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Emi「揺れ動く今 みつけたいわたしの真ん中」


読書記録3つめ。



Emi 「揺れ動く今 みつけたいわたしの真ん中」

大和書房 2020年

“ちょうどいい”暮らしを提案するウェブサイト「OURHOME」の主宰者である著書、Emiさんの暮らしが紹介されている本。

本屋さんでぶらぶら「どんな暮らしがしたいか参考になる本ないかなー」と漠然と探していたときに見つけました。

「OURHOME」の事も全く知らなかったのですが、表紙の緑が綺麗だなーという事と、他の本のように著者の顔が全面押しでは無い所が気に入り購入。

と言うのも「〇〇の素敵な生活」系の本は沢山ありますが、「〇〇さん」を知らない場合に「いや、あなた誰?」というモヤっとを感じてまして。そして往々にして顔写真が多い気がする。『顔は良いから生活を紹介しなさいよ、あんた』と言いたくなります。異論は認めます。この手の本の購買層は既にファン、という方が多いんでしょうかね。

すいません、話が逸れました。


40歳を迎える著者が、インテリア・収納、暮らし、子育て、働くことなど、生活全般についての考え方・工夫が紹介されています。

夫婦と双子のお子さんの4人家族で、マンションをリノベしたとのこと。家族全員でリノベ計画を作ったとのことで、グリーンが沢山あって、風通しが良くて過ごしやすそう。

印象に残ったのは、「いつでも変えられる」収納を重視していること。「今後ずっとベストであり続ける家具や配置を決めるのは難しい」ことを前提に、フレキシブルに使いやすいスチールラックやオープンボックスが中心に使われています。

無意識に「ベストな部屋にしなければ!」と思っていたので、変えることを前提にして良いんだ、と言う点が気づきでした。将来の事を気にしすぎず、「今」の自分や環境に合ったものを選ぶ。環境や考えが変わったら、また変えていけば良い。現実的には家族がいると自分の判断だけでは変えれませんが、そんなしなやかさも必要かな。インテリアに限らず、服装や食事、人間関係なんでも言えるかもしれません。


いやー、でも「生活」を仕事にされてるので当たり前なのでしょうが、生活のこまごまとした工夫と仕掛けがすごい。「困りごとを解決するのが大好き!」と書かれているので、好きでやられているんですね。生活の中に楽しみがあるのは羨ましい限り。

私は面倒くさがりなので、多少不便でもそのままにしちゃう。欲しいのは解決法ではなく、解決する為の意欲なんだ。どこに売っていますかね。

全体を通して「こうすべき」といった内容はなく、押し付けがましくなくて良いですね。


どんなにおしゃれなインテリア・収納でも、誰かにとっては良くても、自分に合っているかは自分しか分からない。真似るのは簡単だけど、自分にあった暮らしを作るには、自分と向き合う事が必要なんだなーと改めて感じた一冊。紹介されている「自分ノート」はそれに有効ですね。


こちらに本の中身紹介がされていましたので、気になる方はぜひ。

https://ourhome305.com/?pid=156076921




真似したいことメモ

・家の中にフリースペースを作る事

・スマホをベッドから離す

・顔ヨガをする

・自分ノートに「困りごと」を書いてみる

・自撮りして服装チェック

・家族写真を残す


白のシーツに、山吹色のしましまクッションが可愛い。グレー、白、黄色はありかも。


ではでさ!





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