数行読んで、
「ああ、好きです。」と漏れてしまった
日々のできごとがやわらかく書かれていて、
それなのに何かとつよく向き合ってきたむかしがあるような深さがあって、好き
わかるなーとか、すきだなーとか、うう、しんどい、と思いながら読んだ
中央揃えの余白たっぷりな紙面がよく似合う
すてきな
世界でいちばん楽しそうだった人
小花柄のワンピースを着て
外堀通りでロードレースをしていた
全ての人を抜き去り両手を天に仰いだ
三輪車に乗る少女のようで
大道芸のピエロのようで
友達になろうよ、言う頃には走り去っていた