余計なお世話なのよ、老人向けのバナー広告
施設に入っている89歳の京都の母と電話する。
「元気?」と聞くと「元気やで」と必ず言う。
「毎日黙ってても、ごはんは3食食べさせてもらえるし、
掃除も洗濯もせんでええし、結構な暮らしや。
楽しいことは何にもないけどな」と、これも必ず言う。
まあそうだろう。
6畳ほどの部屋で、テレビを見ているだけの毎日だ。
変化のない毎日は、さぞ退屈だろう。
コロナ感染が広がってからは、
私もなかなか会いに行けない。
行っても、面会は会議室で30分と決められている。
いっしょに部屋で食事をする