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「ねえ、お母さん。見て、あの人」 幼い娘が声を震わせ、指さした。 それは性別さえ区別でき…
あんまり汚れてるから とにかく洗ってやることにした。 泥だらけの足。 手なんか血まみれだ。…
昔、小学校で映画の鑑賞会があった。 錦鯉の話で、粗筋は以下の通り。 主人公の少年の家…
恋人の脚に根が生えてきた。 きれいだった彼女のふくらはぎが 今では見る影もない。 「木に…
小学生にとって楽しいはずの夏休みの日々は つまらないラジオ体操から始まるのだった。 朝早…
エリコちゃんがスケッチブックに エリコちゃんの絵を上手にかきました。 クレヨンでかいたエ…
まだ上京したばかりの頃、週に土日の二日間だけ 浅草の遊園地「花やしき」でアルバイトをしていた。 その日は「バスケットボール」の担当だった。 三個のボールをゴールに投げ込むと ゴールした数により賞品がもらえる。 あまり人気のないコーナーだった。 幼い姉妹が近寄ってきた。 「これ、どうやって遊ぶの?」 質問に対して親切に教えてやった。 なにしろ暇なのだ。 「ふーん」 どうやらゲーム券を持っていないらしい。 「いいよ。ただでやらせてあげる」 「ほんと?」 「うん
突然、同居人が叫ぶ。 「ああ、退屈で退屈で退屈で 人殺しでもしなければ脳が腐りそうだ!…
深夜、こっそり家を抜け出た。 中学の同級生数人と待ち合わせ みんなで地元の高原に登った。…
懐かしい人たちがたくさん集まった。 皆なぜか若い。当時のままだ。 眼鏡をかけた青年が笑わ…
国防を担う組織の幹部候補生養成機関に入学。 早速、課題提出の緊急要請があった。 ある機械…
おれがやったんじゃねえ。信じてくれよ。 いや。全然おれがやってねえ、とは言わねえ。 やっ…