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《魂の在り処を求める旅・ワタシの成り立ち》①(全5話) 入口は『聖なる予言』💫💫💫 

何度か書いてきていることだが、ぼくの20歳過ぎた頃の出来事。アトピーの爆発的悪化とそれを治す過程で知った食品、農薬の真実。さらに入社してすぐの会社の倒産。
この2つの出来事で自分が作っていた自我が揺れ動いた。社会不信。政治を信用出来なくなり、資本主義社会を信用しなくなっていく。
見えてる世界はぐらぐらと揺らいで見える。
何でこんな思いをしなくてはならないんだろう。そしてひかれていたと思ったレールはいとも簡単に崩れ去る脆弱さ。
ぼくは自分で食べ物を作れるようになりたい。と、思い農業に興味を持った。
無農薬で有機農業をやってる母の知人のところにボランティアで働きながら習いに行くか、普通の農業だけどお金をもらえるレタス刈りのバイトに行くか、ぼくは長野県川上村というところで行われている大規模のレタス刈り農家でのバイトを選んだ。



長野の外れ。山梨の清里村が近かった記憶がある。
https://oceans-nadia.com/special_sites/kawakamimura



中央線に乗り長野県へ。駅で降りるとおじいちゃんが迎えに来てくれていた。山村の風景を進み家へとつく。おばあちゃん、御主人さん、奥さん、子どもが二人だったか。
そしてぼく以外にバイトで来ている同い年くらいの男性二人がいた。
一人は大阪から来ている森くん。
もう一人は同じく横浜から来ているブッシュ君(あだ名)。このブッシュ君はぼくの二十代において大変影響を受ける人物であった。
その風貌は山の生活から降りてきた人。いや南米や東南アジアのジャングルから出てきた人。
そんな風貌にぼくは目ん玉が飛び出ておったまげた。


こんな感じの人が長野にいたらビビる!(⁠⑉⁠⊙⁠ȏ⁠⊙⁠)(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠)
ブッシュ君はもっとスリムでイケメン。
名前の由来は小学校の学芸会でブッシュマンの真似をしたところからだそうだ。アメリカのブッシュ家とはなんの関係もなく、もっと言うとぼくもブッシュ君もアメリカのブッシュ家は好きではない。


生活は朝四時半に起きて畑へとトラックにバイト3人乗り込む。畑についたら収穫作業。レタスを根本から包丁で切る係、箱に詰めていく係、箱をトラックに積んでいく係。御主人は夜中の2時くらいから作業を始めている。おじいちゃんおばあちゃんも来る。朝7時頃奥さんが朝食を持って来て休憩となる。
仕事はハードでぼくは朝、10時、昼、3時、夕飯とたっぷり食べたがそれでも痩せた。
夜は疲れてすぐ眠る。朝は早い。
たまにバイト3人で村にある温泉に通った。



川上村、レタス畑。画像はお借りしました。
https://oceans-nadia.com/special_sites/kawakamimura



ブッシュ君はぼくの知らない世界を知っていて色々と教えてくれた。
ヒッピーと呼ばれる人々、バックパックでの旅。日本では吸えないものの話。ヒッピー達のお祭り。精神の世界の話にもなった。魂のこと。スピリチュアルというものがあることもブッシュ君に習い彼がおすすめしてくれた本をぼくは読むこととなる。
彼は長野に本を持ってきていた。
「聖なる予言」という本だった。
彼がその本にかかれている事を語る時、目がキラキラした。こういう世界はほんとにあるんだよ。目に見えない世界があるんだよ。
ぼくは未知の世界にワクワクした。心が震えた。灰色に見えたこの社会、生きてきた世界の向こう側に輝ける世界がある予感がした。



https://www.kadokawa.co.jp/product/199999269301/
角川書店ホームページより


ぼくはこの3ヶ月のバイトが終わるとうん十万の現金払いのお給料を握りしめブッシュ君から聴いたインド・ネパールへと旅立ったのである。
時は1999年の終わり頃から2000年の始まり頃。初めての海外旅行だった。


②へ続きます!


ご一読ありがとうございました。
何度目かの人生振り返りシリーズ。
振り返るのがスキみたいです😂
沖縄の頃、オーストラリアの想い出、ヨガと煙草、それ以外にもちょいちょい書いてきましたが、シリーズ物としてはこれが最後の振り返りになるかなあ🤔
それにしても一週間が早いですね。年末に向かって時間が駆け抜けていくよう。
皆様も体調に気をつけつつ。


ナマステ✨


②はこちら💫



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