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お前の膀胱にあるんだろうよ
ガサツな人っていうのは広い空間を一瞬でゆがめてしまうものなんだな。
そんなことを思った。
夕方、まあまあ混み合ったセルフ型のコーヒーショップ。
僕は注文を済ませて受け渡し口あたりでコーヒーができるのを待つ。
少し空気がゆがんだ気配がして入口の方を振り返ると、歳のころ60前くらいの男が入って来る。
小太りで上下ジャージ、「ズカズカ」という音が聞こえるような歩き方でレジの方へ向かう。
大きめの声でレ
ビックリマンあっち側こっち側
ビックリマンチョコ直撃世代。
なんだと思う。オレは。
小学生の頃にビックリマンが超絶大ブームだった。
多くのクラスメイトがシールを集めていた。
大量にビックリマンチョコを買って、シールがお目当てだからシールだけ抜いてチョコは捨ててしまうというのが社会問題になったりもしていた。
僕はビックリマンに潤沢に投資できるほどのお小遣いを持っていなかったので、特にシールを集めることもなく、放課後一緒に遊んで
螺旋階段をのぼるオレ達は
バンドというものは時期によって移りゆく。
演奏内容やグルーヴ感であるとか、メンバーの意識統一とか、言っちゃえばバンド感。それらは移りゆく。
とても良い時があっても、やがて停滞期が来る。
だけど、しっかり取り組んでいれば何かのキッカケで良い演奏を取り戻すことができる。
そういった一連の流れを、とある人が「バンドというのは螺旋階段を登っているようなもんだ」と言っていてとても納得したことがあった。
そ
登場人物紹介だけの小説
【登場人物紹介】