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上京日記

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就職で上京した私の東京ひとり暮らし奮闘記. 東京が私の故郷になるその日まで.
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涙は拭って またね と笑って

涙は拭って またね と笑って



6年目、遠距離1年生。

「なんか(彼氏は)いないって思うことにしてる」

3月から今の彼氏と付き合い始めた、という同期の彼女に、遠距離寂しくない? と問われたとき、私はそう答えた。

目をまん丸にする彼女に誤解を与えぬよう、
「街中カップルだらけだからさ、いると思ってたら、自分もいる『のに』ってなっちゃうからさ」
と付け加えると、そっか、なるほどね と彼女言った。



入社後、はじめて東

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初任給が振り込まれタ!
家の初期費用で全部消えちゃうから手放しに喜べないけれど、その月の給与がその月の終わらぬうちに振り込まれるのが正社員ってやつなのね、と思って生きてます

今日からビジネス企画の研修がはじまりました。企画者志望の私にとって1番楽しみにしていた研修で、早速テーマ選定。うちの班は議論が活発すぎて決まらずに今に至りますが、この時間も楽しい…!ほんとうに私は企画が好きなんだな、と改めて感じた1日でした。

すべてが今に繋がっていたのだとしたら 【入社1週目】

すべてが今に繋がっていたのだとしたら 【入社1週目】

同期を大切にしましょう、と入社前からたくさん言われてきた。

そんなこと言われても、採用人数が多いうちの会社では何かの交流会とか飲み会とかで会った人ともう2度と会うことがないということだってあり得てしまう。同じ部署でも一緒に仕事することはまあないだろう。実際に仕事をする上で関わるのは先輩後輩なのだから。

だからそんな、同期を重視しなくてもいい。
仕事が終わったら早く帰って夜ご飯を作って、自分の時

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もう涙は滲まない【上京0週目】

もう涙は滲まない【上京0週目】

東京、って小さいはずなのに、どうして「関西」より広く感じるんだろう。関西住み、と言うと身バレしそうなのに、どう考えても関西より狭い東京という単位は身バレしなさそうで、こういう場で「東京暮らしです」ということに抵抗がない。

3月25日(月)

母と大量の段ボールを捨てに行くと、管理人さんがいた。

母と引っ越しの挨拶をすると、「私、この日とこの日はいつからいつまでいますから、何かあったら何でもおっ

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泣き笑いの東京駅

泣き笑いの東京駅

物心ついた頃から東京暮らしが憧れだった。

テレビで見るたびに、旅行で訪れるたびに、輝きが増す街。日本のすべてが集まる、この国の中心。

いつかここで生きていく。

あの日の誓いを果たすときがきた。

知らなかった。

毎月、家賃だけでは家を借りることができなくて、共益費というやつも必要だということ。毎月の家賃だけでもなくて、住みはじめるために初期費用で敷金礼金家賃1ヶ月分が必要で、それだけでもダ

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