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EC113/FX15[金融リテラシー/高難度]通貨スワップ協定はどの国にメリットがありますか(2024/5/13updated)
◎要約
通貨スワップ協定は、二国間で通貨の融通を行う契約です。取引に制限のあるソフトカレンシー国にメリットがあります。それらの国は輸出を伸ばすために自国通貨安を望んでいる一方、それが進み過ぎて外貨建て負債が拡大することを避けたいと思っています。通貨スワップ協定を使ってそれを防ぎます。その一方、取引に制限の無いハードカレンシー国に、何らメリットはありません。自国の輸出企業の競争力を低下させるだけです
EC111/FX13[金融リテラシー/高難度]政府の通貨防衛は奏功しますか(2024/5/13updated)
◎要約
通貨の投機は、歴史的に珍しくないありません。投機家はその国の通貨価値が割高と思えば、は、売り仕掛けを行います。その対象になった国は、自国通貨の価値を守ることに迫られます。最終的にその勝負は、その国の経済のファンダメンタルズで決まります。
◎本文
為替市場では、投機家とその為替投機の対象になった国で為替レートを巡る戦いが起きることがあります。投機家は、ある国の通貨が通貨価値がファンダメンタ
EC110/FX12[金融リテラシー/高難度]政府は為替レートをどう管理しますか(2024/5/13updated)
◎要約
国ごとに為替政策は異なります。通貨の通用性を重視している国では、為替レートを基本的に金融市場に任せています。輸出主導による経済成長を目指す国では、通貨安にコントロールしています。外資の受け入れを促進している国では、基軸通貨のドルに為替レートを連動させています。自国経済が脆弱な国では、為替レートを管理することを諦めています。
EC109/FX11[金融リテラシー/高難度]為替レートは生産能力にどう影響を与えますか(2024/5/13updated)
◎要約
企業はあらゆる要素を考慮して、手掛けるモノやサービスの生産拠点を決めます。その意思決定は、極めて重要になります。生産能力を得るには、大きな投資が必要になり、一度、構築すると容易に変更はできません。まさに生産量の限界を決めます。為替レートは、その要素の中で、大きなウェイトを持ちます。企業は、基本的に通貨高の国でも生産能力を抑え、通貨安の国で生産能力を高める誘因を持ちます。通貨安であると輸出条
EC108/FX10[金融リテラシー/高難度]為替レートは総合物価にどう影響しますか(2024/5/12updated)
◎要約
為替レートの変動は、輸入物価を通じて、総合物価に影響を与えます。通貨高であると国内のインフレを抑え、通貨安であるとそれを高めます。基本的に国内の自給率が高く、輸入のウェイトが低いとその影響を受け難く、それが低いとその影響を受け易くなります。また需給ギャップについて通貨安であるとインフレギャップでは国内のインフレが進み易く、デフレギャップであるとそれがが進み難くなります。
EC104/FX6[金融リテラシー/高難度]自国経済を自国通貨建てとドル建てのどちらで評価しますか(2024/5/12updated)
◎要約
自国経済について、自国通貨建てまたはドル建てでの比較が行われます。暮らしの豊かさはその国で稼ぎ、その国に資産を保有し、生活をしていれば、自国通貨により、経済的価値を評価することが妥当です。確かに自国通貨安となると、ドル建てで計算した国内の所得や資産の価値が下がります。しかし米国で暮らしていないため、直接的にそれほど経済的な意味を持ちません。