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贅沢キャロットサラダ(サーモンプラス)

キャロット・ラぺと呼ぶ人参サラダがかなり人気化している。おしゃれなデリに行くと、小さなパックで198円くらいか。人参の千切りと干しブドウ、玉ねぎを、甘めのフレンチドレッシングなどで和えたヘルシーなサラダ。…そう、結構甘い。

酒のつまみには甘すぎるのだ、市販のキャロットラペは。

もともと、正月でなくとも酢の利いた紅白なますをたくさん食べるので、人参サラダも自作が良い。本日は、その昔、カーサ・ブルータスのグルマン・温故知新というシリーズ記事の中で見つけたお店で食べたものを自分でアレンジしたもの。お店の店主は当時の野菜の高騰に対抗して編み出したレシピだと言っていた。そういえば、人参が何倍にも値上がりしたという記憶はない。野菜の優等生。栄養価も高い。ありがたい。

【用意するもの】 人参 小から中くらいの大きさ2~3本、スモークサーモン(切り落としや、ほんの少しパックに入ったものでも)小量、玉ねぎ8分の一個、塩・胡椒・レモン汁・オリーブ油 適量……魚介サラダにする場合には、サーモンの刺身(薄切り)やスモークサーモンを別に用意して。

① 人参をやや斜め方向に薄切りし、千切りにする。市販のキャロットラペよりも若干長く、細く千切りにするイメージだ。スライサーがあればそちらを使ってくださって◎

② ①に軽く塩をしてボウルに入れて冷蔵庫で冷やす。時間をじっくりおくとよい。乾燥しそうならばラップで蓋を。

③ スモークサーモンを細切りにしておく。細切りにできなければ、細かく切ったので良い。食感を残すのがこつ。玉ねぎは粗みじんに切って水にさらす(面倒なら塩をしておいてもよい)

④ ②を取り出して、人参をギュッと絞る。玉ねぎも絞る。

⑤ ④をばらすようにボウルに入れ、③のスモークサーモン・たまねぎを加える。

⑥ 塩、レモン汁、胡椒で味付けし、仕上げにオリーブ油をかけまわす。味が物足りないときは味ぽんか醤油を数滴たらすとよい。

⑦ あえて白い平皿に⑥を広げるようにして盛り付ける。

⑧ ビール、もしくはワインを開けていただく。

人参の歯ごたえと、野菜のフレッシュ感がよい。そして、ほんの少量加えたスモークサーモンがうま味をプラス。モリモリ食べても罪悪感のないおつまみに。砂糖を一切入れないのが自分流なのだが…もしかしたら砂糖や甜菜糖を少し加えてもいいかもです。

人参を刻むのが億劫ではあるが、刻み終わったときの達成感は格別。そして、数本の人参で、丼ぶり一杯分の立派なサラダが出来上がるコスパの良さ。

スモークサーモンや、サーモンの刺身を別に置いておいて、⑧の人参サラダの上に形よく盛り付ければ…オレンジと赤が目にも鮮やかな魚介サラダに。メインディッシュの風格あり。

暑い日の午後など、冷え冷えの人参サラダのサーモンに、とどめのレモンを絞って、その身をちりちりに白くしてから一口ぱくり。

今日も今日とてビールが美味い。


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