橋本倫季(Tomoki Hashimoto)

薬剤師|薬剤師が変われば地域医療は変わる|在宅療養支援認定薬剤師|バイタルサイン講習会…

橋本倫季(Tomoki Hashimoto)

薬剤師|薬剤師が変われば地域医療は変わる|在宅療養支援認定薬剤師|バイタルサイン講習会エヴァンジェリスト|KAKEHASHI・ハザマ薬局|発信はあくまで個人の見解であり所属している組織とは関係ありません

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バイタルサイン講習会 in 久米島

10月8日久米島にてバイタルサイン講習会を行いました。 久米島は那覇空港から飛行機で40分の場所にあり、人口約7000人、サトウキビ畑と美しい海に囲まれた、まだまだ夏の日差しの続くとても素敵な島でした。 島にある調剤薬局は一法人(2店舗のみ)で、今回はたいよう薬局の山城先生にお招きいただきました。 講習会の前日に山城先生のお車で、いろいろな島の名所を巡りながら、島の医療の現状や課題についてお話を伺うことで、講習会当日は久米島のことを自分ごととして臨むことができました。

    • 薬剤師がバイタルサイン採取、フィジカルアセスメントを実施するメリット

      僕自身が臨床の現場に戻るにあたり、改めて整理したいと思います。 もはや大学教育でも導入され、薬剤師が患者さんに触れたり、聴診することは珍しくなくなったのかもしれません。 服薬後のフォローが義務化され、最近ではちらほら個別指導の事例も出てきたようです。 それは別にしても、服薬後のフォローには必須のスキル&マインドです。 前提としてお伝えしておきたいのは、これはミニドクターになるためでもなければ、薬剤師の職域拡大の手段でもないということです。 あくまでも患者さんをよくするため

      • 再始動します!

        発信を再開するにあたり、近況を含め、これまでとこれからについて書きたいと思います。 これまで 学生時代に薬剤師や業界の課題を知り「現状を変えるために、まずは自分が在宅医療における薬剤師のロールモデルになろう」と2016年から薬剤師として7年弱在宅医療を中心に従事しつつ、様々なチャネルで発信活動を行ってきました。 昨年8月に現場を離れましたが、先週から1年ぶりに臨床の現場にも戻り、KAKEHASHIとハザマ薬局のダブルワークという形になっています。 昨年は多い時には1週間

        • なぜ今バイタルサイン講習会をやるのか

          ご無沙汰しております!前回の記事から1年が経つようです。 プライベートでは相変わらずカレーを食べ歩き、お仕事では薬局向けサービスの導入支援や社内の非薬剤師メンバーの現場理解を促進する企画を担当しています。 この1年の間、色々な話題がありましたが、自分の立場が変化したことで、少し客観的に見ることができるようになったなと感じています。 今改めて想うのは、やはり「薬剤師が変われば医療は変わる」のだということです。 みなさんは薬局や薬剤師の未来についてどのように考えてらっしゃるで

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        • バイタルサインの活用方法
          5本
        • 服薬後のフォロー
          7本
        • 地域連携(薬薬連携)
          10本
        • 「対物から対人へ」
          10本
        • 処方提案
          9本
        • コミュニケーションのコツ
          2本

        記事

          KAKEHASHIに入社しました!

          諸事情で、前回の退職エントリから期間が空いてしまいましたが、やっと入社エントリを・・! 新卒から先月末までの6年間、ハザマ薬局で働いていました。 “薬局が変われば地域医療が変わる“ということを、自分自身で体現し世の中に広げたいと想い、色々と挑戦させていただきました。 6年間で実感した、薬学で患者さんや地域がよくなるという手ごたえは、想像以上でした。 薬剤師に時間や気力が十分にあり、薬学が患者さんに届けば医療は変わることがわかりました。 つまり、薬学や薬剤師が足りないわ

          KAKEHASHIに入社しました!

          スリランカカレーと退職のこと

          さて、1ヶ月間の有給も今日で終わりです。食べまくり、太りまくりでリフレッシュしました。 大阪で1番うまいスリランカカレーは、ヌワラカデに決まりました。(確信) 実は、本日付でハザマ薬局を退職します。 今の気持ちを、少しまとめて、そしてこれまでお世話になった皆さんへのお礼を述べたいと思います。 以前も書いたように、学生時代は2留したりとダメダメでした。6年生の春にハザマ薬局と出会い、“薬学で患者さんが良くなる“ことを目の当たりにしたのがターニングポイントでした。 まずは、

          スリランカカレーと退職のこと

          服薬情報等提供料3の新設に至るまでの話

          4年前にひとりで入退院時の連携を始めてから、社内に浸透させ、そして算定要件として新設(僕の手柄ではないですが)されるまでのストーリーと、新しいことにチャレンジし、そして拡げる時のポイントについて書きます。 2018.6 課題の発見、入院時サマリーの送付を開始 薬剤師として3年目になり、医師への提案も通るようになってきたので、「やれてるわ〜服薬後のフォローできるわ〜」と勘違いしちゃってた頃です。 そんな折に転機となる出来事が起こりました。 それは、処方意図不明のまま継続し

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          服薬情報等提供料3の新設に至るまでの話

          薬剤師に必要なたった2つの技能

          あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。 昨年10月に異動があり、同時に担当患者さんも変わりました。 担当者変更は処方見直しのチャンス!ということで、主に減薬を進めています。 先日、採用基準(伊賀泰代著)を読んでいたら、その内の一例とも重なり、自分なりに気づきがありましたので書いてみます。 あるご高齢の患者さんのトコフェロールカプセルに漫然投与の疑いを抱きました。 そこでまず、既往歴や採血値やバイタル、症状から高血圧症と脂質異常症は除外しま

