【なぜ数えてみたのか】

初めてnoteを書いた日から、毎日更新を続けています。
特に目標はないけれど、続けられる限りやってみようかな、と思い立ってのことです。

今のところは、書きたいことのメモが下書きに30ぐらいあるので、そこから「今日はなにを書こうかな」と選べる状態ではあります。

しかし、ひとつ書けばひとつ減る。
今後もっと長く続けていくとして、その”書きたいことメモ”のストックがなくなってしまったら…。
という不安は、正直に言えばあります。
少なからず。

”書きたいことメモ”の話はまた今度書くとして。
今日もnoteの下書き画面を眺めながら、不意にそういう不安が脳裏によぎりました。

けれど、いつもと違ったのは、そこが自宅だったこと。
右を向くと、本棚が視界に入ったんです。

ここにある本の話題でnoteを一回ずつ書くとしたら、何回書けるんだろう？
という疑問が、唐突に芽生えました。

私は紙の本を通して「書店」を偏愛しているので、図書館や電子書籍は基本的に利用しません。
（昨年読んだ市川紗央『ハンチバック』に登場した、紙の本への問題提起は強烈でした）

ただ、それだと蔵書が増える一方なので、読み終えて刺さるものが無かった本は本棚には入れません。
そういう本がある程度増えたら、バリューブックスを使って手放しています。
送料はかかりますが、拠点がある長野県上田市にブックカフェを開いたりなどの「本を手に取る環境づくり」という取り組みに賛同したいからです。

※ブックカフェ公式インスタさんの↓こちらの投稿に添えられた文章が、今回の地震で被災地ではない場所に住む人に向けて、大事なことを書かれているのでご紹介させてください。

話を戻します。
いま本棚にあるのは、すべて何らかの思い入れがあり、断捨離時の選別もクリアして手許に置くと決めた本たちです。
その「思い入れ」を一冊ごとに言語化するなら、それだけの数の”書きたいことメモ”の可能性を手に入れたも同然。

ひとまず数を把握することで、不安も払拭できそうだし。
思い立ったのが予定のない休日なのも良かった。
というわけで、さっそくやってみました。

【実際に数えてみた】

※文中に登場する作家名は、すべて敬称略です。

文庫本

国内作家：133冊
海外作家：54冊
フィクションもノンフィクションも関係なく”文庫本”としてまとめて置いているので、この数になりました。

新書

28冊
新書と全く同じサイズの、白水uブックスの小説たちは単行本にカウントしました。サイズが同じだから一緒に置いてあるけど、新書ではないよねさすがに。

単行本

小説：29冊
こちらは国内・海外問わず。
同じ内容なら文庫で所有したいんですが、乗代雄介『パパイヤ・ママイヤ』だけは、今後文庫化されても単行本で持っておきたいです（読んだ人なら理由を分かっていただけるかと）。

小説以外：65冊
同じく国内・海外問わず、詩集・歌集・実用書・随筆・エッセイ・ライフスタイル本など。ジャンルが多岐にわたるので「小説以外」にしてみました。

漫画

26冊
うち9冊が道満晴明の漫画。作品によってはかなり読み手を選びますが、刺さる人には本当に刺さるものばかり描かれる方です。私は大好き。

絵本

8冊
ヨシタケシンスケ多し。
初めて恋人からもらった本、ショーン・タン『アライバル』は宝物です。

雑誌・大型本

37冊
ブルータスの年末恒例「本」特集、何度読み返しても面白くて手放せないんですよね…。

その他

読みかけ：2冊
1冊は本棚から抜いて再読中、もう1冊は現時点で本棚に加えること確定なので数に含めます。

積読本：2冊
・村上春樹『遠い太鼓』
・井上ひさし『十二人の手紙』
どちらも期待を込めて数に含めてみました。

以上！

【合計冊数・まとめ】

全部で384冊でした。
当初の思惑どおり「一冊紹介につきnoteを一回書く」と仮定したら、384日間の毎日更新が可能と言えます。ﾔｯﾀｰ。

とはいえ、すでにnoteで紹介済みの本も数に含まれていますし、森博嗣『四季』シリーズ・道満晴明『ニッケルオデオン』シリーズなど、バラバラで紹介するのも違う気がする本たちもあります。
あと何より、noteを書くために手許に残してるわけじゃない。そこは忘れないようにしないと。

なので今回は、あくまでも「数えてみた」だけです。
それでも結果として”書きたいことメモ”のストックが減っていくことに、過度に不安になる必要はないんだと思えたのが、一番大きな収穫でした。
やってみないと分からないことってあります。
可視化大事。

お読みいただきありがとうございました。
よかったらお試しくださいませ。

※好きな本について書いたnoteたちです↓