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いま写真が撮りたい!

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写真とカメラを楽しむためのマガジン 今はひとりかも知れないけど、きっと仲間が集まり未来は開ける!
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写真と紙

写真と紙

白は印刷出来ない。

当たり前のことだけど言葉を聞いてハッとした。
シアン、マゼンタ、イエローを混ぜると黒に近づくので白は作れないし、うちのプリンターには白色インクは入ってない。
白色は印刷できないので、紙の色がそのままハイライトに反映される。
そんな所に注目して色々な紙を使ってみた。

パールが入った紙や、光沢のないコットン紙などを試す。
どれが良いかではなく、それぞれの感想を言葉にしてみる。

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小説「キャパの十字架」

小説「キャパの十字架」

報道写真家 ロバート・キャパを有名にした一枚の写真の謎を追ったノンフィクション。
深夜特急の沢木耕太郎さんの本です。

面白かった。

写真に付けられたキャプションによって真実は歪められた。
そう思っている。
キャパはそれに同調しただけ。

写真だけでは、兵士を誰が撃ったかわからないし、死んだかどうかもわからない。

前後を切り取った言葉みたいだなと思う。
そもそも、写真は瞬間を切り取ったものだか

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瞳AFをはじめて使う

瞳AFをはじめて使う

ポートレートではじめて瞳AFを使ってみた。

便利だね。

ずっとMFレンズ使ってきたから、あんまり信用してなかったのだけれども、結果は思ったより良かった。

失敗しない。

しかしオートフォーカスは、ファインダーを見ながらフォーカスリングを左右に回すだけの操作を複雑にしてるのも事実だね。
モードだけでもシングル、コンティニュアス、DMFなどがあり、エリアにはスポット、トラッキング、ワイド、ゾーン

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ネガとRAW

ネガとRAW

最近ニュースで、フイルムカメラを使う若者が増えたというのを見た。
その話題で最も驚いたのが、写真は画像ファイル(Jpeg)に変換し、ネガは要らないと言うらしい。

そんな私もネガを活用しているかと聞かれると、タンスの奥に保管しているだけなので気持ちは判らなくもないが、やっぱりネガが原本と言う感覚が残る。

その次に頭に浮かんだのが、Jpeg撮って出し。
フイルムで言うネガは要らないと言う感覚と同じ

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映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」

映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」

映画を観て安心した。

最近、スナップ写真を撮ることを芸術的に表現をする方が増えている気がしたので、そっちじゃなくて安心した感じかな。

Saul Leiterは、写真は芸術に値すると言っていましたが、自身の事となると控えめでしたね。
自虐的に雨粒が好きなんだとも(笑)

撮影スタイルは、お散歩しながら気になったものを撮る。

そんな感じだね。

当時は知らんけど、映画の中では、どう見ても撮られて

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写真とAI(RAW現像)

写真とAI(RAW現像)

仕事では、報告書作成でAIを活用している。
誤字脱字が無くなるし、自分だけでは出てこない言葉の言い回しに非常に助かっている。

AIは、写真の世界では敬遠されがちではあるが、LightroomのAIも使い方によってはかなり強力なツールだと思う。

例えば、ISO感度の問題でノイズがのりまくった写真。
ノイズ軽減機能を使うと、AIが自然にノイズを消してくれる。
まぁ最近のデジカメならISOを上げても

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コンデジRX100M3はカメラっぽいカメラ。

コンデジRX100M3はカメラっぽいカメラ。

とてもカメラっぽいカメラです。

カメラなので当たり前の様な気がしますが、コンパクトカメラってファインダーがなかったり、ちょっと奇抜なデザインだったりしますが、RX100M3はカメラをそのままコンパクトにした感じなのです。
ちなみにファインダーが付いたのはRX100M3からです。

RICOH GRIIIxも持っていますが、RX100M3の方が撮っている姿が良いね。
コントロールリングがポイント。

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写真集(アートブック)に感化される

写真集(アートブック)に感化される

最近、古い写真集(アートブック)にハマっていたので、色々な写真家に感化されていると自分でも感じる。
特に表現方法については、観て学ぶしかないと思ってる。私はね。

この写真は、あの写真家のパクリだとか、言っていただけると、それはそれで楽しい。
もちろん、本家には足元にも及ばないのですが・・・

カメラセンサーの取れないチリ

カメラセンサーの取れないチリ

空を撮っていますか。

何処にいても撮れる空。
良い天気で撮った時に限って現れるのは、カメラセンサーのゴミとかチリです。
普段から屋外でレンズ交換はしないし、レンズ交換時は、室内でホコリが入らない様に注意を払っています。

そんな私に新たな試練。

カメラSONY NEX-7のセンサー中央下くらいに角度を変えるとやっと見えるくらいの小さな点を発見。
これをスワブで拭くが困ったことに取れない。

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レンズの常識に囚われ過ぎてる自分

レンズの常識に囚われ過ぎてる自分

franco fontanaさんが写真撮影している所をYouTube動画で観た。
Canonのカメラに望遠レンズを付けて風景写真を撮っていた。
白いレンズだったので200mmはあるかと思われる。

風景写真は、「ダイナミックにパースを活かして広角レンズで撮る」という常識みたいなものに囚われすぎてたと動画を観ながら思った。

franco fontanaさんの写真は、広大な風景から1本の樹や、色彩を

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Rollei 35 Tは手間のかかる子なのです。

Rollei 35 Tは手間のかかる子なのです。

かわいいカメラなのですが、その見た目とは裏腹にめんどくさい子でもあります。
しかし、使い方をマスターしたら、きっとカメラLIFEは楽しくなる!
そんなカメラです。

Rollei 35 T

これでも、1970年代の高級コンパクトカメラなんです。

嫁さんの実家で長い間使われていなかったのですが、シャッター、絞り、露出計は生きていました。
ファインダーに少し曇りがあるくらい。
さすが機械式カメラだ

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空気に色をつけるカラーグレーディング

空気に色をつけるカラーグレーディング

カラーグレーディング

最近、少しハマっている。
色々やってみて思うのは、イメージした雰囲気を作り出す楽しさがあるね。 
ただし、やり過ぎは厳禁。

私的にはファンタジーの一歩手前、ノスタルジーの一歩手前くらいで止めたい。
要するに、現実味が無くならないくらいの所と言うべきか。

これが案外難しくて、実際は盛り過ぎてしまう訳よ。
なので、最近はこんな事を考えながら調整している。

空気に色をつける

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SONY α7R IIが買い時

SONY α7R IIが買い時

SONY α7R IIが買い時。

そんなLINEを親友からもらい、 α7R IIを調べてみた。
親友が言うには、以下の様な話である。

【買い時理由】

当時40万以上してたカメラが10万円前半

4240万画素フルサイズで、今のカメラにも引けを取らない

動画機能は要らないし、オートフォーカスも十分

確かに調べてみると、安くなってる。
2024年3月現在の中古相場は7万円~12万円ほど。

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ゆっくり写真を楽しむ

ゆっくり写真を楽しむ

デジタルになって、写真の消費が早くなっている気がする。
ついでに、音楽もサブスクで同じように感じる。

スマホで気軽に見れたり、聴けたりする分、流れていくだけ。

次から次へと。

気に入った写真を飾る、気に入った音楽を何回も聴く。
そんな当たり前だったことが、変わってしまったと感じる。

前のプリンターを捨ててから、そんなことを考えはじめ、新しいプリンターを買った。

紙に写真を印刷する。

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