マガジンのカバー画像

fujifilm x100f 22 tips

23
富士フィルムのレンジファインダー、x100fを使用して、その使い方のポイントを作例写真と共に紹介しています。
運営しているクリエイター

#フォトグラファー

x100fを使う前に行いたい5つの設定

x100fを使う前に行いたい5つの設定

こんにちは、トキマルです。

LeicaQを持ち出す機会が減り、最近またx100fの出番が増えてきました。

軽さ、コンパクトさ、そしてファインダーがあるということ。

どちらも特徴のあるカメラですが、機動性をもってスナップする喜びにここに来て再び触れています。

今回はx100fの使い始めのおすすめセッティングを書いてみます。

僕はx100f以外のカメラにも、だいたい似たような設定を行っていま

もっとみる
NDフィルターを使う

NDフィルターを使う

x100シリーズでおなじみとなったNDフィルターは、x100fになっても健在だ。

デジタルテレコンや、ワイドコンバージョンレンズの進化が騒がれている中で、今回のfではNDフィルターの存在は影を潜めているように思える。

しかし、それはしっかりと健在だ。
設定すると、3段分のフィルター効果が得られる。
些細なことだけれど、風景写真や、屋外での撮影が多い方にはこのような小さな機能が嬉しい。今までは、

もっとみる
ACROS のトーン

ACROS のトーン

撮れば撮るほどに、その階調に気づく

それがACROSモードだと思う。
実際に、購入してから一月半ほど、私は常に設定をアクロスにしたままだ。

それまでデジタルではsigma dpや、gr、フィルムだとleicaMP, contax t2, G2, bigminiなどの35mm系カメラを使ってきた。Leicaではモノクロを使うことが多かったが、他はカラー写真に注力してきた。
カラーネガ特有のトーン

もっとみる
ベルビアで空

ベルビアで空

x100f搭載のフィルムシュミレーションvelvia(vivid)で空を撮る。

f8 s2000 iso400 velvia

いつでもどこにでもある被写体の空を、velviaモードで撮る。

普段カラーの時は、provia(standard)かclassic chromeを気に入って使用している。あっさりとしながらも、キッと締まるところがフジらしい。
雨が上がって、昼過ぎに外に出たら、久々日中

もっとみる
x100fを1ヶ月使ってみて

x100fを1ヶ月使ってみて

面白味のないタイトルだが、その名の通りのエントリーを。

x100fを使って約1ヶ月が経った。シャッターカウンターは2597を指していて、1日平均87枚写真を撮ってきたことになる。
私は、シャッターをあまり切らないタイプだと思っていたが、歴代の使用カメラを考えてみても、一番多く切っているかもしれない。

36枚撮りフィルムに換算すると72本分。一本1100円のコダック、現像580円で計算すると、1

もっとみる
x100シリーズ、フジノンレンズの魅力

x100シリーズ、フジノンレンズの魅力

x100fの魅力はフジノン23mm f2 レンズにある。

今回はx100sの写真だ。
初代から搭載されているこのレンズの凄さに関しては、他でも多く語られているのであまり言うことはない。

2430万画素のX-trans cmos3 ローパスフィルターレスセンサーと、画像処理エンジンX Prosessor Proの力と相まって、高画質の写真を生み出す。
その場の空気までも閉じ込めているような、写り

もっとみる
x100fのシャッター音

x100fのシャッター音

x100fのシャッター音は、とても小さい。

レンズシャッターという機構の為、小さくチッと鳴る。
初期設定では作られた音が鳴るように設定されている。
メニュー>セットアップ>サウンド設定からシャッター音やフォーカス音を調整することができる。

撮影する状況によっては、フォーカス音やシャッター音を出す方が良い場面もある。耳でフォーカスの合致を確認できることは、正確なピントを生み出し、シャッター音は次

もっとみる
クラシッククローム

クラシッククローム

f2.2 s1/500 iso400 classic chrome

クラシッククロームというフィルムシュミレーションの調子がいい。

x100f 富士フィルムの開発者の話によると、”ドキュメンタリー写真のトーンを意識した”絵作りというのが根底にあるようだ。
x100系のユーザーからもよく話を聞くから、人気のフィルムシュミレーションなのだろう。

「どのカラーモードよりも、ナチュラルに出る」という

もっとみる
AFモードの使い勝手

AFモードの使い勝手

前回のフォーカスレビューに引き続き、AFモードについて考えてみたい。
x100fにはM(マニュアル)、S(シングル)、C(コンティニュアス)というフォーカスレバーがある。

それぞれ簡潔に説明すると、Mは自ら焦点を合わせる。
Sは指定したポイントに、オートでフォーカスを合わせる。
Cは指定したポイント、あるいは自動的に選択されたポイントに、オートでフォーカスを合わせ続ける。

ということになる。現

もっとみる
x100f 内蔵フラッシュを使う

x100f 内蔵フラッシュを使う

x100fには小さなフラッシュも内蔵されている。内蔵フラッシュが便利だということは、昼夜関係なくカメラと共に生き、写真を撮っている者にはよくわかると思う。
そうでなくても、写ルンですにだってついているのだから、逆光時の日中シンクロで人物の顔を起こしてあげることはその世代の者ならば、自然にやってきた行為だ。
ライカにはついていない。どちらが良いかというのは、撮影のスタイル、あるいは写真家のスタイルの

もっとみる
フォーカスレビュー

フォーカスレビュー

今回はx100fのフォーカスについてレビューしてみたい。
使用してみて、すぐに進化していると感じたポイントはフォーカスの速さだった。
x100sの時もすでに使えるレベルだった記憶があるが、fはおっと少し驚くくらいの食い付く感じがある。
フォーカスの精度もさらに磨きがかかっているようだ。x100sは光学ファインダーを使用して撮影して、後で上がりを見てみると、ピントが来ていないということが多々あった。

もっとみる
デジタルテレコン

デジタルテレコン

f/8 s1/220 iso400 acros (70mm)

x100fにはデジタルテレコンという機能がある。
23mm(換算35mm)のレンズ一体型カメラだが、デジタル処理により50mmと70mmの画角で撮影ができるというもの。
使い方は、初期設定ではピントリングを回すだけだ。
これにより、光学ファインダーで覗いた時に、フレームが50mm、70mmと切り替わる。まるでライカでレンズを交換し、そ

もっとみる
マクロモード

マクロモード

他のx100シリーズでもおなじみのマクロモードは、x100fでも健在だ。
目玉焼きを寄りで撮ってみた。
つまらない被写体かもしれない。そもそも被写体で写真の価値は変わるのだろうか。それらの議論は他へ残しておきたい。

最短で10cm程まで寄れるようだ。マクロの時は、光学ファインダーを使うよりも、背面のディスプレイモードに切り替えて使用した方が良いかもしれない。フレーミングが正確になるから。

いつ

もっとみる
x100fの携行性

x100fの携行性

f/2 s1/320 iso 400 provia

x100fは小さく程よい重さだ。だから

どこへでも持っていける
どこへでも持って行きたくなるカメラだ。
常に携行することの重要さを改めて思い知ったのは、このカメラを持つ前にSigma sd Quattroをテスト使用していたから。
sd Quattroも素晴らしいカメラなので、後ほど記述したい。

しかしサイズ感が一眼レフなので、使用して3か

もっとみる