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創#604「小学生の頃も、15、6歳の高校時代も、その後の大学、社会人時代も、2時間くらいは、普通に歩いていました。走るのは、心の底から嫌いですが、歩くのは好きですし、人生の最後らあたりまで、歩けるという自信はあります」
「降誕祭の夜のカンパリソーダー341」 「農地を無料で貸してくれる人は、この山奥にだって、結構、います。米の作り方は自分が教えます。農地を借りて、米作りをすれば、この田舎で、おかゆやおじやを炊きながら、隠棲できるんじゃないですか」と、Mは、唐突に切り出した。 「自分が食う分の米くらいなら、托鉢だって多分、集められる。農業で苦労するよりは、托鉢で歩く方がいい」と、私は即座に返事をした。 「とことん、モノ作りを拒否して生きて行くわけですね。それだと、先輩の嫌いな近
創#597「二十歳になった時、人生のトータルが把握できてしまいました。そうすると、人生にはやはり何らかのミッションが必要だと、考えるようになりました」
「降誕祭の夜のカンパリソーダー334」 Mの実家とは、多少、方向が違うが、割合、近くに川口先輩の実家の運送屋があった。その昔は、川の砂利などをトラックで運んだりしてたそうだが、今は、一般の貨物運搬の仕事の方が多いらしい。川口先輩は、高校を卒業して、旅行会社のデスクワークをしていたが、現在は、実家に帰って、運送の仕事をしていた。 阪神地方の工場から出荷された商品を、四国だけじゃなく、山陽、北九州方面の問屋に運んでいるらしい。中沢先輩から 「川口に会うつもり