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fujifilm x100f 22 tips

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富士フィルムのレンジファインダー、x100fを使用して、その使い方のポイントを作例写真と共に紹介しています。
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#X100f

国分寺ラプソディー 2018

国分寺ラプソディー 2018

国分寺ラプソディー
/ Kokubunji Rhapsody 2018

2017年、再開発中の国分寺を捉えたTOKIMARU TANAKAによる写真集。

撮影には全編においてfujifilm x100fというカメラを使用している。

ストリートスナップという手法により淡々と撮影された写真群を、EXIF込みの生データ(リサイズ処理あり)で公開、販売することにより、10年後、20年後に他者のデバイ

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x100fを使う前に行いたい5つの設定

x100fを使う前に行いたい5つの設定

こんにちは、トキマルです。

LeicaQを持ち出す機会が減り、最近またx100fの出番が増えてきました。

軽さ、コンパクトさ、そしてファインダーがあるということ。

どちらも特徴のあるカメラですが、機動性をもってスナップする喜びにここに来て再び触れています。

今回はx100fの使い始めのおすすめセッティングを書いてみます。

僕はx100f以外のカメラにも、だいたい似たような設定を行っていま

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逆光条件でのx100f

逆光条件でのx100f

逆光条件で撮影してみた。

f5.6 s900 iso400 acros

アクロスモードを使い、逆光条件で撮影してみました。

崩れないディティール
モノクロモードは他のカメラだと、シャドウ部が潰れがちです。
しかし、x100fでは潰れず、豊かに、輪郭や服のラインが判断できるほどに残っています。
画像処理ソフトで、シャドウの警告を確認してみても、この写真であれば僅かに画面右下に黒つぶれ警告がでる

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ACROS のトーン

ACROS のトーン

撮れば撮るほどに、その階調に気づく

それがACROSモードだと思う。
実際に、購入してから一月半ほど、私は常に設定をアクロスにしたままだ。

それまでデジタルではsigma dpや、gr、フィルムだとleicaMP, contax t2, G2, bigminiなどの35mm系カメラを使ってきた。Leicaではモノクロを使うことが多かったが、他はカラー写真に注力してきた。
カラーネガ特有のトーン

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ベルビアで空

ベルビアで空

x100f搭載のフィルムシュミレーションvelvia(vivid)で空を撮る。

f8 s2000 iso400 velvia

いつでもどこにでもある被写体の空を、velviaモードで撮る。

普段カラーの時は、provia(standard)かclassic chromeを気に入って使用している。あっさりとしながらも、キッと締まるところがフジらしい。
雨が上がって、昼過ぎに外に出たら、久々日中

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x100fを1ヶ月使ってみて

x100fを1ヶ月使ってみて

面白味のないタイトルだが、その名の通りのエントリーを。

x100fを使って約1ヶ月が経った。シャッターカウンターは2597を指していて、1日平均87枚写真を撮ってきたことになる。
私は、シャッターをあまり切らないタイプだと思っていたが、歴代の使用カメラを考えてみても、一番多く切っているかもしれない。

36枚撮りフィルムに換算すると72本分。一本1100円のコダック、現像580円で計算すると、1

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クラシッククローム

クラシッククローム

f2.2 s1/500 iso400 classic chrome

クラシッククロームというフィルムシュミレーションの調子がいい。

x100f 富士フィルムの開発者の話によると、”ドキュメンタリー写真のトーンを意識した”絵作りというのが根底にあるようだ。
x100系のユーザーからもよく話を聞くから、人気のフィルムシュミレーションなのだろう。

「どのカラーモードよりも、ナチュラルに出る」という

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AFモードの使い勝手

AFモードの使い勝手

前回のフォーカスレビューに引き続き、AFモードについて考えてみたい。
x100fにはM(マニュアル)、S(シングル)、C(コンティニュアス)というフォーカスレバーがある。

それぞれ簡潔に説明すると、Mは自ら焦点を合わせる。
Sは指定したポイントに、オートでフォーカスを合わせる。
Cは指定したポイント、あるいは自動的に選択されたポイントに、オートでフォーカスを合わせ続ける。

ということになる。現

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x100f 内蔵フラッシュを使う

x100f 内蔵フラッシュを使う

x100fには小さなフラッシュも内蔵されている。内蔵フラッシュが便利だということは、昼夜関係なくカメラと共に生き、写真を撮っている者にはよくわかると思う。
そうでなくても、写ルンですにだってついているのだから、逆光時の日中シンクロで人物の顔を起こしてあげることはその世代の者ならば、自然にやってきた行為だ。
ライカにはついていない。どちらが良いかというのは、撮影のスタイル、あるいは写真家のスタイルの

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フォーカスレビュー

フォーカスレビュー

今回はx100fのフォーカスについてレビューしてみたい。
使用してみて、すぐに進化していると感じたポイントはフォーカスの速さだった。
x100sの時もすでに使えるレベルだった記憶があるが、fはおっと少し驚くくらいの食い付く感じがある。
フォーカスの精度もさらに磨きがかかっているようだ。x100sは光学ファインダーを使用して撮影して、後で上がりを見てみると、ピントが来ていないということが多々あった。

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好感度な高感度

好感度な高感度

少し高感度でx100fを使っみた。
調子は良さそうだ。
モノクロのアクロスモードということも相まって、iso1600では何も違和感がない。

夕暮れた後、帰り道に花が咲いていた。
解放でもよかったのだが、シャッタースピードに余裕が見られたので、ひとつ絞ってみた。
しっかりと構えれば、1/30でも手ブレしない。それがレンズシャッターを搭載したこの手のカメラの利点でもあると思う。
ライカは横走り式フォ

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デジタルテレコン

デジタルテレコン

f/8 s1/220 iso400 acros (70mm)

x100fにはデジタルテレコンという機能がある。
23mm(換算35mm)のレンズ一体型カメラだが、デジタル処理により50mmと70mmの画角で撮影ができるというもの。
使い方は、初期設定ではピントリングを回すだけだ。
これにより、光学ファインダーで覗いた時に、フレームが50mm、70mmと切り替わる。まるでライカでレンズを交換し、そ

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マクロモード

マクロモード

他のx100シリーズでもおなじみのマクロモードは、x100fでも健在だ。
目玉焼きを寄りで撮ってみた。
つまらない被写体かもしれない。そもそも被写体で写真の価値は変わるのだろうか。それらの議論は他へ残しておきたい。

最短で10cm程まで寄れるようだ。マクロの時は、光学ファインダーを使うよりも、背面のディスプレイモードに切り替えて使用した方が良いかもしれない。フレーミングが正確になるから。

いつ

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x100fの携行性

x100fの携行性

f/2 s1/320 iso 400 provia

x100fは小さく程よい重さだ。だから

どこへでも持っていける
どこへでも持って行きたくなるカメラだ。
常に携行することの重要さを改めて思い知ったのは、このカメラを持つ前にSigma sd Quattroをテスト使用していたから。
sd Quattroも素晴らしいカメラなので、後ほど記述したい。

しかしサイズ感が一眼レフなので、使用して3か

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