格闘作家  重松 榮

西葛西で空手道場やっています 今は空手の塾生よりエクササイズの生徒が増えて、何のジムか…

格闘作家  重松 榮

西葛西で空手道場やっています 今は空手の塾生よりエクササイズの生徒が増えて、何のジムかわかりません 20年前から、細々と小説書いています 過去の試合記録 人間関係 家族 格闘技界がテーマです 映像制作 格闘家プロモーションビデオ 編集なども 格闘家初の芥川賞作家目指します

マガジン

  • 君の本当の味方は王子様じゃない 筋肉だ

  • お母さんファイター闘争記

    松栄塾では18年に渡ってボクササイズ&パーソナルトレーニングを続けて参りました。始めは道場の開いている時間帯、お母さん達のダイエット目的で始めたほんの小遣い稼ぎ、一昨年以来から、何とこのエクササイズ部門が超バズりました。現在は空手、キックボクシング会員よりも遙かに増殖し進化を遂げた松栄ボディメンテナンス、その中でも大きな目標を持ち、勇気と努力で自分の人生を切り開こうとしているお母さんファイターの記録です。

  • 松栄塾 活動記録

    松栄塾の日々の活動を記して行きたいと思います

  • 格闘小説集

    時間を見つけて書き付けた格闘系マガジン 近い将来西島洋介物語 倉本成春師範 超人伝説書きたいと思っております

  • キックボクシング中年の星 丹羽圭介さんを応援するnote

    西島洋介さんと一緒にトレーニングのお手伝いをしていました REBELS63キロ級チャンピオン 丹羽圭介さんを全力で応援するページです

記事一覧

患者よ癌と戦おう

  患者よ、癌と闘おう      国際武術総合空手道連盟 松栄塾師範 重松栄一  前書きに代えて 2021年5月 軽度の脳梗塞が発症して検査入院した際、肝臓細胞…

第二回目の抗がん剤治療

一回目は何事もなくと言いたかったのですが、やはり副作用が出ました 一週間ぐらいは微熱だったのですが、ある日を境に39〜40度の熱が続きました、それも寝るときになると…

格闘家

武道家の癌克服日誌

              突然の入院 病の方から逃げていった自分の身体に異常を、感じたのは黒く臭い便が出たときだった、 『少し、疲れているのかな』程度におもって…

なかなか戻って来ません

コロナ禍で、ボクササイズが、参加出来ない状況が、半年続き、未だに少人数で行っております、もはや、コレが新しい生活様式ならば、少しでも体力を付けて免疫力をあげるこ…

+1

ボクササイズ

+1

君の本当の味方は王子様じゃない 筋肉だ

+1

女子ファイター超新星

+5

ダイエット効果   松栄ボディメンテナンス

師範の日誌

お時間ありましたら、よろしくお願いいたします。

10年前に書いた駄作「無名の戦士たち」

 プロローグ  俺は人を殺した……。  事故や過失ではない。撲殺である。人をこの手で殴り殺した……。 「強くなりたい」男として生まれたからには誰でも一度は考えるこ…

+12

名古屋、大阪遠征記録

+2

丹羽圭介さん結婚式   戦士の休息

+3

年頭より秘密の特訓   新兵器開拓中

魂の設計

 特別編  テーマ「黒帯は何の為に…」         1  俺が空手を始めたのは、小学校二年生の時だった。  父は柔道の大家で、大学の監督まで務めており、母は若…

魂の設計

 第二章 「結城」                  1  夏の終わりに本田真智子は、末期ガンで、余命三ヶ月と宣告された。  三十四歳になったばかり。長女の寛子…

患者よ癌と戦おう

患者よ癌と戦おう

  患者よ、癌と闘おう

     国際武術総合空手道連盟 松栄塾師範 重松栄一

 前書きに代えて

2021年5月 軽度の脳梗塞が発症して検査入院した際、肝臓細胞癌が見つかりました。癌に罹って一番最初に考えたのは、後どれくらい生きられるのかという残された時間です。

 自分は江戸川区の西葛西という今では、インドの町として有名になってしまった地域で小さな空手道場を経営する武道家です。

 少ない

もっとみる

第二回目の抗がん剤治療

一回目は何事もなくと言いたかったのですが、やはり副作用が出ました

一週間ぐらいは微熱だったのですが、ある日を境に39〜40度の熱が続きました、それも寝るときになると急に上がるため、なかなか寝付けず体力を奪われました、また、やはり弱いところに出るせいか歯周病が進んでいた歯茎がガタガタになり、ろくに食事が取れなくなりました。それまで普通に食べられていたので、これには参りました、高熱のため自宅で休んで

もっとみる

武道家の癌克服日誌

              突然の入院
病の方から逃げていった自分の身体に異常を、感じたのは黒く臭い便が出たときだった、
『少し、疲れているのかな』程度におもっていたのが、16 日の金曜日、自分は空手の師範
を、生業とする還暦男だ 
道場はエレベーターなしの 4 階
この日はいつものように一気に駆け上がることができない、初めて経験する酷い貧血、
エクササイズの仕事を片付けて、消化器科の病院へ 

もっとみる
なかなか戻って来ません

なかなか戻って来ません

コロナ禍で、ボクササイズが、参加出来ない状況が、半年続き、未だに少人数で行っております、もはや、コレが新しい生活様式ならば、少しでも体力を付けて免疫力をあげることか大切だと思います、昨年の予約なしでは入れない状況に早く戻ってくれることを願うばかりです

師範の日誌

お時間ありましたら、よろしくお願いいたします。

10年前に書いた駄作「無名の戦士たち」

 プロローグ

 俺は人を殺した……。
 事故や過失ではない。撲殺である。人をこの手で殴り殺した……。
「強くなりたい」男として生まれたからには誰でも一度は考えることだろう。
 俺の場合は、特にその気持ちが強かった。「最強」この文字を見ると、腹の底から熱いものが込み上げてくる。
 その最強を目指すため実戦(フルコンタクト)空手を、小学生の時から修行していた。
 数多くの大会で優勝した後、史上最強の

もっとみる

魂の設計

 特別編  テーマ「黒帯は何の為に…」

        1
 俺が空手を始めたのは、小学校二年生の時だった。
 父は柔道の大家で、大学の監督まで務めており、母は若い頃からバレーボールの選手として鍛え、両親ともアスリートの家に生まれた。
 俺は物心がつくと、運動を行うのが当たり前の生活を過ごしていた。もともと、体格的にも恵まれており、運動神経がいい俺は、毎日の稽古が楽しくて堪らなかった。
 初めて

もっとみる

魂の設計

 第二章 「結城」 

                1
 夏の終わりに本田真智子は、末期ガンで、余命三ヶ月と宣告された。
 三十四歳になったばかり。長女の寛子は小学校三年生、長男の結城は一年生になったばかりだ。
 目の前が真っ暗になった。
「先生、本当に私の癌は治らないのですか?」
 隣に座っている夫の浩之は、青ざめた顔で下を向いている。
 医師は、無念致し方ないという表情で病状を説明した

もっとみる