安芸天玖人

HSS型HSPから見える景色を、実体験に基づいて書き留めています。

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  • HSS型HSPから見える世界

    HSS型HSPから世界がどう見えているのか、自分の視点で書き留めています。

最近の記事

振り返る(少年期、転校生)|HSS型HSPから見える世界 #12

やや大人しい中学生時代を過ごすなかで、珍しく ワクワクするイベントが【転校生】イベント。 クラスに転校生がやってくると、構わずにはいられなかった。 新しい仲間がどんな人なのか、知りたくて知りたくて我慢できない。 気になって仕方がないので、初日から質問攻めにしてしまう。 「どこから来たの?」 「あのテレビ番組見てる?」 「好きなスポーツ選手は?」 「いつも何して遊んでるの?」 「好きな教科は何?」   :   : ごめんよ、転校生たち。ビックリしたよね。 中学校の3年間でやっ

    • 振り返る(少年期、中学デビュー)|HSS型HSPから見える世界 #10

      小学生の出来事は枚挙にいとまがないので、先に進もう。 中学デビューである。 (当時はそんな言葉は無かったが) 周りの目を気にせずに、普通の3年間を過ごしたい。 最大の狙いはそこだった。 過去多くの経験から、自分と周囲の違いは分かってきた。 HSPの特性は黙っていれば気付かれない。 問題はHSS型の特性だ。 刺激を求めるから、結果として目立つことをしてしまう。 であれば、先んじて刺激欲求を満たしてやれば良い筈だ。 当時の僕には、丁度良いことに刺激を満たす材料が2つあった

      • 振り返る(少年期、似顔絵)|HSS型HSPから見える世界 #9

        小学校の図画工作の時間。 今日の課題は似顔絵だ。 二人一組になって向き合い、お互いの似顔絵を描く。 与えられた用具は、2Bの鉛筆と画用紙、消しゴムだけ。 1時間に収める課題としては丁度良いだろう。 僕の相手は、隣の席の上田君。 「じゃあ、描くか」 「うん」 鉛筆を持って上田君の顔を眺める。 前から思っていたけど、恐らく異国の、 北アジアのDNAを何パーセントか受け継いでいるであろう その顔は実に端整である。 ちょっと真剣に描いてみようか。 そのとき、最近見たニュースが

        • 振り返る(少年期、立体パズル)|HSS型HSPから見える世界 #8

          父が流行りのパズルを買ってきた。 なんでも、[究極の立体パズル]なんだそうな。 「やってみろ」 父からパズルを渡される。 ガチャ ガチャといじり、まずは仕組みを理解する。 次に、1面を同じ色に揃えてみる。 ここまでは簡単だな。 2面目を揃えようと試みる。 1面目と2面目の境界線を揃えなければならない。 一気に難易度が上がった。 苦戦するが、なんとか揃えられた。 数日後、 一人で6面完成させることはできず、雑誌に載っていた攻略法を試す。 なんとか6面完成することができた。

        振り返る(少年期、転校生)|HSS型HSPから見える世界 #12

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        • HSS型HSPから見える世界
          11本

        記事

          振り返る(少年期、ゲーセン)|HSS型HSPから見える世界 #7

          小学校から帰った後は、近所のゲームセンターに通い詰めていた。 当時のゲームセンターは子供一人で行くところでは無く、周りには高校生や大人ばかり。 そんな中、僕は一人でゲームを楽しんでいた。 お気に入りのゲームを毎日攻略して、どんどん上手くなっていく。 探究心が刺激されて夢中になる。 シューティングゲームは相性が良いらしく、どれをやっても高スコアをとれた。 中学生になると、当時の代表的なシューティングゲームでは、市内どこのゲームセンターでもハイスコアを記録するようになる。

