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色褪せない宝塚歌劇の番組。

急にこちらの記事が目に飛び込んできた。

紅5(くれないファイブ)。

ネットニュースを流し読みしながらも、こちらのワードを見逃すことはなかった。

CSのスカイ・ステージ(宝塚歌劇専門チャンネル)の番組の面白さを改めて思い出してしまった。

紅5といえば、当時、公式で結成された雪組のAQUA5(歌番組などに出演していたユニット)を真似て、星組の下級生が作ったものだ。

当時はまだおそらくトップスター候補とはハッキリ言えなかったであろう紅ゆずるさんがリーダーだ。

紅さんは、大阪のおばちゃんといった感じで、本当に面白いスターさんだ。

失礼ながら、自分もまさかトップにまでなられるとは思わなかった。
きっと三枚目の役などで、作品に良い感じのスパイスを加えられるスターさんとしての地位を確立されるものだと思っていた。

スカステのこちらの番組を見て一気に引き込まれた。↓

東映太秦映画村でのロケだ。

新選組の格好をしてのロケだが、もうお笑いでしかなかった。
最後の映画風に撮られた1シーンは最高に面白かった。

もしも再放送などがあるのであれば、是非とも見れる人には見て頂きたい。

ちなみにこちらの番組きっかけで派生したであろうものがDVDにもなっている。↓

こちらもスカステで見ていたが、どの回も本当に面白かった。

調べてみると、最近お笑い芸人の山里亮太さんを迎えてのイベントがあったらしい。↓

…なぜこの時は気付かなかったのか、とも思うが、こうやって色んな人が宝塚歌劇の素晴らしさに気付いて下されば嬉しいと思う。

どうしても女性ファンばかりなイメージが強いとは思うが、宝塚歌劇は元々はそうではなかったらしい。

そもそも屋内プールの失敗から生まれた宝塚歌劇。
屋内プールは小さな劇場になった。
そして、ファミリー層向けの温泉施設の余興のようなものとして、庶民でも気軽に楽しめる歌劇が生まれた。

確か最初は無料ではなかっただろうか…
随分と前に知った話なので定かではない。
それでも未だに、他のミュージカルなどの舞台と比べてお値段がお手頃なのはそのためだったはず。

話は少し逸れたが、100年以上もの歴史があれば色んな時代がある。

その中でも、むしろ男性ファンばかりだった時代もあったようだ。

きっと、まだテレビなども普及していない頃。
今で言うご当地アイドルのようなものではなかったのではないかと思う。
「学校が終わったらすぐに劇場に行って、いつもの席(今とは違い、自由席だったのだろうか…)に座って観劇していた」とのご高齢の男性のお話を覚えている。
こちらも、スカステでの番組だっただろうか…

そして、劇場に2割ほどのお客さんしか入らないような閑散とした時代もあったようだ。

あくまで自分の憶測ではあるが、「ベルサイユのばら」の影響で一気にファン(特に女性)が増えたのだと思う。

今では男性であれば尚更「敷居が高い」と思ってしまわれるかもしれないが、そんなことはない。

自分がハマり始めた頃はまだ、"奥さんに連れてこられた旦那さん" などが多かったように思う。
それでもだんだんと、男友達同士で観に来ている人たちや、お一人さまの男性も見かけるようになってきた。

どうしても宝塚歌劇といえば「かっこいい男役」のイメージが強いかもしれないが、実際は男役さんと同じくらい「可憐で可愛らしい娘役」も存在する。

スカステの番組の話に戻るが、こちらではタカラジェンヌさんの素顔が見れる。
男役さんも娘役さんも関係なく、本当に個性あふれる素敵な方々ばかりだ。


もしまだ一度も観たことがない方は、「今の」宝塚歌劇がどのようなものであるのか、先入観をあまり持たずに観て頂きたい。

その時は、昔の作品の再演などよりも、原作のある作品の新作をオススメする。
何故なら、人気の原作であればあるほど失敗できないため、信頼できる演出家さん(監督さん)が担当される確率が高いからだ。

あまり知られていないかもしれないが、宝塚歌劇は基本的にオリジナル作品。
例え原作があったとしても、全てを女性が演じること、スターの序列があることなどで制約も多い。
どんなに素晴らしい演出家さんでも、一つの作品に仕上げることは並大抵のことではないはずだ。

最近は配信もあるようなので、劇場に行きづらい人はそちらでお試ししてからでも良いかもしれない。

そしてもしハマったら劇場へ。
夢の世界が待っている。

CSのスカイステージへ入ろうものならもう寝れない。
過去の舞台作品に、タカラヅカニュースに、トーク番組、旅番組、歌番組…
本当に全てがそこに詰まっている。

どちらも底なし沼だ。
何故なら次々とスターさんが生まれてくる。
スターさんだけではなく演出家さん、スタッフさんもそうだ。

もう宙組の真風さんが卒業されたらトップさんは皆さんきっと歳下だ。
それでも宝塚のことを書き出すと止まらなくなる。
いくら歳を重ねてもワクワクできる。


最初は紅5のことだけを書こうと思っていたのだが、やはり無理だった。

来月は奇跡的にとれた星組のチケットがある!
どうか今度こそ観に行けますように🙏✨


宝塚歌劇のHP ↓


タカラヅカ・スカイ・ステージのHP ↓


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