見出し画像

自己紹介&サステナブルタウンの創業

はじめまして!元公務員、サステナブルタウン代表の萩元直樹(はぎもとなおき)と申します。読んでいただき大変うれしく思います。本当にありがとうございます。

↑ 私がいつも心がけている彫刻家・平櫛田中の言葉です。「たれ」は「誰(だれ)」と読みます。

<こんな方に読んでもらえたら嬉しいです>
◆コミュニティをパートナーとして捉えた事業タイプ・協働タイプの公務員の参考として
◆元公務員→創業の参考として
◆まちづくりや社会・地域・人に関心のあるソーシャル系の参考として

自己紹介として、公務員(市役所・都庁)を経て、東京2020オリンピック・パラリンピック組織委員会へ転職、サステナブルタウンを創業という経緯についてまとめました。今後、いろいろな形で事業展開していく予定です。

「こんな長い自己紹介、読んでくれる人なんているかな」という思いではおりますが、ショート版・ロング版として途中で区切りました。

ずっと忙しかったので当時をふりかえる良い機会にもなりました。今後も年1回くらいはふりかえって自己紹介を更新し続けたいと思います。

何卒よろしくお願い申し上げます。


【ショート版】

生まれ:1985年、東京都新宿区歌舞伎町(赤十字病院)にて

出身:埼玉県志木市

学歴:中央大学法学部政治学科(高校1年生から政治・行政を学んできました)

趣味:ガーデニング(多肉植物、ホップ、猫草、野菜など)、音楽鑑賞(ビートルズ、ビーチボーイズなど)、ギター・ベース・キーボード、映画鑑賞(スターウォーズ、ジブリなど)、ピントレード(オリンピック・パラリンピック限定)、一人旅など

座右の銘:今やらねばいつできる わしがやらねば誰がやる

経歴:
2007年 小平市役所入庁 高齢者福祉課
2010年 小平市中央公民館
2012年 社会教育主事資格取得
2015年 東京都オリンピック・パラリンピック準備局(出向)
2017年 小平市文化スポーツ課
2019年 小平市役所退職
2019年 公益財団法人東京オリンピック・ パラリンピック組織委員会へ転職
2021年 組織委員会退職
2022年 サステナブルタウン起業/エンパブリック所属

サステナブルタウン公式ホームページ

ビジョン
TRANSFORMING OUR TOWN with SUSTAINABILITY.
私たちのまちにサステナビリティで変革を。

ミッション
「地域に暮らす一人一人が環境・社会・経済にとって最良な選択を見つけられる”サステナブルな地域社会”を日本中にたくさん作る」


【ロング版】

2007年4月〜2010年3月

「今やらねばいつできる わしがやらねば誰がやる(彫刻家 平櫛田中)」の思いを胸に、東京都小平市役所へ入庁。高齢者福祉課に配属されました。

社会人1年目(健康福祉部 高齢者福祉課 業務係)

1年目は高齢者館・高齢者交流室・公設デイサービスセンターの管理、高齢化率の統計、「高齢者のしおり」の作成の担当に。1年目でしたが、「前例超越」の強い思いを有し、現場の声や市民の声をたくさん聴く中で、多くの事業改善をしました。

(主な成果)
◆社会福祉協議会やシルバー人材センター、地域住民と連携・協働して「高齢者館のお祭り」を立上げました。
◆「高齢者のしおり」は、もともとお葬式のしおり的な暗いイメージ漂う冊子でしたが、高齢期のサービスを網羅させ、Wordを駆使して明るくポップにリデザインしたので評価も高まりました。そのことから、高齢期の必読書として予算も獲得でき、翌年度からは隔年で全戸配布といたしました。

この時から、チラシ・パンフレットなどのデザイン技術を学び、「Wordでできないことはない!」と思うくらいになるまで2年くらいかかりました。

社会人2年目・3年目(健康福祉部 高齢者福祉課 業務係)

ベテランが異動し、新人が入ってきたため、高齢クラブ(老人会)とシルバーピア(高齢者住宅)の担当になりました。課題山積でヘビーな仕事でした。
高齢クラブでは、毎月3~4のイベントを行うため、市民の方々と日々連携・協働する毎日でした。
シルバーピアでは、たくさんの問題や事件が起こる中、生活協力員や地域住民と連携・協働して奔走しました。
3年目までの活動で千数百人以上の方々と顔見知りになり、思いを共有したり、連携・協働したり、深い関係をたくさん築くことができました。
初めての異動内示が発表された日は、たくさんの市民とのつながりを思って大泣きしました。