          振り返る(少年期、ゲーセン)|HSS型HSPから見える世界 #7

          振り返る(少年期、作文)|HSS型HSPから見える世界 #6

          担任の先生が喜んでくれた。 僕も嬉しかった。 でも僕にはわかった。 副担任は疑っていた。 図鑑を眺めるのが僕の日課だった。 家には兄のために用意された図鑑があった。 動物図鑑と昆虫図鑑が特別にお気に入りだった。 小学校低学年の宿題といえば、作文は定番だ。 テーマは自由、原稿用紙1枚書くこと。 先生がそれだけ言い渡す。 下校して家に着く。 最近ハマっていることでも書いてみようかな。 気楽にかまえて原稿用紙に向かう。 思いの外、ペンが走る。 あっという間に原稿用紙3枚の作

          振り返る(少年期、作文)|HSS型HSPから見える世界 #6

          振り返る(幼少期、主役)|HSS型HSPから見える世界 #5

          どうして、こんな事に。。。 僕は幼稚園児にして、人生最大のヤラカシをしたかも知れない。 ここは幼稚園の体育館。 全生徒と先生に加えて、父兄の皆さん。少なくとも100人を超える人々の眼差しが、壇上の僕に向けられている。 今まさに、演劇会が始まろうとしているのだ。 演目は、日本では比較的有名な、浜辺で偶然に爬虫綱カメ目を助けた太郎が、お礼としてハーレム接待でウハウハした後に村に帰って来てタイムトリップするという、今流行り設定の物語。 僕はなぜ、その主役を演じているのか? 分

          振り返る(幼少期、主役)|HSS型HSPから見える世界 #5

          振り返る(幼少期、トモダチ)|HSS型HSPから見える世界 #4

          幼稚園の先生は、クラスの皆んながトモダチだと言った。 僕は、言われた通り理解した。 いつも何かに夢中で、口数の少ない子だった筈。 なのに周りの子から良く話しかけられた。 男の子からは、いつも 「何してるの?」 「それなぁに?」 私がやっている事に興味があったのだろう。 気がつけば数人の輪ができている。 (自分からトモダチをつくった記憶が無い。でも誰とでも仲は良かったと思う。) 女の子からは、だいたい 「あそぼ」 「一緒に帰ろ」 私がおとなしい子だから、接しやすかったのだ

          振り返る(幼少期、トモダチ)|HSS型HSPから見える世界 #4

          振り返る(幼少期、折り紙)|HSS型HSPから見える世界 #3

          幼稚園に通っていた頃は、興味をもったことに没頭し過ぎてしまう子供だった。 アリの巣を何時間観察しても飽き足らず、土を入れた空き瓶の中に採取したアリを放って、アリが巣を作る様子を観察していた。 時間が経つのも忘れて何時間でも観察していた。 ある日幼稚園の教室で、先生から折り紙が配られる。 皆で紙飛行機を作ることに。 初めは、先生が折り方を教えてくれて、生徒は皆それに倣って折っていく。 5回ほど折ればシンプルな紙飛行機が完成だ。 皆が教室内に紙飛行機を飛ばして楽しんでいる。

          振り返る(幼少期、折り紙)|HSS型HSPから見える世界 #3

          調べる|HSS型HSPから見える世界 #2

          身の毛がよだつ思いをしたのは、生まれて初めてだった。こういう感覚なのか。 『HSS型HSP』を検索して調べたときのこと。 HSS(High Sensation Seeking)型 HSP(Highly Sensitive Person)の特性 ページには、こう書かれている。 「刺激に敏感なのに刺激を求めてしまう」 「刺激がストレスとなるため、一人の時間を持つことで体力を回復する」 他のサイトも見てみる。こう書かれている。 「社交性が高いが、一人の時間とマイスペース

          調べる|HSS型HSPから見える世界 #2

          気付き|HSS型HSPから見える世界 #1

          ある日いつも通り、SNSを流し読み。 いつも通り、オススメの投稿が目に入る。 機械的で無機質な音声で、 「HSS型HSPは、好奇心旺盛だけど警戒心が強く・・・・」 と語りかけてくる。 気にせずに、スクロール。 また、機械的で無機質ながら、どこか圧のある音声で 「HSS側HSPは、知的探求心が強く・・・・」 と解説している。 まあ、そんなこともあるか。。。 ---数日後--- SNSのおススメが、例の HSS型HSP 関連の投稿で溢れる事態に。 そこでやっと気付く。

          気付き|HSS型HSPから見える世界 #1