          薬剤師に必要なたった2つの技能

          Twitterで成果を出す方法 初級〜中級

          2020年の3月からTwitterのアカウントを開設して、いろいろ試行錯誤しつつ、成果につながってきたのでまとめてみました。 ・講演やセミナーの依頼 3件 ・執筆の依頼 2件 ・学生さんの会社見学 8件 (見学に関しては、2021年10月より解禁し、9件の申込のうち8件がTwitter経由でした) ・リアルで交流できる素敵なたくさんのお友達 プライスレス これからTwitterを始める方や、始めてみたけどひとつも成果に繋がらないという方に向けの内容です。 以下の5つの章

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          Twitterで成果を出す方法 初級〜中級

          みんながびっくりするような音を出したい

          僕の大好きな音楽のジャンルにロックンロールがあります。 元々は奴隷階級の黒人たちがギター1本で歌っていたブルースを白人が発見して、ダンサブルにしたのがリズム&ブルース、さらに激しくしたのがロックンロールらしいです。 色々と枝分かれはしているものの、こうして源流がしっかりある、伝統芸能であるというのが僕のロックンロール史観です。 ローリングストーンズやビートルズの初期のアルバムがほぼブルースのカバーですよね。 僕の音楽の原体験は2000年代に勃興した「ガレージロック・リバイバ

          みんながびっくりするような音を出したい

          薬剤部長さんが薬局にいらっしゃった話

          入院時の病院薬剤部への薬剤情報提供サマリーの送付は、次薬薬連携を進めるきっかけになる!というお話です。 薬薬連携というアイデア自体は、それこそ大学の教科書に載っていたくらい、当たり前です。 しかしながら、現場ではほとんど実現されていません。 その原因は、アイデアを行動に移すきっかけがなかったのがひとつの大きな要因だと思います。 薬剤情報提供サマリーは、病院と薬局の薬剤師が同じ患者さんをみるという状況をつくり、そこでそれぞれの抱えている課題をテーブルに並べて、対話をする。そ

          薬剤部長さんが薬局にいらっしゃった話

          薬薬連携を進めるきっかけとは

          薬剤情報提供サマリーを用いた入退院時の薬薬連携に取り組み始めてから4年程が経ち、今では社内の新人でも書けるほどに浸透しました。また、ありがたいことに色んなセミナーや講演でお話しさせていただく機会も多くなりました。 この取り組みは、これまで全然進まなかった薬薬連携を進める最大のきっかけを与えるものだと考えています。 そもそもなぜ、これまで薬薬連携が進まなかったのでしょうか。 僕自身、大学では当たり前のように薬薬連携や地域連携について習いました。 しかし、現場に出てみると、

          薬薬連携を進めるきっかけとは

          薬剤師のタスク管理術

          今日は僕がしているタスク管理の方法を紹介します。 カレンダーアプリやメッセンジャーをまだ活用できてない方のためにはなりますが、総じて低レベルな内容なのでご注意下さい。 タスク管理を意識し始めたのは、担当患者数が100人を超えて、色々な社内委員会に呼んでいただくようになってからです。日々のルーチン化した作業や予定されているタスクをすべてアプリで管理し始めました。 対物から対人へシフトする、新しいことにチャレンジするためには、既にやり方が確立されていることを機械に任せていく事

          薬剤師のタスク管理術

          非薬剤師との新たな協働の形

          今年1月〜2月にかけて店舗で外来顧客体験向上キャンペーンを行った話です。 どなたかの何かのお役に立てば・・。 
 昨年末に、店舗で「外来における顧客体験を向上させること」を目的としたチームを立ち上げました。メンバーは薬局パートナーのおくださん、3年目薬剤師と僕、そしてアドバイザーとしてパートの先輩薬剤師にも参加していただきました。
 企画概要目的:外来における顧客体験を向上させる 方法:来局から薬を渡すまでの接遇を改善する 手段:薬局パートナーによるお会計、お見送り時のお声

          非薬剤師との新たな協働の形

          薬局でSlackを導入したら良かった話

          今日は、Slackを薬局で導入してみたらとても良かったというお話です。 あくまで無料プランのライトユーザー目線ですので、もう使っているよという方のお役には立ちません。 昨年、いろいろと仕事を任せてもらえるようになってきたことで、現状のメールソフトやメッセンジャーでは大変になってきたのをきっかけに、店舗や採用チームに導入をしました。 それまでは、LINEとDr.JOYとGmailを使用していました。 Slackの好きなところを3つ挙げると 1)必要な通知しかこない 2)話

          薬局でSlackを導入したら良かった話

          薬剤情報提供サマリー よくあるQ&A ①

          薬剤情報提供サマリーを用いた入退院時連携について、過去のセミナーや社内でよくあるQ&Aをご紹介します。 (サマリーについてはこちら) Q.医療機関が必要としている情報、薬局から提供したい情報のすりあわせは行っていますか? A.事前の摺り合わせはしていません。 退院時に病院薬剤部から返信があった場合は、後日訪問し、今回の内容について改善点をお聞きするようにしています。 事前の摺り合わせが出来れば良いと思うのですが、何も起こっていない状態で病院側と対話しようとしてもなかな

          薬剤情報提供サマリー よくあるQ&A ①