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1970~80年代をピークとして日本の観光シーンを切り取りってきた「観光地ペナント」。…

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1970~80年代をピークとして日本の観光シーンを切り取りってきた「観光地ペナント」。その魅力と"あの頃"のニッポンについて書き留めていきたいと思います。ペナント蒐集・研究の先達、北澤靖さん、谷本研さんをリスペクトしてます。不要になったペナント譲り受けます!

マガジン

  • MONO-OKI~大掃除してたら出てきたMONOたち

    仕事環境の変化もあって、久しぶりに暮らしのリセットをしようと、大掃除に着手したものの、10年間溜め込んだいろいろなモノに心身共に足を取られて遅々として進まず。その中で見つけた、自分でも忘れていたオモロゲなものを紹介します。基本的には「いつまでも持ってても仕方ないなー」というモノが殆どなので、欲しい方にはお譲りしますので、コメントください。

  • 塗る活

    もともとプラモデル作りが好きなのですが、もっと時短で気軽に楽しめる暇つぶしを探していたときに「作らずに塗装だけならいいかも」と思い始めた、ソフビや消しゴムフィギュアなどの"塗り活"について書いてみます。

  • ワルモノ絵

    愛すべき特撮ワルモノたちの物語を小さなマスの中に描いています。 Pixivで随時公開中。過去作品などはこちらでご覧いただけると嬉しいです。 https://www.pixiv.net/users/8363697

  • サラッとペナント図鑑

    記事形式で紹介するほどじゃないかなーと思うものをシンプルにまとめています。保有ペナントの簡易アーカイブです。

記事一覧

【MONO-OKI】#1 ウルトラマン復刻シールチョコ

大片付けをしていると、もういろんなところからいろんなものが出てきて、その度に手が停まってしまいます。中には大切な思い出の品もありますが、「なんでこんなもの買った…

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6時間前
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日本の航空技術を革新した一番鳥。その名は「隼」

前回の投稿で飛行機プラモの話題に触れましたが、その勢いのまま、回顧モードで紹介してみようと思います。といっても、現物は薄汚れて目も当てられない有り様なので、過去…

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17時間前
7

ついに発掘されたヒコーキの墓場

本日も大片付け絶好調です。先日ついに、長年積み上げられた荷物の向こうで見えなくなっていた、飛行機プラモデルの展示棚が発掘されました。精魂込めて作ったヒコーキたち…

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1日前
7

【塗る活】100均ロボだって塗りのチカラで俄然カッコ良くなる!

もういっそ死ぬまで家の片付けをして過ごしたいという境地に至りつつありますが、それでは社会復帰できなくなってしまうので、いい加減にゴールを決めないとと渋々思ってい…

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2日前
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【塗る活】色を与えて、もう一度活躍をさせてあげよう

絶賛大片付け中です。「こんなにいらないものを溜めていたのか!」という驚きと「こんなものが眠っていたのか!」という発見の間で揺れ動きながら断捨離中。今日もPCに眠っ…

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4日前
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【塗る活】自分だけのカラーバリエーションで楽しもう

絶賛大片付け中です。PCの中にある画像を使って過去の【塗る活】作品を紹介させてもらっていますが、今回は皆大好き仮面ライダー1号です。 ◉昭和生まれのミニサイズソフ…

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5日前
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【ワルモノ絵】ロボ、いまだパンチをお見舞いしろ!「マッシ!」

部屋の大片付けでペナント整理が一時中断中なので、手っ取り早く#私の作品紹介として回想ネタで繋いでいきます(笑) 今回はワルモノ絵。『キャプテンウルトラ』を描き終わ…

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6日前
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【塗る活】連休のヘル・ミッショネルズ

数年ぶりの暇が出来てしまったので、部屋の大掃除を敢行しようと思ったゴールデンウィークですが、片付けばかりでは集中力が途切れてしまうので、久々に塗る活してみました…

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7日前
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【一幅のペナント物語#67】昭和30年代の女性が選ぶ観光地⑥「男鹿半島」

雑誌『旅』の1960年(昭和35年)9月号の特集「女性におくる」で紹介された「女性の好きな旅先24」で選ばれた東北の観光地3選、最後の3つ目は「男鹿半島」ですが、「男鹿半…

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8日前
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【一幅のペナント物語#66】あやしげな「世界の童話博」の謎に迫る