(主な成果)
◆当時から、会員減少が課題であったため「広報部」を立上げました。全国的に老人クラブとは「健康・友愛・奉仕」の三大テーマで活動し、小平市にもこの3つの部しかなかったので、4つ目の部を立ち上げる共同意思決定も大変でした。
◆市内業者から広告をもらってフルカラーの「小平市高齢クラブ連合会だより」を無料で創刊しました。
◆スポーツが苦手な人も楽しめるスポーツ輪投げを試行し、2年間のうちに市内高齢者の中で大流行となりました。
◆シルバーピアでは事務的に管理していれば最低限良い事業ですが、潜在的に生活課題・地域課題が山積でした。市役所の業務とはそういうものです。そこで、多く住民とたくさんの話し合いの機会を作り、より良い生活環境をつくるために、連携・協働して課題解決をしていきました。
◆市役所で1人だけで高齢者の住宅相談対応をしていましたが、多くの住宅困窮者の相談に応じて、良い住まいを見つける活動も拡大させました。


2010年4月〜2015年3月

社会人4年目~8年目(教育委員会 中央公民館 事業係)​

2か所目の職場です。もともと3年間事業系だったので、1日で超速で慣れました。
当時、「職員の墓場」と職員内でやや罵られていた公民館でしたが、市役所の中で最も市民協働が可能な組織であり、また、「職員にとって最大の研修の場」となり得ると考え活動した結果、3年目の活動が全国的に注目され、当時最も全国的な関心の集まる公民館となりました。
その頃から、現在にいたるまで、たくさんの講演やワークショップ、論文の執筆や取材等の依頼をいただき、プライベート活動として継続してきました。
公務員として二足の草鞋を履き続けてきました。

市民にとって「活動の中心地」となる公民館へ変革させ、10年以上経った今では、市の看板事業としても認められる取組も数多く生み出すことができました。

ここまでの8年間で約1800コマ以上は、講座・ワークショップ・イベント等を企画・運営しました。自分の認識の範囲では、公務員としてここまで濃密に市民と連携・協働してイベント等を数多くやってきた職員は知らないです。

<主な実績>
◆公民館で知り合った方々:4000人以上
◆サークル化・ネットワーク化:24団体(国際協力、被災地支援、動物愛護、学校支援、音楽祭実行委員会、職員と市民の友の会、地域協働のネットワーク、広域のネットワーク、市民活動支援センターやボランティアセンターとのネットワークなど(講座やイベントを経て立ち上げました)
◆視察・訪問:10回(文部科学省生涯学習制作局長、国立教育政策研究所社会教育実践研究センター社会教育主事講習、イギリス青年教育担当者、群馬県公民館職員、茨城県生涯学習センター職員、鹿児島県公民館長など、多くの方が私の事業に注目してお越しいただきました)
◆講演:24回
◆論文(専門誌):7回
◆団体会報誌掲載:6回
◆プレスリリース成功数:約30回
◆学校とのコーディネート事例:約30件
◆その他のコーディネート事例:100件以上 

<主な成果>
1 中央公民館職員とサークルの友の会立上げ
→開館以来約60年の課題を「職員と市民の友の会」として解決
2 サークルフェア(サークル活動の見本市)立上げ
→会員募集や会の継続に大きな課題があり、職員と市民で協働して新規立ち上げ
3 忘れない3.11展立上げ
→市内にバラバラに活動する20数の官民の団体の連携・協働の場として立上げ
4 みんなでつくる音楽祭in小平立上げ
→市内に音楽を愛する人やコミュニティをソーシャルインクルージョンを目指して音楽祭をゼロからみんなでハンドメイドして立上げ
5 なかまちテラスLiNKS(地域協働の場)立上げ
→建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞受賞者の妹島和世さんの設計による「なかまちテラス(公民館・図書館の複合施設)」の効果を最大限発揮するソフト事業を地域住民・学校・自治会・商店会などと共に企画・実行し、会の立上げ

・・・などなど、挙げると本当に切りがありません。
そのほとんどが今でも市民と職員の協働によって続いています。


2015年4月〜2017年3月

社会人9年目~10年目(東京都オリンピック・パラリンピック準備局)

