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自分のことを自分でする練習によって、子どもの行動は変わってくる?

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こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、学校で働いていて感じる「自分のことを自分ですること」について書いていきたいと思います。

ぜひ、のんびり目を通していってみてください。

目次は、以下の通りです。


自分のことを自分でする練習

荷物の準備や確認を自分でやってみること。

これは、シンプルなことですが、とても大切なことだなぁと感じます。


荷物の準備をするためには、翌日のことを考える必要がありますし、自分でものがどこに保管してあるのか知る必要もあります。

ただ、荷物を準備するだけでも、知っておく必要があることはいくつか存在するわけです。

そうしたことを考えて行動する経験を積むことで、子どもたちは自分の力を高めることができると私は考えています。

今回の例にあげた「荷物の準備」の場合だったら、見通しを持つ力が主に培われるのではないかなと思います。

何を自分でするかによって得られる経験や高まる力は変わると思いますが、誰かにやってもらっていることを少しずつ自分でやってみる練習を積むことは、成長の良い糧となるのではないでしょうか。



自分でやることで実感を伴って理解ができて行動に変化が生まれる

自分でやってみることで「これは時間がかかるな」とか「この部分が大変だぞ」という実感を伴った理解ができると思います。

実感を伴った理解をすると行動にも変化が出てきます。

先ほど例にあげた荷物の準備でしたら「自分で荷物を準備する時に困るから明日のことを確認しておこう」と考えたり、「帰りの連絡をしっかり聞いておこう」と気を付けたりするようになるといった具合です。

自分でやって感じたことをもとに行動を調整するわけです。


「ちゃんと聞いておかないと後で困るよ」と誰かに言われても、話半分で聞いていて実際に困ったということは多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。

あれは自分で実際に困るから気をつけようと思うわけです。

荷物の準備も自分でやることで自分事になるから行動の変容が起こるのかもしれませんね。



自分でやるということで、より「自分事」になる

「自分事」とは自分に関係のあることという意味になります。

自分でやることで、物事はより自分事になると私は考えています。

先述したように、荷物の準備を自分でやるとそれに関わることに意識が行くようになるのは、より自分事になるからと言えるでしょう。

逆に良かれと思ってやってあげているとそれが当たり前になって、荷物の準備は自分事という感覚は薄くなってしまう可能性があります。

バランスが難しいところですね。


何もかも自分だけでやる必要はありませんが、自分でやる経験をしたり、負担のない範囲で自分でやってみることを増やしたりしてみることは、「自己成長」のための良い機会だと私は思います。

そのため、子どもに関わる方は、子どもの置かれている状況や心身の状態に合わせて、「自分でやる」という経験の機会について、改めて検討してみてはいかがでしょうか。

本人の意見や希望、自分でやることの理由なども話し合ってみるとより効果的だと考えられます。

一度言ったらすぐできるということでもないと思いますので、ぜひ、気長に温かく見守りながら行動を応援してあげてほしいなと思います。




今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございます😊

ではまた、次の記事でお会いしましょう。

みなさま、皆様、良い一日をお過ごしください。

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