『時流』をとりこめ!/前野智純

中小企業M&Aとマーケティングコンサルで、経営者に「幸せな出口」を提供するのが…

『時流』をとりこめ!/前野智純

中小企業M&Aとマーケティングコンサルで、経営者に「幸せな出口」を提供するのがミッションです。M&Aに関しては、主にコーポレートサイト(https://maeno.co.jp/blog/)で書いています。

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私の『プロ領域』について

これまで私が何をやってきたかは、下記の記事で書きましたので繰り返しませんが、今日は、今現在何をやっていて、どういう悩みや課題なら解決のお手伝いができるのかを、少し整理してみようと思います。 ①EC(ネット通販)のプロデュース/収益化支援私はこれまで、1,000以上のWebサイトをプロデュースしてきました(もはや正確に数えていません)。97年からWebに関わった仕事をしているので、まあそれくらいにはなりますよね。この本の説明には500を超えるサイトって書いてますが、2005年

    • M&A記事を別アカウントにまとめていきます

      先日、「知見の体系化について」として、まず手始めとして、M&Aに関する別アカウントを作成しました。これまで書いたもののリライトも含めて、ここに体系立てて書いていきます。 「わらしべM&A」というと、サクッと軽い感じがしますが、内容はそんなに軽くありません。ただ、もっと身近にスモールサイズのM&Aを広げたいとの思いから、そのようなタイトルにしました。 また、それぞれシリーズにまとめてKindle出版もしていこうと思っています。ぜひフォローをお願いします。

      • 知見の体系化について

        このところ、あるM&A案件に集中する時期が続いたので、更新をストップしていました。少しハードな案件でしたが、私が思う理想の出口に無事着地することが出来ました。 ここでも少し触れていますが、私は元々新聞記者で、起業後20年間、Web系の会社を経営しました。その間、ECの会社や日本製品の販売をサポートする海外法人を別に立ち上げるなど、M&Aコンサルタントとしては少し異色とも言える経歴です。 最近は、自分が4年前に承継した事業(家業)を、同業者に売却もしました(2021年12月

        • そもそも基本給ってベーシックインカムじゃね?

          もうタイトルの2行だけで、すべてを語っている感があるのですが、基本給ってのはどんな社員にも毎月支払われるもので、そこに成果は問われない。ある意味ベーシックインカムです。 もちろん、成果が極端に悪い状態が続くと解雇の対象にもなるでしょうけれど、そのような状態でもなかなか簡単に解雇できないのが、今の行き過ぎた労働者保護社会で。人によっては、それを逆手にとって「がんばったら損」とばかりの勤務態度をするブラック社員もいるようです。恐らく、社員にとってのブラック企業と同じレベルで、企

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        • M&A/事業継承
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          20本
        • 自社商品開発
          12本
        • 越境販売
          3本

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          『ワークライフバランス』が気になるのは、物事の端っこにいるからだ

          ワークライフバランスってよく言いますよね。仕事とプライベートの時間をバランスよく分配するって感じだと思うのですが、『自分はバランス取れている』と自信を持って言える人は、果たしてどれくらいいるでしょうか? 経営者の場合私の友人関係は、経営者が大半です。規模の違いこそあれど、みんな責任ある立場にいて、何より仕事が好きな連中ばかりです。そんな友人達の中で、ワークとライフのバランスが取れている人は、少なくとも私は知りません。 別に毎日会社に夜中までとか、そんなわけではないですよ。

          『ワークライフバランス』が気になるのは、物事の端っこにいるからだ

          経営のヒリヒリ感について

          ここでも書きましたが、私は元プロボクサーです。といっても、17歳のときにライセンスを取っただけなのですが、当時(15~20歳くらい)は本気で打ち込んでいて、寝ても覚めてもボクシングのことばかり考えていた、、、というと相当ストイックな感じですが、まあ生活のすべてはボクシングのために設計されていたのは間違いありません。 すべてがボクシング優先で、アルバイトもトレーニングがてらの新聞配達(一石二鳥、でも天候次第で相当ハード)と、日曜日の果物屋さんくらい。そんな毎日でした。 今も

          経営のヒリヒリ感について

          いい経営者が持つ、健全な危機感と『幸せな出口』

          過去の記事で、『ベンチャー企業は5年後15%、10年後6.3%、20年後は0.3%しか生き残らない』と書きました。これは巷間よく言われることではありますが、実際、社会で働いていてそんな実感がないのも事実です。 エビデンス思考とエピソード思考創業50周年とか、100周年とかよく聞くし、自分の会社も設立年度を調べたら、すでに30年くらいになるよ、とか。「そうじゃない事例」は周りにたくさんありますよね。 まあ、この場合はそれもそのはず、周りを見渡して目に入る会社は、生き残ってい

          いい経営者が持つ、健全な危機感と『幸せな出口』

          自分の商品を売りたいか、顧客の役に立ちたいか

          朝日新聞が「夏の甲子園」に支援を求めたクラウドファンディングが絶不調だったというニュース。最終的に、1億円目標に対して約1,300万円と、13%の達成率というのが、いろんな意味で非常に象徴的な出来事でした。 1,300万円も集めたとはいえ、目標に対しては大きく下回ったことで、端的に言えば「失敗」した企画と言えます。失敗こそ学ぶ価値がある、ということで、その失敗要因を6つ考えてみました。 1.社説でオリンピック中止を求めた朝日新聞が、甲子園はやるのかという批判。 これは1