小平市役所初の公募人事で、都庁へ出向。
多言語対応及び国調整の担当になりました。

​特に多言語対応の方では、官民60数団体が連携・協働する「2020年オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた多言語対応協議会」の事務局主担当として邁進しました。

<主な成果>
1 小売りプロジェクトチームの立上げ
2 やさしい日本語の全国普及
3 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と共にVoiceTraの普及
4 リオ2016パラリンピックの視察及びJAPAN HOUSEでのVoiceTraによるおもてなし(実証実験)
5 ICTのベンダー視察ツアー立上げ
6 区市町村オリンピック・パラリンピック担当者のネットワーク化

​→多言語対応の取組報告書ー東京2020大会に向けてー(東京都)

<Pick up 小売りプロジェクトチーム>
統一的な多言語対応がとれていなかった小売業界が一丸となって、東京2020大会に向けて多言語対応を進めていくチームの立上げに内閣官房と共に関わりました。一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)の新津研一事務局長を中心に小売り関係団体・機関が連携・協働する体制が誕生しました。
→多言語対応協議会小売りプロジェクトチームHP

<Pick up やさしい日本語>
東京都が管理する多言語対応協議会のポータルサイトにおいて、「やさしい日本語」のページを作成しました。都庁内の各局の調整に働きかけ「やさしい日本語」の全国普及に努めました。
→「やさしい日本語」について
なかでも、2016年12月に開催された「多言語対応・ICT化推進フォーラム」において企画・調整したパネルディスカッション「やさしい日本語の可能性」は、「やさしい日本語」の歴史において最初で最後の大きな1ページとなりました。
→パネルディスカッション登壇者紹介

リオでたくさんモテたシーンですw

2017年4月〜2019年8月

社会人11年目~13年目(小平市 地域振興部 文化スポーツ課 文化振興・施設管理担当)

小平市役所に戻り、東京2020大会を担当する文化スポーツ課へ異動。文化振興担当として、オリンピック・パラリンピック事業、平櫛田中彫刻美術館のマネジメント、多文化共生事業、観光まちづくり事業などを担当しました。

<主な成果>
1 やさしい日本語×多言語音声翻訳
2 平櫛田中彫刻美術館での伝統芸能イベント(ユニークべニュー)
3 市内観光施設のネットワーク化
4 東京2020オリンピック・パラリンピック市民プロジェクト立上げ
5 イベントのUD化ガイドライン作成
6 業務外で日本青年館『社会教育』にて東京2020大会関連の連載をスタート(55月継続) など

<Pick up やさしい日本語×多言語音声翻訳>
東京2020大会に向けたおもてなしの準備のため、市民と在住外国人の皆さんと共に、やさしい日本語でVoiceTraにて外国語に翻訳し交流するワークショップを行いました。リオ2016大会で着想を得た取組です。
これが、内閣官房、文化庁、総務省、厚生労働省、東京都などに注目されました。​Beyond2020プログラムの優秀事例にも、約10000件の中から選ばれました。
そして、総務省・厚生労働省「デジタル活用共生社会実現会議」に招かれ、「やさしい日本語×多言語音声翻訳」の講演を行いました。その検討結果を踏まえ、「デジタル活用共生社会の実現に向けて~デジタル活用共生社会実現会議報告~」が公表となりました。その報告書には、私の「やさしい日本語×多言語音声翻訳」の発表を受け、第8章に計画が記されました。
​これまで、やさしい日本語が国の計画に載ったことはありません。様々な関係者との連携・協働の成果として、国策化につなげていくことができました。

<Pick up 観光施設のネットワーク化>
東京2020大会に向けて、国内外からのゲスト獲得のために市内周遊イベントを開催し、市内に点在する観光施設のネットワーク化を図りました。併せて、市民と在住外国人の交流とインバウンド対応力向上のために観光施設に訪問したり、プロモーションムービーの制作、シェアサイクル貸出の実証実験など、2020年に向けてできることを急ピッチで取り組みました。

<Pick up 東京2020オリンピック・パラリンピック市民プロジェクト>
東京2020大会の3大キーワードを大切にして、オリンピック・パラリンピックの3大テーマ「スポーツ・文化・環境」を基にしたイベントを数多く開催。東京2020大会開催時には「スポーツ&カルチャーフェスティバルin小平」を開催。以降、発展的解散をし、サステナブルなまちづくりを推進する「こだいらスポーツ&カルチャーコミッション」として活動中。