今日は「こどもの日」ということで、それっぽいペナントが無いかなーと漁っていたら見つけたのが「世界の童話博」。これはいいや!と調べはじめたのですが、Web上にはごく…

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9日前
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【塗る活】塗る活のすゝめ

ワルモノ絵を描くこと以外にもホビー系の趣味にプラモデルづくり等がある僕ですが、そこから派生して「ただ塗るだけ」という趣味も持っていたりします。自己流昭和な楽しみ…

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10日前
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【一幅のペナント物語#65】昭和30年代の女性が選ぶ観光地⑤「磐梯高原」

雑誌『旅』の1960年(昭和35年)9月号の特集「女性におくる」で紹介された「女性の好きな旅先24」で選ばれた東北の観光地3選、二カ所目は「磐梯高原」。選出の際には「裏磐…

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11日前
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【ワルモノ絵】3!2!1!0!そら行けキャプテン・ウルトラ!

偉大なる特撮作品『ウルトラマン』後番組として、比較して語られがちな東映作品『キャプテンウルトラ』。当時はウルトラシリーズとして括られていたものの、いつの間にか蚊…

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12日前
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【一幅のペナント物語#64】昭和30年代の女性が選ぶ観光地④「十和田湖」

御無沙汰していたシリーズ第4弾、東北編です。雑誌『旅』の1960年(昭和35年)9月号の特集「女性におくる」で紹介された「女性の好きな旅先24」で選ばれた東北の観光地3選…

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13日前
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【ワルモノ絵】スイッチー、オン!ワン!ツー!スリー!

やりはじめたらなんだか楽しくなってしまっている「ワルモノ絵」回顧。気分がノっているうちに書いていこうかなと思います。熱しやすく醒めやすい典型的日本人なもので。続…

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2週間前
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【一幅のペナント物語#62】「国体」参加も"旅の思い出"だった時代

最近、国民スポーツ大会の意義について議論が高まっているようです。ニュースでそのことを聞いた時に「それなに?」と思いましたが、いわゆる「国民体育大会(国体)」が今…

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2週間前
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【MONO-OKI】#1 ウルトラマン復刻シールチョコ

大片付けをしていると、もういろんなところからいろんなものが出てきて、その度に手が停まってしまいます。中には大切な思い出の品もありますが、「なんでこんなもの買ったんだ」というモノのほうが圧倒的。そのまま捨てるのも勿体ないので、noteで供養代わりに晒していこうと思います。「え?捨てるのなら欲しいです」という奇特な方がいればコメントください(笑) ◉放送開始50周年記念のウルトラお菓子 まずは特撮カテゴリーからこちら。不二家さんが2016年に発売された「ウルトラマン復刻シール

日本の航空技術を革新した一番鳥。その名は「隼」

前回の投稿で飛行機プラモの話題に触れましたが、その勢いのまま、回顧モードで紹介してみようと思います。といっても、現物は薄汚れて目も当てられない有り様なので、過去に撮影した写真を、ちょっとアートな感じに加工して使っていこうと思います。今回は太平洋戦争時、帝国陸軍のフラッグシップ的存在だった一式戦闘機「隼(ハヤブサ)」のバリエーションです。 ◉最初に手に取ったアリイ版 前回投稿で紹介した飛行機プラモの世界に僕を誘ってくれたキット。アリイさんの「1/72 中島キ-43-Ⅰ 一式

ついに発掘されたヒコーキの墓場

本日も大片付け絶好調です。先日ついに、長年積み上げられた荷物の向こうで見えなくなっていた、飛行機プラモデルの展示棚が発掘されました。精魂込めて作ったヒコーキたちは、残念ながら長年堆積したホコリとタバコのヤニの付着で、目も当てられない状況になっておりました(泣) ◉7年ほど前、不意に飛行機プラモを手に取った 『最近、仕事でストレス溜まりまくりで憂さ晴らしに地味にプラモやってる』とFaceBookに投稿しているのが2016年11月中旬なので、その頃に僕のプラモ熱は再燃したよう

【塗る活】100均ロボだって塗りのチカラで俄然カッコ良くなる!

