家族のかたち

シェルターから保護犬を受け入れて約一ヶ月が経ちました。行くまではシェルターについての知識がほぼ皆無で、とりあえずアポイントメントをとって、行ってから説明を受けて、ちょっとした面接のような質疑応答のあと、やっと保護されている犬たちに会うことが出来ました。まず、部屋に入ってはじめの小屋にいたのは、シェパードミックスと、テリアミックスのどちらも約2歳。インディアンリザべーション(インディアン居留地)から一緒に連れて来られたということでした。なので、もし保護するなら2匹は一緒に。。。という事だったので、私もダンナさんも迷いなく、他のワンちゃんの小屋を覗く事もなく、この2匹を引き取ることにしました。
私達の元に来るまで、どんな生活をしていたのか、過去のことは憶測でしかわかりませんが、外傷の後があるのと、極度に寂しがりやなところが2匹共にあるので、きっと辛い経験をしてきたのだなと思います。どこで生まれて、ホントは何歳なのかな、今まで何回名前が変わったのかな、など気になることは沢山ありますが、毎日いっぱい食べて、いっぱい遊んで、よく寝ているので、このまま元気に育って行ってほしいです。
シェパードミックスとテリアミックスの全く見た目も性格も違う2匹ですが、ホントの姉弟のようにケンカしたり仲良くしたり、なんか、人間の複雑な人種問題が無くてハッピーだなって見ていて思います。
私は日本人で、ダンナさんはアメリカ人。人種は違いますが、その分差別についてたくさん話します。
おじさんも一緒に暮らしているのですが、おじさんは車椅子生活の要介護者です。
足りない部分をお互い補いながら生活しています。私が知らない知識はおじさんがいっぱい教えてくれます。
おじさんが動けない分、私達が身の回りのお世話はします。
この3人プラス2匹の暮らしってちょっとめずらしいのかもしれないですが、
違う環境で生まれて育ってきた人たちが混じり合うのってとっても素敵な事だなと個人的に思っています。
そして、離れて暮らす日本の家族にも離れているからこそ、素直になれたりします。
コロナが終息して、日本とアメリカを以前のように行き来できる日が早く来てほしいです。

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