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三日月ファストパス 【毎週ショートショートnote】
「三日月ファストパスの代わりに貴方の真実の愛を見させて頂きますね」
「三日月って物事の始まりだからプロポーズをする日には持って来いでね。勿論、見せてあげるよ」
「ほほー。では御連れ様が到着次第、月へ参りましょう」
僕は、行列の後ろで待つ彼女に「三日月ファストパスを買ったから並ばなくていいよ」っと伝えると先頭まで行き、月まで伸びるエスカレーターに乗った。
数分で三日月に着くなり子供の様に
「ショートショート」2人だけの空中庭園に最近、双葉が咲きましたよ。
みーちゃんは、今日、サクラがたくさんさいている、おかで手が長いロボットにスキっていってみた。そしたらそのロボットは「スキ……?ソレハナンダイ?」ってサクラの花びらをくれた。だから「ありがとう」って言って「手が長くてかっこいいね」ってお母さんがくれた白花タンポポの種をあげた。
「いっしょにうめようよ。ちかくに来てしゃがんでって」いうと、ギガギガ。ギガギガってかっこいい音を鳴らしながら近くに来てし
着の身着のままゲーム機【毎週ショートショートnote】
ここは着るゲーム機を売る洋服屋。
「お客様は好きな子を押して物にしたいのですか?」
「そうなんですよ。共通の友達が彼女は押しに弱いって言ってたので……何かおすすめのゲーム機ありませんか?」
その客は藁にも縋る思いで店員に聞いていた。
んー。っと店員は考え、店の奥から3着のゲーム機を持って来た。
「少し古い型になるんですがね、このファミコンを着ると押しに強くなるんですよ。1秒に16連打で
【毎週ショートショートnote】火星の別件逮捕。
「火星に爆弾を飛ばしやがったな?逮捕だ。逮捕」
玄関を開けると小石くらいの小さな火星人警察が2人僕に詰め寄ってきた。
確かに先日、公園で彼女とペットボトルロケットを飛ばして落ちてこないなって事はあったけど、まさか火星まで飛んでいるとは……小さな火星人警察はパンパンっと細いビームを僕に撃ちながら「怪獣だ。怪獣。逮捕だ。逮捕」っとテンションを上げながら僕に攻撃を仕掛けてくる。
プチ。眠くて