もういっそ死ぬまで家の片付けをして過ごしたいという境地に至りつつありますが、それでは社会復帰できなくなってしまうので、いい加減にゴールを決めないとと渋々思っている今日この頃。片付けていると、これまでの人生で戯れてきたモノたちや文化との再会もあり「あ、このことも書きたい!」なんてことになってますが、とりあえず今日はわりと好評っぽい【塗る活】作品からご紹介。 ◉塗るもの探して三千里、そしてダイソーに辿り着く 三千里というのはお察しの通りウソなんですけども、塗る対象物を餓えた狼

【塗る活】色を与えて、もう一度活躍をさせてあげよう

絶賛大片付け中です。「こんなにいらないものを溜めていたのか!」という驚きと「こんなものが眠っていたのか!」という発見の間で揺れ動きながら断捨離中。今日もPCに眠っている過去の【塗る活】作品をさくっと紹介します。アメコミ編。※5/10 14:30 ダイアナ活躍中写真を追加 ◉友人から託された、海辺に漂着していた彼女 ある日、知り合いの女性から「これ塗って欲しい」と託された写真のアイテム。なんでも彼女がボランティアで海岸清掃をしている際に、ゴミの中から見つけたそうで、よく見り

【塗る活】自分だけのカラーバリエーションで楽しもう

絶賛大片付け中です。PCの中にある画像を使って過去の【塗る活】作品を紹介させてもらっていますが、今回は皆大好き仮面ライダー1号です。 ◉昭和生まれのミニサイズソフビシリーズ この仮面ライダーソフビは、1989年(平成元年)にバンダイから発売された『栄光の10人ライダー』というセット商品に入っていたもので高さ約13cmほどの手のひらサイズなので、気軽に塗ることができます(近年の仮面ライダーソフビはちょっと大きすぎるんです)。ヤフオクで安くまとめ売りされてたものを少しずつ買い

【ワルモノ絵】ロボ、いまだパンチをお見舞いしろ!「マッシ!」

部屋の大片付けでペナント整理が一時中断中なので、手っ取り早く#私の作品紹介として回想ネタで繋いでいきます(笑) 今回はワルモノ絵。『キャプテンウルトラ』を描き終わり、続いて手掛けたのは『ジャイアントロボ』。1967年(昭和42年)に放送開始した実写版です。秘密結社<ビッグファイア団>の印象深いワルモノたちを回想します。 ◉まさかの同級生諜報員登場!滑稽リモコンバトル 『ジャイアントロボ』は『三国志』でおなじみの横山光輝先生の原作で、ゆえあってロボを動かせる唯一の少年・草間

【塗る活】連休のヘル・ミッショネルズ

数年ぶりの暇が出来てしまったので、部屋の大掃除を敢行しようと思ったゴールデンウィークですが、片付けばかりでは集中力が途切れてしまうので、久々に塗る活してみました。せっかくなので記録しておこうと思います。今、ショボショボの目でこれを書いてます。 ◉合間合間の「塗る活」 掃除の合間にちょびっとずつに塗ってみました。まさにショートタイムで楽しむ「塗る活」の本領発揮です。もしかしたら普段より埃っぽい環境になっていたかもしれませんが、まあそんなことは気にしません。机の片隅に、必要な

【一幅のペナント物語#67】昭和30年代の女性が選ぶ観光地⑥「男鹿半島」

雑誌『旅』の1960年(昭和35年)9月号の特集「女性におくる」で紹介された「女性の好きな旅先24」で選ばれた東北の観光地3選、最後の3つ目は「男鹿半島」ですが、「男鹿半島」は以前#2として採り上げているため、手元にあった「男鹿 入道崎」のペナントを紹介します。 ◉ペナント観察:モフモフたてがみ仕様が珍しい海辺のナマハゲ ビッグサイズになった昭和50年代頃の品だと思いますが、特徴的なのは周囲が紐ではなくフサフサの状態になっていて、まさにライオンのたてがみのような仕様になっ

【一幅のペナント物語#66】あやしげな「世界の童話博」の謎に迫る

今日は「こどもの日」ということで、それっぽいペナントが無いかなーと漁っていたら見つけたのが「世界の童話博」。これはいいや!と調べはじめたのですが、Web上にはごく限られたソースしか無く、当時の会場画像とかも見当たらない謎めいた博覧会でした。 ◉ペナント観察:どことなく秘宝館っぽいテイストにも ペナントに入っている博覧会開催期間が示すように昭和50年代の典型的な仕様の一幅。ループ状のリリアン紐と不織布への多色プリント。「世界の童話博」の文字も、お馴染みの白フチ赤文字。フォン