2019年8月〜2021年9月

社会人13年目~15年目(東京オリンピック・パラリンピック組織委員会 選手村マネジメント部 オペレーションサポートチーム→渉外・特命チーム)

社会教育、オリンピック・パラリンピック、多文化共生・観光まちづくりの3分野において、全国的な注目を集めたことと、東京2020大会に向けた計画と団体立上げを行ったことから、自身の起業に向けて小平市役所を退職しました。

起業前に、東京2020大会を完遂させたい思いから、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会へ入職。

東京都・市・組織委員会の3部署でオリパラを担当した唯一の経験者となりました。

選手村マネジメント部にて、サイネージ(看板)、ルック(装飾、大規模展示物)、東京都との調整、村長関係対応、VIP対応、コロナ対策PTなどを担当。

秘匿性の高い業務だったので、詳しくは公開できませんが、選手村のオリンピック・パラリンピック感を作り上げる担当として、選手たちが選手村を楽しんでくださっていた光景は生涯忘れることはできません。大会期間中は、多くの選手たちへできる限りのおもてなしをした結果、たくさんのピントレードをさせてもらいました。

忙しい日々でしたが、クラフトビール醸造の塾にも入り、たくさんの仲間と学び合ったことがとても良い経験になりました。

また、文部科学省の「社会教育士」のプロモーションの取材対象者に全国3人のメンバーとして選ばれました。今後ともプロモーションしていきたいと思います。

社会教育士とは、2020年から始まった「学びを通じて、人づくり・つながりづくり・地域づくりに中核的な役割をはたす専門人材」の称号・資格です。

2021年10月〜2021年12月

前々から考えていた起業プランを進めたり、依頼を受けていたさまざまな講演・ワークショップを行いつつ、合間で全国を旅しました。
◆沖縄県(石垣島・西表島・竹富島)
◆関西(大阪府・和歌山県)
◆四国(徳島県・香川県・高知県)
◆北海道 など


2022年1月〜

公務員時代より関係の深かった株式会社エンパブリックにジョイン。

​東京ホームタウンプロジェクト(東京都福祉保健局)、empublic Studio(「元公務員萩元直樹の住民主体のまちづくりch」等)、その他自治体・企業案件を担当。ソーシャルプロジェクトの第一人者であるエンパブリックにて、民間事業者としての社会づくりを学んでいます。


2022年2月〜

サステナブルタウン創業

2022年2月22日に個人事業主登録(近々、株式会社化予定)。
やはり、公務員として異なる3つの分野での成功やたくさんの市民との思いの共感など、まちづくりやローカルイベントは天職だと思っています。
「サステナブルなまちづくりの専門家」として、サステナブルタウンのファーストステップとして3つの事業を準備中です。そのうちの1つとなる「講演・ワークショップ・コンサル事業」のみ、目に見える形で行っています。

サステナブルタウンでは「地域に暮らす一人一人が環境・社会・経済にとって最良な選択を見つけられる”サステナブルな地域社会”を日本中にたくさん作る」ことをミッションに活動しています。
◆ まちづくり活動、生涯学習、社会教育、市民活動、地域共創
◆ イベント学(プログラム作成・運営ノウハウ等)
◆ 公共施設や都市計画のソフトづくり(地域共創のワークショップ)
◆ コーディネート、コミュニティ活性化、WS運営
◆ チラシ・ポスター作成
◆ ポートランドのまちづくり
◆ 観光・おもてなし
◆ 多文化共生
◆ 多言語対応
◆ やさしい日本語×多言語音声翻訳
◆ 東京2020オリンピック・パラリンピックとまちづくり
◆ SDGs
◆サステナビリティ
◆D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)
◆レガシー
◆男女共同参画 など

さまざまな分野にて、十数年、全国各地にて、その地域の課題に合わせてワークショップや講座、講演会等の内容・方法を考えて取り組んできました。
「学びの力でより良い社会づくりを目指す活動を行う専門家」として、これからもご要望に応じて取り組んでいきます。
お仕事をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

・・・残りの事業はハードルがとても高い状況ですが、日々、準備を進めております。常に実践していたいので、新規事業の立上げに尽力しております。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました!!
社会人15年半の経歴をまとめました。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。

※本記事について、写真の追加や年一の更新など行う予定です。

この記事が参加している募集

自己紹介

転職してよかったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?