永遠の人
中学生から高校生までの子どもが来る場所で働いていると、このお別れの時期は、自分だけ時が止まるような不思議な気持ちになる。
12歳のまだ幼さの残る子が、落ち着いた18歳になり、去っていく繰り返しの中にいる。
確実に6年間が経過して、子どもだけがグンと変化していく。きっと自分も変化しているのだろうけれど、変わっていないような気がしている。
「さよなら〜!またね!」
低く声変わりをした背の高い18歳が、ヒラヒラと手を振って帰っていく姿は、なんだかかわいらしい。
ここの空間を出ていけば、
おそらく一生会うことのない子ども達の、
一瞬の思い出を定点カメラのように見させてもらっている気がする。
4月になれば、また新しい出会いがある。
また13歳の春を追体験する。ここにいれば、永遠の10代を繰り返しながら過ごせるんじゃないか。
なんて……そんなことを思ってみるけれど、そんな事もなく、子どもとの接し方がおばちゃんみを増している気がする、
今日この頃。
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