          自分の商品を売りたいか、顧客の役に立ちたいか

          失敗法則①『愛情と私物化は紙一重』

          先日、成功や失敗の法則について書きました。人は、成功すると後付けでもっともらしい理由を創作するものですが、成功要因なんて『偶々(たまたま)』でしかありません。本棚にある成功法則本は、ブックオフかメルカリ行きで構いません。 『賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ』と、ドイツの鉄血宰相ビスマルクは言ったそうですが、失敗の歴史(他人の失敗)、失敗の経験(自分の失敗)からしか、人は学べないのだと思います。 なので、少しでも参考になればと、私が見聞きした、あるいは私自身の失敗経験

          失敗法則①『愛情と私物化は紙一重』

          成功法則?たまたまです。

          勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし 故野村監督の言葉として知られていますが、元は江戸時代後期の平戸藩主、松浦静山の言葉だそうです。 今日はこの言葉について少し考えてみました。 本屋に行けば「成功法則」の類が巷に溢れていますが、それを実践して、果たしてどれくらいの人が「成功」するでしょうか? 恐らく、その手の本やセミナーを見て、実践してみるのは1割くらいでしょう。実際に行動する人は、大体それくらいか、それ以下の確率です。 そして、継続する人はその10分の1

          成功法則?たまたまです。

          コンサルがコンサルを使う理由

          私はECやM&Aのコンサルティング(アドバイザー)をしていますが、一方で、私自身、今もコンサルティングを受けています。 これまでも、新規事業に参入する時は特に、必ずその専門のコンサルタントに依頼して見てもらってました。Webコンサルの時も、海外販売の時も。 新規参入のタイミング元々、私が会社の事業としてWebコンサルティングを始めたのは、2006年くらいだったと思います。もう15年も前ですね。当時は、2冊目の本(サイト集客のツボ)を出した後くらいのタイミングで、ぶっちゃけ

          コンサルがコンサルを使う理由

          『個人保証』の大きすぎるデメリット

          前回の記事「企業の生産性とM&A」の続きです。 いきなり大きな話ですが、私は日本経済の新陳代謝を阻む最大の要因は、実は個人保証にあるのではないかと思っています。 これは多くの識者も以前から指摘していることですが、前出の竹中氏のYouTubeでも強調されていますね。 会社で銀行などから借り入れをしている人は、当然のようにこの個人保証をしていると思います。銀行も、当然のようにそれを求めてきます。 でも、それって日本独特の風習とも言われます。そして、法人格の最大の特徴であり

          『個人保証』の大きすぎるデメリット

          企業の生産性とM&A

          先日書いた中小企業淘汰の記事ですが、その後、竹中平蔵氏のYouTubeで同じことを言ってるのを発見しました。 補助金ハンターと、それに群がる業者この竹中氏のYouTubeで完全同意するのは『中小企業は無駄な補助金が多すぎる』ということ。 特に地方に行くと、もしかして四六時中補助金情報をチェックしてんの?と思えるほど、やたら詳しい補助金ハンターが多いんですよ。そして、申請できそうなものは、商工会議所などを通して軒並み申請。なので、行政の担当者とはすでに顔馴染み。そんな会社も

          『再編という名の淘汰』を生き残れ

          世の中の企業の大半は、いわゆる中小企業です。その割合は99%以上。そして、全労働者のうち中小企業で働く人は全体の70%以上と言われます。 その中で、年商1億未満の零細企業が全体の80%、3億未満が90%。つまり、3億超えるともう上位10%の企業です。 そして、少し前の国税庁の調査によると、中小企業の70%が赤字。黒字の中でも、銀行への体裁のために無理やり黒字に化粧しているところもあり、逆に黒字を赤字にしているケースもあるでしょうから、正確には不明ですが。 まあ、ほとんど

          『再編という名の淘汰』を生き残れ

          期待値を超える

          「期待通り」では満足しないずいぶん以前ですが、ITメディアにこんな記事を書きました。 顧客満足とは、期待以上の驚きを与えること https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0906/17/news027_3.html もう10年以上経っているので、オイシックスに関する情報は古すぎますが、顧客満足という人間心理に関しては変わることはありません。ユーザーに満足してもらうためには、 期待値以上の驚きを与えることそれに尽きます。

          キラーコンテンツのつくり方①

          会社にはキラーコンテンツが必要だと言っても、実際は言うほど簡単なものではありません。簡単だったら世の中キラーコンテンツだらけで、逆にキラーではなくなってしまいます。 難しいから取り組む価値がある。半年間、キラー商品を作ることに専念すれば、きっと何か特別なものができる。少なくとも、足がかりは掴めるはずです。 では、キラーコンテンツを作るにはどうすればいいか。私なりに考えたものを書いていきます。モノを売るECサイトを前提とします。 オンリーワンよりナンバーワン自社商品のこと

          キラーコンテンツのつくり方①