【塗る活】塗る活のすゝめ

ワルモノ絵を描くこと以外にもホビー系の趣味にプラモデルづくり等がある僕ですが、そこから派生して「ただ塗るだけ」という趣味も持っていたりします。自己流昭和な楽しみ方のひとつとして、こちらもnoteで書き留めていこうと思います。 ◉「塗る活」とは? 「塗る活」をググってみたら、岡山のほうで<ぬるまゆ会>さんという社会人サークルが行っている活動で「ぬる活」というのがヒットしました(以下にリンクあり)。活動の目的は「好きなコトではじまる、ぬるい感じの企画に、興味ある人たちであつま

【一幅のペナント物語#65】昭和30年代の女性が選ぶ観光地⑤「磐梯高原」

雑誌『旅』の1960年(昭和35年)9月号の特集「女性におくる」で紹介された「女性の好きな旅先24」で選ばれた東北の観光地3選、二カ所目は「磐梯高原」。選出の際には「裏磐梯」でラインナップされています。 ◉ペナント観察:安物感が否めないチープなデザインと仕様 メインに描かれている二つの山は、標高の高さから察するに、向かって左が大磐梯(1816m)、右が櫛ヶ峰(1636m)のようです。ペナントとしては初期の仕様のもので、不織布にフェルトを使って表現されています。ピッケルの絵

【ワルモノ絵】3!2!1!0!そら行けキャプテン・ウルトラ!

偉大なる特撮作品『ウルトラマン』後番組として、比較して語られがちな東映作品『キャプテンウルトラ』。当時はウルトラシリーズとして括られていたものの、いつの間にか蚊帳の外に。タロウに続く怪獣枠として選んだのはそんな不憫な宇宙人や宇宙怪獣たちでした。今回も印象深いワルモノを回想していきます。 ◉三白眼がとにかく怖いバンデル星人 1967年(昭和42年)4月、人気を博した『ウルトラマン』が最終回を迎えた次の週からスタートした『キャプテンウルトラ』。海外SF『キャプテン・フューチャ

【一幅のペナント物語#64】昭和30年代の女性が選ぶ観光地④「十和田湖」

御無沙汰していたシリーズ第4弾、東北編です。雑誌『旅』の1960年(昭和35年)9月号の特集「女性におくる」で紹介された「女性の好きな旅先24」で選ばれた東北の観光地3選、まずは「十和田湖」から。 ◉ペナント観察:王道デザインの堂々たる貫禄 ループ状のリリアン紐で飾られた昭和40年代、ペナント文化全盛期の頃の一幅だと思われます。白くフチ取られた赤い「TOWADA」の文字は、アメリカンレトロモダンなフォントで書かれており、一流観光地としての矜持まで伺えます。その下に小さく「

【ワルモノ絵】スイッチー、オン!ワン!ツー!スリー!

やりはじめたらなんだか楽しくなってしまっている「ワルモノ絵」回顧。気分がノっているうちに書いていこうかなと思います。熱しやすく醒めやすい典型的日本人なもので。続いては『人造人間キカイダー』のワルモノたちから印象深いダークロボットたちを回想。 ◉キカイダーを破壊せよ!が至上使命のハカイダー やはりキカイダーのワルモノを語る上で外せないのは彼でしょう。ハカイダー。人間体の時の呼称が"サブロー"となっているように、光明寺博士が無理矢理造らされたキカイダー(ジロー)の弟分にあたる

【一幅のペナント物語#62】「国体」参加も"旅の思い出"だった時代

最近、国民スポーツ大会の意義について議論が高まっているようです。ニュースでそのことを聞いた時に「それなに?」と思いましたが、いわゆる「国民体育大会(国体)」が今年から名前が変わるのだとか。そして、その持ち回り開催に一部の県知事たちが声をあげたそうです。そういえば手持ちのペナントに国体のやつがあったなー、と思い出したので発掘してきました。 ◉ペナント観察:クリエイティブを感じぬ「創造国体」ペナント 突き刺さる様に鋭角な「24」という金色の数字が飛び出していて、この長崎国体が